パンを焼く

バンコクから一時帰国しているおおむが遊びに来るというので、いおぴーは朝から浮き足立っている。早く遊びたくてたまらない。昼過ぎに来るといってるのに、朝早くから「もっと早く来ていいよってメール出したい」とか言ってる。午後1時ごろ最寄の駅に着いたと電話があり、いおぴーは迎えに行くと飛び出していった。が、いおぴーはおおむの顔を憶えていなくて、むこうに見つけてもらった。

おおむがおみやげに冷凍パンと冷凍パン生地をもってきてくれた。それをあてにして昼ごはんを食べていなかったのだが、パン生地は室温での解凍に2時間かかり、さらにその後二次発酵に30分。はらぺこだ。

発酵して膨らんだパン生地をオーブンで約20分焼く。焼きたてのパンは本当に美味しい。中はしっとりフワフワで表面はサクッとしている。バターロールとくるみ発芽玄米パンを3個ずつ焼いたのだが、いおぴーと二人であっという間に食べてしまったので、今度は冷凍パンを焼いた。こちらは解凍に20分、オーブンで約5分とお手軽。

いおぴーは昨日からパンを焼くのを楽しみにしていたのだが、いざおおむが来たらパンなどそっちのけでひたすらおおむと遊ぶことに全力を傾けていた。うちにあるすべてのおもちゃをおおむに紹介し、ひととおり遊ばないとすまない勢い。あやとり、なわとび、アルゴ、帽子とりゲーム、お絵かき、お店ごっこ……。付き合わされたおおむには同情するが、おかげでとうちゃんは楽チンだった。