3.14

3.14といえば真っ先に浮かぶのが円周率である。ホワイトデーとかいわれても知らない。パイでもプレゼントすればしゃれているかな。

昨年から、小学校では円周率を「3」で計算するようになったという。味気ない話だ。円周率は割り切れないところがなんともいえず魅力なのに。

ちなみに今年の東京大学前期入試問題にこんなのが出題されたようだ。円周率は「3」じゃないよってことか。

円周率が3.05より大きいことを証明せよ

それはさておき、今時の小学生にとっては、小数点二桁の掛け算は難しすぎるらしい。どうしても「3.14」で計算したい時は電卓を使えという。小学校の授業で電卓を使用するのが当たり前になっているとは驚きだ。たしかに効率という点では、電卓を用いるのが現実的だし、小さい頃から電卓の使用法を身につけるのも無駄ではないだろう。しかし、それ以前に、こういった計算を日常的に繰り返すことによって脳を開発・活性化することのほうが、小学生という時期には必要なことではないだろうか。数字に親しむというのはそういうことだと思うが。

これは「ゆとり教育」の一環らしいが、計算の代りに電卓で生まれたゆとりで、どれだけ実時間を得するというのだろう。将来を思うとむしろすごく損している気がするのはとうちゃんだけだろうか。いっそのこと円周率50桁くらい暗記することに時間を費やしたほうが「ゆとり教育」だと思ったりもする。

今のところ、いおぴーは小学校へなど通わせるつもりはないので、そもそも円周率を習うかどうか疑問だが、もしとうちゃんが教えるとしたら、ちゃんと円周率は3.14で、電卓など使わず自力で計算させるだろう。もっとも、その前にソロバンを教えるつもりだから、3桁の掛け算くらい暗算でできちゃうだろうけど。

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