塔の岳

塔の岳に登ってきた。毎年恒例の丹沢表尾根縦走。ヤビツ峠から二の塔、三の塔、烏尾山、行者岳、新大日を経て塔の岳山頂(標高1491メートル)へ、そして帰りは一気に標高差1200メートルを大倉まで下る全長約15キロのコース。

朝6時40分に自宅を出て、電車を乗り継ぎ、小田急線秦野駅に8時10分着。すでにバス停には登山客の長蛇の列。混雑を避けようと、休校日を利用してあえて平日にしたのだが、臨時バスがない分、むしろ週末より混んでいるかも。電車も通勤ラッシュで座れなかったので、平日にした意味はあまりなかった。しかし、天気は快晴で気温も20度と寒くないので、今日にしたのは当たりだった。

30分近く満員のバスに揺られ、登山口のヤビツ峠に到着。トイレを済ませ、さっそく出発。9時ジャストスタート。初めて登った一昨年はスタートで道に迷って散々だったが、3度目ともなるといおも道を覚えて、余裕綽々。昨年は観光案内の標準タイムを切る速さでゴールできたので、今年はさらにタイムを短縮できるかと期待したが、前日までの雨で道がぬかるんでいたり水溜りがあったりと思うように歩けず、また、いおは学校でちょうど植物学を学んでいるので、道端にコケや地衣類を発見するたびにいちいち観察モードに入り(文字通りの道草だ)、かなりゆっくりペースの出足。

昨年より約20分遅れで三の塔へ到着。秋空はどこまでも澄み渡り、富士山から相模湾まで一望できる最高の眺め。こんなに晴れたのは3年目で初めてだ。ここからはペースを上げ(いおもコケに飽きてきた)、烏尾山→行者岳→新大日は昨年を上回る速さで進んだ。いおの成長ぶりに感心。行者岳の鎖場も今年はリュックを背負ったまま自力で降りることができた。

新大日でおにぎりを食べ、少々休憩をとったが、あとは一気に塔の岳山頂まで登る。新大日からは昨年40分のところ、今年は36分で到着。山頂の山小屋で今年も記念のバッヂを購入。去年は300円だったのに、400円に値上がりしていた。

帰りはただひたすら坂や階段を下るだけの単調なこともあり、疲れも溜まってきて、上りに比べ、ただでさえ楽しさ半減なのだが、いおは途中でお腹が痛くなり、さらに不機嫌に。速度も大幅にペースダウン。来年はもう登らないとか言っている。なだめすかしながら休み休みゆっくり歩いていったが、途中トイレに寄ったらすっかり腹痛は治まったらしく、けろりとして歩き始めた。どうやらあまりきれいでないトイレ(しかも有料50円)に入るのが嫌で、我慢しすぎたのが腹痛の原因だったようだ。

5時丁度に大倉バス停着。なんだかんだで下りは昨年より1時間近くかかってしまったが、なんとか日が暮れる前には下山することができひと安心。なにしろ一昨年は途中で真っ暗になってしまい、遭難しそうになったから。

ふたりとも足ガクガクになりながら、夜7時帰宅。とうちゃん明日から筋肉痛間違いなし。

3年分の写真を並べてみた。成長ぶりがあからさまで笑える。

コメント

  1. shoko より:

    今年も、お疲れさまでしたー。
    山登り日和の良いお天気でしたね。
    写真は、みてたらなんだか泣けてきましたよ。てへ。

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