2002年3月20日
おはなしで寝んね
昨夜はshokoがいおぴーを置いて飲みに出かけてしまったため、とうちゃんがいおぴーを寝かしつけることに。いおぴーは「おかあさんは?」としきりに聞いてくる。「おかあさんはシュミちゃんとご飯食べてるから、先にとうちゃんと寝てようね」と、嫌がるいおぴーを抱っこしてベッドまで連れて行く。しばらくむずかっていたが、「とうちゃんのお話聞きながら寝る?」と言うと、意外におとなしく「うん」とうなずく。なぜ絵本でなくお話かというと、絵本だと絶対に一冊で終わらず、取り替えるためにいちいち起き上がるのが面倒だから。明かりを消し、寝ながら適当に話し始めるとうちゃん。主人公はいおぴーさんだ。
「ある日いおちゃんが森の一本道を歩いていると、向こうからアリさんがやって来ました。いおちゃんはコンニチハとあいさつしました」
てな具合に、猫、犬、狐、狸、熊などが次々に現れ、あいさつをする。いおぴーはいちいち「いぬこわくない」とか「くまこわい」とか眠そうな声でコメントしている。さすがにとうちゃん自身この展開に飽きてきたので、ちょっと変化を持たせることにする。「象さんがお腹が痛いと泣いています。いおちゃんは、お母さんから預かったお薬をリュックからとりだして、象さんにポンと飲ませてあげました。象さんはお腹が治って大喜び。お礼にバナナをくれました」
いおぴー満足そうだ。しかし、まだまだ眠る気配がない。間があくと「おかあさんは?」と言い出すので、さえぎるように話を続ける。この後いおぴーはオオカミに食べられそうになった友達を助けるために、オオカミを息で吹き飛ばしたり、山賊の小屋に忍び込んでこっそりご飯を食べたり、鯨に飲み込まれてしまうが、お腹の中をコチョコチョして潮吹き穴から飛び出したりと、波乱万丈の冒険を繰り広げることとなる。30分以上思いつきだけで話し続け、父ちゃん喉が嗄れてきた頃、ようやくいおぴーが眠りについた。おっぱい無しで泣かずにいおぴーを寝かした満足感とともに、とうちゃんもそのまま眠ってしまう。
今朝、目を覚ましたいおぴーさん、開口一番「今、いおちゃんバナナ食べた」。どうやら夢を見たらしい。それは象さんにもらったバナナかな。
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