2002年1月12日
タイタニックの思い出
「タイタニック」を観た。今日は仕事を早めに切り上げ、9時前に帰ってきたので時間がたっぷりあるような気がして、久しぶりにDVDでも観ることに決め、棚をざっと眺めるとこのタイタニックが目に付いた。タイタニックと聞くとタイを思い出すとうちゃん。別に駄洒落でも何でもなく、この映画、4年前の公開時にshokoと二人で(正確には友人のともこさんも一緒だったが)バンコクで観たのだ。大晦日の夜、劇場はエンポリウムだったかな。当時はまだあれほどの大ブームになるとは知る由も無く、ただジェイムズ・キャメロンのスペクタクル超大作と思って観に行ったのだが、タイ語字幕なのでせりふが十分に解からないのを差し引いても、とても楽しめた。ただ巷で言われるようなロマンティックな純愛ものという部分は全然印象に残っておらず、帰りの夜道を歩きながらshokoと「パニック物のカテゴリに分類され得るか」などと議論したことを憶えている。いおぴーが生まれる2年も前の話だ。
何しろ長いので、シーンを飛ばしながらつまみ観しようとおもったのだが、観始めたらどっぷり3時間以上観てしまった。改めて面白いと思った。こんなに面白い映画だっけ?と言うくらい。しかしその感想は、鑑賞後にshokoと語り合ったことの充実感とワンセットのような気がする。世間では賛否両論のこの映画だが、これをつまらないとか、安っぽいドラマが鼻につくとか言う人は、きっと観た時に良い思い出が無かったのだろうと想像したりする。とうちゃんも孤独な日常の中で初めてこの映画を観たとしたら、最低の映画と吐き捨て、二度と観なかったかもしれないな。そういう意味で踏み絵的な映画ではある。
映画だろうと書物だろうと絵画だろうと、楽しめるか否かは自分自身の感情の充実度、安定度にかかっていると思った。ということは、いつも感情は充実していないと、損。
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