平成11年11月11日生まれ(11歳になりました!)の我が娘を語る親ばかサイトです。

子育てを通して父と母が思ったことや学んだことなどをちょっとずつ紹介していきます。

2002年9月アーカイブ

2002年9月 1日(日)

田舎暮らし

shokoといおぴーが蓼科から帰ってきた。shokoは籠を編んだり、福井の合宿で作った積み木を磨いたり、自然の中でゆったり過ごし、ますます田舎暮らしへの憧れを強めたようだ。田舎へ引っ越そうかと言ったら、仕事さえあればねぇと言う。もっともだ。

本日のDVD鑑賞

  • 千と千尋の神隠し

観たい観たいとさんざんせがんだいおぴーだったが、shokoが買い物に行っている間、予告編集を観ていたら、あまりにも薄気味悪いシーンばっかりだったせいか、「これ、きらい。もう観ない」と言い出した。面白いのもいっぱい出てくるよとなだめすかして観始めたが、いおぴーが気になって集中できない。時々悲鳴を上げていたのでやっぱり怖かったようだ。いおぴーには早すぎたか。

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2002年9月 2日(月)

ライバル

もう2週間ほど前になると思うが、いおぴーさんが夕食のオムスビをちっとも食べようとせず「オムスビ嫌い」とか「もう結構です」とかぐだぐだ言っていたので、とうちゃん自分でもなんでそんなこと言ったのか今もって解からないのだが「こっぷ君は、ぱくぱくってオムスビ3個も食べちゃうんだよ」と言ってみた。そしたら、いおぴーさん急に、はっ、とした顔になってパクパクパクっとお結びを食べた。負けじ魂に火がついたのか。こっぷ君が誰だか分かってるかすら定かではないが、とにかく、ありがたい「こっぷ君」効果だった。

そして今朝、今日は奥多摩に出かけるので、shokoが「早く食べないと電車来ちゃうよ」と急かしたところ、「こっぷ君に負けないよ!」と唐突に言い放ち、やおらムシャムシャとパンをほおばるいおぴーさん。一瞬何を言ってるのかと思ったが、いつの間にかいおぴーの中では、「早く食べる」イコール「こっぷ君がライバル」の図式が出来上がっているらしい。

2002年9月 3日(火)

腹ペコ更新

会社から帰ったら、まだ7時半だというのにshokoといおぴーは寝る体制に入っており、shokoはとうちゃんが帰ってきたせいでいおぴーが起きたとなじった上に、足を踏めだの飯買って来いだのと身勝手放題。知るか。足はちょっと踏んでやるが、飯など買いに行ってやるものか。ハンガーストライキなのだ。

空腹をこらえて、イオ日記の更新。新しいスタイルを追加してみた。背景用の絵を書くが、なかなか上手いこと書けない。ダメだ、腹ペコで死にそうだ。しかたがない、なんか買ってこよう…。

2002年9月 4日(水)

くまのプーさん

shokoが頼まれてきたウェブサイト設計の打ち合わせをすることになり、新宿南口の中華料理店で待ち合わせ。shokoはいおぴーを保育園に迎えに行き、そのまま連れてきていた。とうちゃんが店に着いたときはshokoとHさんですでに打ち合わせをしていたのだが、いおぴーがしきりに「あのさー」と大きな声で話しかけるので、思うように話が進まない様子。いおぴーさんは頭越しに大人だけで話をされるのが気に入らないのだ。

そこで、とうちゃんは気を利かせ、いおぴーを連れ出すことにした。今朝いおぴーが東京三菱の銀行カードの「ダンボ」の絵を見て「ダンボの映画買いたい」と言っていたので、近くのビックカメラへDVDを買いに行く。

店に着くと、いきなりいおぴーはデモでかかっている「千と千尋~」に見入ってしまう。時々「これうちにもあるよね~」とか「これちょっとこわいけど、いっぱい面白い!」とか言っている。ああ、やっぱりおもしろかったんだ。良かった。

で、とうちゃんが「ダンボ」を差し出し、「これ買って行こう」と言うと、いおぴーは「どれ、ちょっと見せて」と言ってパッケージをじっくり見ている。そしてパッケージの裏に意地悪そうなカラスの絵を見つけ、「これいやだ、買わない」と言う。いおぴーはちょっとでも怖い絵がついていたりすると、もうそれは嫌なのだ。違うの買うと言って、自分で他のソフトを物色しているので、いおぴーに好きなのを選ばせることにした。

途中、「バーバパパ」にも心を動かしたが結局、いおぴーさんが選んだのは「くまのプーさん」。そういえば先日、通りかかったゲームセンターの前でクレーンゲームをしている人がいて、いおぴーがあまりにもじっと見つめているので、ゲットしたプーさんのぬいぐるみをいおぴーにくれたのだった。それ以来、いおぴーの中ではプーさんがプチ・マイブームらしい。

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5 ハニーハントが好きな方は必見!
5 プーさんの魅力にふれる!

2002年9月 5日(木)

筋膜療法

とうちゃん、最近ずっと肘の痛みに悩まされている。腱鞘炎をほったらかしにしといたのが肘に来たのではないかと思っている。何とかしたいのだが、今更去年通っていた治療院へ行くのも何となく憚られるし、ホメオパシーもいまいちヒットしないようだし。

今ちょっと気になっているのが、筋膜療法というやつ。ちょっとサイトは怪しげだが。赤ちゃん交流会の時、助産婦の麻由美さんに教えてもらったのだが、なんか良さそう。で、shokoに予約しておくよう頼んでいるのだが、今日も「そんな暇なかった」と、まだ予約してもらえていない。自分でしてもいいのだが、shokoが筋膜療法を習いたいような話をしていたので、shokoに任せているのだ。いつ行けるのかなー。

2002年9月 6日(金)

耳掃除

いおぴー保育園を休んで耳鼻科に行った。耳掃除のためである。shokoによれば、耳垢にかけては定評のあるとうちゃんのそれをも凌ぐ大物が2個も取れたそうだ。行った甲斐があったというものだ。これでいおぴーの聞き分けが良くなってくれれば申し分ないのだが、おそらく耳の塞がり具合とは無関係であろう。

プリシラ

shokoに買い物のついでにDVDを買ってきてもらった。

  • プリシラ
  • ベティーブルー

早速プリシラを観る。プリシラはshokoのプロフィールにも書いてあるとおり、shokoの大のお気に入り映画だ。今までは輸入版DVDで観ていたのだが、今回画質音質ともに良くなって国内版が出たのだ。特に音楽は重要(往年のヒット曲が懐かしくツボにはまる)なので日本語字幕で訳詞もついていて非常に嬉しい。あまり日本語字幕が無くても困る映画ではなかったが、やはり字幕付きだとセリフに過度に集中する必要がないため画面の隅々に目が行き、同じ映画を観ていてもぐっと情報量が増えた気がする。

この映画も暇さえあれば観てしまいそうな予感。

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5 元気が出ます、必ず
5 子供のころから探していた映画

2002年9月 7日(土)

はっかパイプ

shokoは朝から学校に出かけ、とうちゃんといおぴーは、昼からおばあちゃんの家に出かけた。昼ごはんをご馳走になり、食べ過ぎて苦しいとうちゃんが昼寝をしている間に、おばあちゃんといおぴーは近所の縁日に出かけたらしい。そういえば太鼓の音が聞こえていたような。

いおぴーはかあちゃんへのお土産として、キティちゃんのはっかパイプを買ってもらってきた。おばあちゃんによれば、shokoは小さい頃からはっかパイプが大好きで、縁日では必ず買っていたそうだ。確かに、数年前とうちゃんと代々木八幡の縁日に出かけた時も、いい年してはっかパイプを買っていたっけ。とうちゃんは縁日って言ったら銀玉鉄砲だな、やっぱり。

2002年9月 8日(日)

善福寺川緑地

今日もshokoは学校。とうちゃんはいおぴーにせがまれて渋々お出かけ。公園へ行くと言うのだが、自転車はイヤで、歩いて、しかも自分の道案内で行くというのだ。「はいはい」と、とうちゃんはベビーカーに荷物を積んでいおぴーの後を黙ってついて行く。最初は意気揚々と、「こっちよ」とか「あ、ここまっすぐね」とか言いながら歩いていたが、だんだん不安になってきたのか「おとうさん、道ちょっとわかる?」と聞いたりするのがおかしい。グネグネと歩いた末、青梅街道に出てしまい、どうにも公園へはたどり着きそうに無いので、とうちゃん助け舟を出し、「図書館へ行こうか」と言うと、いおぴー「うん、図書館行こう!」と元気を取り戻す。

図書館で小一時間絵本や子供向け雑誌を読んだりして過ごし、地下の喫茶店でスコーンを食べて、あらためて公園を目指し出発。この時点でいおぴーはもう歩く気をなくし、さっさとベビーカーに乗る。図書館からは大田黒公園が近いはずなので、そこが目標だったのだが、適当に歩いていたら道に迷い、ずいぶん遠くまで歩いてしまった。

結局30分以上歩いて、たどり着いたところは大田黒公園ではなく善福寺川緑地だった。ここは善福寺川沿いが広範囲に緑地になっていて遊具のある公園が点在している。とうちゃんといおぴーはロケット型すべり台のある公園でしばらく遊ぶことにした。いおぴーは垂直の梯子で結ばれた4層構造のロケットの最上層まで自力で登っていった。降りる時も最初は怖がってとうちゃんを呼んだものの、とうちゃんの指示を聞いて、ちゃんと後ろ向きに梯子を自分で降りることができた。ずいぶんタフになったものだ。5歳くらいの女の子が一番上は怖くて登れないと言っているのを聞いて、「いおちゃんはのぼれるねー」と自慢げに言っていた。

公園に来ている子供の多くが自転車に乗っていて、いおぴーも自転車に乗りたがり、「いおちゃんも自転車買いたい」としつこく言い出す。「はいはい、じゃあ自転車買いに行こうねー」と帰り支度。「自転車屋さんがあったら買うから、よく探してね」と言うと、もういおぴーは目を皿のようにしてキョロキョロしながら歩く。路地ごとに立ち止まっては覗き込む気合の入りよう。しかし、帰りも30分以上の道のり、さすがにくたびれたようで、「いおちゃんベビーカーで寝るから、おとうさんかわりに自転車屋さん探しといてくれる?」と言うので、「はいはい、探しとくから寝ていいよ」と答え、とうちゃんは汗だくになりながらベビーカーを押して家へ帰る。

自転車を買いに

眠ったままのいおぴーを抱き下ろし、布団に寝かそうとしたら、目を覚まして大泣き。泣きながら自転車買うーと言っている。そこまで言うなら仕方がないと、とうちゃんも本気で自転車(というか三輪車)を買ってあげる気になり、お風呂に入ってから、吉祥寺へと出かけた。

時刻は6時を過ぎており、いおぴーをスリング抱っこして足早に店を回る。その間、いじわるなとうちゃんは「自転車買ったらひとりで自転車でおうちに帰ってね。とうちゃんは電車で帰るから」と言っていおぴーの反応をうかがう。いおぴーは「わかった。いおちゃん自転車でひとりで帰れる。でも道ちょっとはわかんないかも。でもがんばる」とけなげな返事。そんなことを言いながら何軒か回ったのだがめぼしい商品が無く、最後に東急へ向かった。もうすでに空は真っ暗だ。東急へ入るといおぴーは「ちょっと靴見てくるね」とか「ハンカチが見たいの」とか言って自転車売り場へ向かいたがらない。そして「早くしないとお店閉まっちゃうよ」と急かすと、「いおちゃん、もう自転車買わなくてもいいよ」と言い出した。さては自転車を買ってしまったら一人で帰らなくては行けなくなると思っているのか。可哀想になって、いおぴーを抱っこし、耳元で「自転車買って、おとうさんと二人で帰ろうか」と言ったら、ぱあっと明るい顔になり、「うん!…いおちゃんひとりで帰るとちょっとさみしかった。二人だとさみしくないね」と言う。やっぱりそうだったのか。ごめんね、いおぴー。いじわる言ったとうちゃんが悪かったよ。

しかし結局東急にも欲しいような三輪車は無く、いおぴーはなぜか傘売り場にはまって、ミッキーマウスのついた青い雨傘を自分で選び、「これください」と買って帰った。

自転車は今度ネット通販で注文してあげよう。

2002年9月 9日(月)

今朝見た夢

とうちゃんとshokoは香港旅行中。朝ホテルで新聞を読んでいると、演劇欄に「半裸の妖精ラム」舞台化の記事。アグネス・ラムの半生を描く芝居だ。主演は小林聡美。shokoと「それはちょっと無理あるだろう」などと言い合う。しかも演出はえなりかずきとある。「これは三谷幸喜の間違いでは・・・」「しかし、それはそれで・・・」と物議をかもしたところで、shokoに起こされとうちゃん目が覚めた。すかさず、shokoに今見た夢の話をしたら、すごく受けた。

涙雨

昨日ようやく晴れたと思ったらまた今日雨だよ。と、shokoと愚痴っていたら、いおぴーは「雨降ってるから、いおちゃん傘さして行ってもいいんだよね」と喜色満面。まあ、せっかく買った傘だから、ダメともいえず、3人で傘をさして出かける。しかし、いおぴーは嬉しさのあまり、途中で立ち止まって傘をたたんだり、雫を払うように傘を振ったりしていてまともに歩かず、あげくにshokoに叱られ、傘を取り上げられて大泣き。とんだ涙雨。

2002年9月10日(火)

ぽんぽこぽん

いおぴーがshokoのお腹をくるくると撫でながら「おかあさん、おなかぽんぽこぽんだねー。赤ちゃん入ってるの?」と訊いていた。わはは、い、いおぴー、それは禁句…そんなこと、とうちゃんが言おうものなら即離縁じゃよ。

まぎらわしい単語

ずいぶんボキャブラリーが豊富になってきたいおぴーだが、つい言い間違えたり、混乱してどっちがどっちか判らなくなる単語がいくつかある。

「かかと」と「かかし」
靴下を履く時、向きを確かめようとして「かかしどっち?」と言ってしまう。かかしじゃなくてかかと。案山子は一本足で立ってる人だよ。
「けむり」と「くもり」
温かい料理を見て「熱いよ、ほらくもりでてる」。けむりと言いたいのだろう。しかもそれは煙じゃなく湯気。煙と湯気の区別はまだ難しいか。一応説明はしたけども。
「ソーセージ」と「つまようじ」
ファストフードの店でホットドッグを食べてるとうちゃんに「つまようじください」。「爪楊枝?ないよ」と言うと、「それ、あるじゃない」と怒り気味のいおぴー。あ、これ?これはソーセージ。「じ」しか合ってないじゃん。

2002年9月11日(水)

保育園

あいかわらず、行きたがらない。朝、出かける仕度をする段になると「保育園行かない!おとうさんと公園行く」と駄々をこねる。そこでとうちゃんの妙案。「じゃあ公園行く前に保育園に寄って、ちょっと中を覗いて、誰もいなかったら公園行こう。でも皆いて、いおちゃんおはようっていったら、保育園で皆と遊んだら?」と持ちかけてみる。すると、手のひらをポンと叩いて、「なるほどー、それはいい考えだね」といおぴー。そんな仕草何処で覚えたんだ。

というわけで、自転車で保育園まで行き、「皆いるかな?」と中に入る。必ずいるに決まっているので、いおぴーは保育園で皆と遊ぶことになる。ちょっとイカサマくさいが決して騙しているわけではない。「皆いたね。どうする?」と訊くと、「皆と遊ぶー」と言うので一安心。

2002年9月12日(木)

ほら吹きいおぴー

いおちゃん、トーマスランド行ったんだよ」。なに?トーマスランドて?いおぴーに尋ねるといおぴーは微に入り細を穿ってトーマスランドについて、どんな乗り物があるとか何を食べたとかとうとうと語る。要するに機関車トーマスのテーマパークらしいのだが、とうちゃんもかあちゃんも行った事もなければ、それが何処にあるかも知らない。ていうか、存在すら知らなかった。いつどうやって行ったんだ?いおぴー。なぜそんなに詳しく話せるんだ。謎。

保育園の連絡ノートを見たら「いおちゃんがトーマスランドに行ったお話をしてくれました」と書いてある。shokoはお迎えに行って「お休みにトーマスランドに行かれたんですか?」と聞かれたらしい。ということは保育園の先生が話して聞かせたのでもないようだ。じゃあ、お友達の誰かから行ったという話を聞いて、羨ましさのあまり、自分も行った気になっているのか。詳細の描写は口からでまかせ、想像の産物なのか。もしや前世の記憶?いや前世にトーマスランドはなかろう。

決して嘘をついているという意識はないようで、すっかり自分の妄想が現実となってしまっているようだ。その証拠に「いおちゃん、トーマスランドに行きたいの?」と訊いたら、「うーん、1回行ったからもういいや」という答えが返ってきた。まったくもって、ほら男爵のようである。

shokoは「imasaの遺伝子が」などと嘆いている。失敬な。

2002年9月13日(金)

ゲーム合宿

とうちゃん久しぶりに客先での打ち合わせで、その後食事となった。東中野のパキスタン料理店。なぜか料理がイタリアンぽいものが多い。サルサソースのピッツァがとても美味しかった。この店は気に入ったので今度shokoと来よう。

先方と話が盛り上がり、10月の連休あたりに皆でゲーム合宿に行こうということになった。2泊3日でどこか温泉に行き、中日は丸一日何処へも出かけずにひたすらモノポリーなどのボードゲームに興じるという趣向だ。皆、ボードゲームが共通の趣味なので、前々から何度も話題にはなっていたが未だ実現に至っていない。今回は話が妙に具体的になったので実現する可能性高し。

しかし、はたしてshokoのお許しは出るだろうか。いっそのことshokoといおぴーも連れて行くか。最近、いおぴーはサイコロを振って「1だあ、やったぁ」とかいって遊んでるから、ゲームにも参加できるかも。

2002年9月14日(土)

プラシーボ

shokoが久しぶりに舞台の仕事で出かける。とうちゃんといおぴーは自転車で公園へ。先週行ってお気に入りになったロケット滑り台のある公園だ。雨が降りそうだったので、リュックにレインコートを詰めて出かけた。幸い雨はちょっとパラリと来ただけで遊ぶのに支障はなかったが、さすがにこの空模様なので遊んでいる子供はほとんどいなかった。

さて、いおぴーがジャングルジムみたいな遊具で遊んでいる時、足を滑らせてバランスを崩し、頭を鉄柱にしたたかぶつけてしまった。当然、火がついたように大泣き。こんな時、いつもならレスキュー、アーニカを与えるのだが、今日は持ってきていなかったので、苦肉の策でたまたまリュックのポケットに入っていたナクスヴォミカを「おくすりよ」といって与えてみた。するといおぴーぴたりと泣き止み、「自分で飲む」と言ってビンを手に取ると、巧みに蓋に一粒とりだし、口に放り込んだ。もう痛くないと言う。 これはレメディがヒットしたとはとても思えないので、明らかにプラシーボ効果だ。薬を飲んだという事実がいおぴーに安心感を与え、痛みを忘れさせているのだろう。こんな小さい子にもプラシーボは効くのだ。(その後、図書館でも転んで泣いたが、今度はビンを握らせただけでニッコリした。)

プラシーボと言うと何か騙されているといったネガティブな印象を持つ人が多いと思うが、現代医療において、自己治癒力を発動させる効果のある薬は唯一、「偽薬」のみだととうちゃんは信じている。それ以外のあらゆる現代医薬は単に症状を抑えようとするのみであり、自己治癒力には何ら作用しない。自己治癒力を発動させるのはあくまでも、本人の意識(あるいは無意識)だから、そこに働きかける薬(すなわちプラシーボ)こそが最良の薬と言える。実際、本当の薬を飲んだ際も、その効果の半分以上は化学成分よりも飲んだことからくる安心感によるものじゃないかと思っている。化学成分は不必要に身体にダメージを与えているだけである。

ホメオパシーはある種のフックによって自己治癒力の発動を喚起・促進させる理想的な療法であるが、もしレメディの力を借りず、自分の意志の力のみで自己治癒力を操れるようになったら、ホメオパシーも不要であり最強なのになあと夢想するとうちゃんであった。

でも、それって実現するとしたら、摂生や自己鍛錬によって仙人か超人になるっていうことなんだろうな。

読む!

公園の帰りに図書館に寄った。いおぴーさん、7,8歳の女の子が声を出して絵本を読んでいるのを見て触発され、とうちゃんに「読むから聞いててね」と言って絵本を読んでくれた。「はらぺこあおむし」「ぞうのババール」「ふたつのいちご クリスマスの三つのおくりもの」「はじめてのおつかい」と立て続けに4冊。「はらぺこあおむし」「はじめてのおつかい」は何度も読んでいるのですっかり覚えていて、こっちもある程度安心して聞いていられる。よくも細かいフレーズまで覚えているものだと感心するくらいだ。「ぞうのババール」「ふたつのいちご~」は初めての絵本だったので、いおぴーは絵を見て想像しながら話してくれた。しかし絵を言葉で表現しきれず、ジェスチャー交じりで「こうやって、こうしました。」というのがやたら多くて笑える。

6時を過ぎてしまい、もう帰ろうと言うと「あと1冊だけ読む!」と言ってまた絵本を持ってくるので、それは借りて帰ることにした。いおぴーに本とカードを持たせ、ひとりで借りに行かせると、ちゃんと「これ貸してください」「ありがとう」と言って借りてくることができ、周囲の大人も感心していた。とうちゃん、えへへんと誇らしい気分の親ばかモード。

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5 灰色うさぎの恩がえし
5 ほんわか
5 クリスマスケーキにいちごを・・・

2002年9月15日(日)

車を買おう

近所に空き駐車場を見つけたのをきっかけに、突然我が家に車を買おうという機運が高まった。ネットで検索して早速クルマを見に行くことに。

渋谷児童会館

渋谷でクルマを見た後、shokoは仕事なので、いおぴーを連れて渋谷児童会館へ行った。もうすぐ閉館という時間だったが、いおぴーは楽しめたようだ。今までひとりで渡れなかったアスレチックの吊り橋を渡ることができ、「おねえさんだから」と誇らしげだった。

閉館15分前になり、職員さんが「片付けのお時間でーす」というのを聞いて、自分はアスレチックで遊んでいたのに、駆け出して行って、散らかっているおもちゃを率先して片付け始めた。おお、ほんとに「おねえさん」になったなあ。

2002年9月16日(月)

無駄

頼まれているウェブの打ち合わせをしたいとのことで足を運んだにもかかわらず、ちっともその話にならずいおぴーの子守に終始した。これなら公園にでも行くか、車を見てまわったほうがよかったよ。

2002年9月17日(火)

買っちゃった

会社を休んで車を見て回り、買っちゃいました。

詳細は車を買ったをご参照ください。

2002年9月18日(水)

ばかちん

保育園にいおぴーを迎えにいったら、先生に「いおちゃんテレビはあまり見ないんですよね」と言われた。「ええ、うちテレビ無いので」と答える。ただビデオでアニメや映画は見るのでそう伝えると、F先生「何かのアニメで覚えたんですかねえ、いおちゃん『ばかちん』て言うんですけど」とおっしゃる。いおぴー、保育園でそんなことを言うとは。

「ばかちん」と言うのはshokoの口癖。いおぴー(やとうちゃん)に愛想を尽かしたときによく言っている。いおぴーがまねをするのも無理はないが、よりによって先生に向かって言わんでも。「どうして先生にばかちんて言ったの?」と訊いたら「なんとなく、言ってみたかったの」だって。

shokoにその話をしたら、たいそう恥じ入り、猛反省していた。でもきっとまた言うだろう。

2002年9月19日(木)

モンスターズ・インク

保育園からの帰り道、ビデオレンタル店にモンスターズ・インクの広告が出ていた。今日からレンタル開始らしい。いおぴーはそれを見て、「これうちにないよねー」と言っている。いおぴーはマックでモンスターズ・インクの食器が当たって以来、キャラクターのファンなのだ。「モンスターズ・インク」というタイトルは知らないので、「目がひとつのおばけみたいのが出てくる映画」と呼んでいる。ちなみに「千と千尋~」は「大きい赤ちゃんが出てくる映画」と呼んでいる。

いおぴーが観たいというので、買って帰り、食事のあと、早速観た。なかなか面白かったのでとうちゃんも夢中になって観ていると、唐突にいおぴーが大声で泣き出した。びっくりして「どうしたの?」と訊くと、泣きじゃくりながら「こわいからもうみない。チェブラーシカにする」というので、途中で観るのを止め、「チェブラーシカ」をかけたら喜んで観ていた。

後で「いおちゃんが観たいって言ったから買ったんだよ。今度また観る?」と訊いたら、「みたかったんだけど、みたらこわかったから、もうみない」と言われた。レンタルにしとくんだった。

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2002年9月20日(金)

モンスターズ・インク再挑戦

保育園からの帰り道、ビデオレンタル店の前でモンスターズ・インクの広告を見たいおぴー、「これうちにあるよねー」と言っている。「いおちゃん、恐いからもう観ないって言ったじゃない」ととうちゃんが言うと、「昨日はこわかったけど、今日はもうこわくないから今日もみる」と言う。

いおぴーがどうしても観るというので、再挑戦だ。昨日はいいところで止めてしまって、続きが観たいところだったのでとうちゃんも夢中になって観ていると、またも唐突にいおぴーが泣き出した。「こわかったの?」と訊くと、泣きじゃくりながら「トラックから出てきた黄色い人がこわかった。チェブラーシカにする」というので、またも途中で観るのを止め、「チェブラーシカ」をかける。

モンスターズ・インクを最後まで観られる日は果たしてやってくるのだろうか。

2002年9月21日(土)

上野動物園

shokoが上野で仕事なので、三人で出かけて、とうちゃんといおぴーはかあちゃんの仕事が終わるまで上野動物園で過ごすことにした。いおぴーは「キリンさん見る~」と張り切っている。

劇場の楽屋でかあちゃんと別れて、動物園へ行く。入り口のあたりからすでにすごくたくさんの人がいて、入る前から疲れそうだ。とうちゃんはのんびりした雰囲気の井の頭公園のほうが好きだ。まずはパンダを見る。大人の感覚と違っていおぴーにとってはパンダは特別の存在ではないらしく、さほど興味も持たずに素通りした。いおぴーに案内図を見せて、何が見たいかと訊いたら「ワニが見たい」と言う。チェブラーシカの影響だろう。ワニは現在地から最も遠い場所だったので、いろんな動物を見ながらワニ目指して移動。ゾウ、サル、バクなどを見つつ、西園まで歩く。モノレールに乗ろうかと思ったが混んでいたのでやめた。西園でいきなりみやげ物店にはまるいおぴー。ウェスト・ポーチを1個1個腰に巻いて吟味している。しばらくほったらかしてとうちゃんはペンギンを眺めていたら、満足したのか飽きたのか、自分から売店を後にして、とうちゃんのところにやって来た。ペンギン、カンガルー、オオカミを見る。いおぴーにとって最も恐ろしい動物であるオオカミが、実物は怖くなかったというのが収穫だったようだ。「オオカミってこわくないよね~」としばらく言っていた。シマウマ、カバを見た後、「お腹がすいた」と言うので食堂でフライドポテトを食べた。とうちゃんはコーヒー。食堂の中からキリンが見えた。食堂を出て、あらためてキリンを見に行こうとしたら、「キリンはもう見たからいいよ」と淡白ないおぴー。フラミンゴは大いに気に入ったらしく、かなり長時間ねばる。1本足で立っているフラミンゴと2本足のフラミンゴの数を調査していた。結果は「わかんなかった」。フラミンゴの形態模写もしていた。かなり独創的でおもしろかった。半ば無理やりフラミンゴの前から引き離し、いよいよ本命のワニがいる爬虫類館。ワニがいた。とてつもなくデカくて、とうちゃんが驚いた。その次に「ゲーナみたいな中くらいのワニ」もいた。とうちゃんの大好きなゾウガメもいた。62歳(以上)だそうで、「おじいちゃんのカメだね」と言ったら、なぜか異様に受け、大笑いしていた。西園をひととおり見たので、東園に引き返す。帰りはモノレールに乗ろうと思っていたのだが、もう終了していた。東園まで歩いて戻ったらすでに閉園時間が迫っており、トラやライオンを見ることができなかった。

動物園を出て、子供遊園でミニ電車に乗った。とうちゃんは乗るつもりはなかったのだが、いおぴーが勝手にひょこひょこと電車に乗り込もうとして係のお兄さんにつまみ出され、大泣きしたのでしかたなく、乗り物券を買ってふたりで乗った。いおぴーは自分で電車を運転したと信じ、満足げだった。5時を廻り、仕事を終えたshokoが待っている劇場へ向かった。

楽屋で皆に何見た?何見た?と質問攻めに会ういおぴー。めんどくさそうに「キリン」と答える。フラミンゴの形態模写をリクエストされたが、恥ずかしいのか、やってくれなかった。昼寝をせずがんばったので、帰りの電車ではベビーカーで眠ってしまいました。

2002年9月22日(日)

結婚披露宴

shokoがいおぴーを連れて花組芝居の役者さんの結婚披露宴に出かけた。いおぴーはおめかしをして、とても可愛かった。

いおぴーはお祝い事だからとケーキを食べて、夜、痒がっていた。

2002年9月23日(月)

契約ごっこ

いおぴー、おじいちゃん相手にメモ帳とボールペンを差し出して、「ここに名前を書いてくださ~い」と言ったかと思うと「あ、ちょっと待ってくださいね~」と言ってメモ帳をぱらぱらとめくり、「あ、こことここにハンコ押してくださ~い」とやっている。どうやらディーラーで見た契約シーンらしい。

2002年9月24日(火)

大声で

コンビニの前で女の子が数人たむろし、携帯電話で大声で喋っていた(喋るというよりがなるに近い)。鬱陶しいのでベビーカーを押して足早に通り過ぎたら、いおぴーが「どうして逃げるの?」と訊く。「大きい声出してるとオオカミが来るから逃げるんだよ」と答えておく。その後、用を済ませ再びコンビニの前を通るとすでに女の子たちの姿は無かった。いおぴー「お姉さんたちいないね。どこいったの?」と訊くので、とうちゃんが「ああ、大きい声出してたからやっぱりオオカミが来て食べられちゃったのかも」と言うと、「…いおちゃんは大きい声出さないよね」とことさら小さい声で言う。

「いおぴーはよく大きい声出してるじゃない」

いや!って言ったり?

「うん」

ぎゃーって言ったり?

「そう」

自動販売機でジュース買うー!って言ったり?

いおぴー、よくわかってるじゃん。自分のこと。

2002年9月25日(水)

筋膜療法行ってきた

ようやく筋膜療法の治療室に行って来た。高田馬場にある悠々亭治療室。shokoも見学した。まず最初にけっこう細かい問診表を記入。それにもとづいて身体をチェックする。とうちゃんの場合、左肩から右脚にかけて捩れるように筋肉がアンバランスで、そのせいで身体に歪みが生じているらしい。チェックの結果に合わせて指圧するのだが、通常のマッサージのようにとりあえず上から下までひととおり揉んで「この辺凝ってますねえ」というのではなく、ピンポイントで「そこそこ、そこを揉んで欲しかった」という箇所を次々に圧してくれるので小気味よかった。施術後には痛かった肘も違和感がなくなり、慢性的な首の凝りも和らいでいた。普段のケアの仕方も指導してくれ、ありがたかった。これは良さそうだとshokoも予約していた。

しかし、夕方、揉み返しか身体のあちこちが痛くなった。これはどうなんだ。もう少し様子を見るしかないか。

モンスターズ・インク再々挑戦

モンスターズ・インク三度目の挑戦でようやく最後まで観ることができました。今日はかあちゃんもいたので、「おとうさんとおかあさんがいっしょだからこわくない」と言いながらがんばったいおぴーさん。とうちゃんはラストでぐっすんと涙ぐんでしまいました。観終えた後、いおぴーに感想を訊いたら「今度はチェブラーシカみるー」と言っていました。で、モンスターズ・インクは?

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2002年9月26日(木)

数字の3

数字の3はなあに?おかあさんのおっぱい。ピクピク♪

と、いおぴーが最近よく歌っている。

shokoが、「誰がそう歌っているの?」と訊くと「先生」と答えるいおぴー。連絡ノートにそのことを書いたら、先生に否定された。やはりまたしてもいおぴーの創作であった。

正しくは、

数字の3はなあに?赤ちゃんのお耳。ピクピク♪

2002年9月27日(金)

かぷちん

あいかわらず髪を洗うのを嫌がるいおぴー。だんだん言い訳も姑息になってくる。「あ、もう時間なくなっちゃうから髪洗わなくていいです」だと。たしかに毎朝の仕度には時間がいくらあっても足りんが、いおぴーに言われたくはない。

「髪洗ったらジュース飲んでもいいよん」とこちらも姑息な手段で対抗。いおぴー手のひらを返したように間髪入れず「髪洗います」。

とうちゃんの膝で髪を洗われながら、「ジュースに何入ってる?」と訊くいおぴー。「ぶどうと、りんごと、みかんと、レモンと…」適当に答えるとうちゃん。そこでいおぴー、「カプチン入ってないよね」と意味不明の質問。

「何?カプチンて」

いつもおとうさんとおかあさんが飲むもの

「?」

カプチン苦いから入ってないほうがいいの

ああ、いおぴーそれはカプチンじゃなくてカプチーノ。大丈夫だ、ジュースには入ってない。

2002年9月28日(土)

納車

今日は待望の納車の日だが、あいにく朝から雨。なるべく早く行ってそのままドライブにでも出かけたかったが、予定が狂った。

朝っぱらから家族全員で風呂に入ったりしていたために宅配便が不在通知を置いて帰ってしまったりして、再配達を待っていたら昼過ぎてしまい、結局ディーラーに着いたのは1時を廻っていた。その頃には雨も上がっていてちょうどよかった。

いおぴーはモビリオのことを「ノビルヨ~」と言っている。伸びないよ。モビリオ。初対面のマイカーは、オプションでつけた木目調センターパネルがかなり安っぽい見映えでへこんだが、それ以外はまあ満足。

さっそく池袋サンシャインシティ60のトイザらスへチャイルドシートを買いに行く。大きな荷物も持ち帰りできるのは便利だ。

2000円以上買い物をすると駐車料金が2時間無料なのでその時間を利用して、サンシャイン内のインドネシア料理レストランで早めの夕食を済ませる。いおぴーはマンゴージュースとデザートにアイスとバナナのフリッターが出て、大満足。幸せの極致。はらぺこあおむし状態。

帰りにおばあちゃんのところに寄る。遅くなってもバスやタクシーではなく自分の車で帰れるのはすごく気が楽。しかしこの後、事件が待っていようとは。

Pの悲劇

おばあちゃん家から帰る車中でいおぴーさんは買ったばかりのチャイルドシートにうずまって眠ってしまった。とりあえず、うちの前に車を停めていおぴーと荷物を降ろし、とうちゃんひとりで駐車場へ車を置きに行く。すると、なんとうちが契約したはずの駐車スペースに車がとまっているではないか。品川ナンバーのプジョー206。

きつねにつままれた思いのとうちゃん。ボーっとしていても仕方がないので脇の空いているスペースに車を留めて一旦家に帰る。しかし、そのままにしておくわけにもいかず、shokoの携帯電話を持って再び駐車場へ向かう。まず駐車場を管理している不動産屋に電話するが、すでに夜10時近く、当然のごとく誰も出ない。

事を荒立てたくはないが、車の主が現れるまでここにずっと立ってるわけにもいかないので、止むを得ず110番通報する。事情と場所を告げると、すぐに警官を行かせるのでその場で待てとの事。待つこと10分。警官が2名自転車で現れる。あらためて事情を話すと、駐車場内は道交法が適用されないので取り締まれないとのこと。なるほど、そうなのか。で、どうするかというと、ナンバーから持ち主を割り出し、周辺へマイクで呼びかけるしかないらしい。だがすでに時間が時間なので、お巡りさんもそれはあまりしたくないようだ。

さらに待つこと15分。お巡りさんも痺れを切らし始めた頃ようやく連絡が入った。車の持ち主は区外の女性で、電話で連絡を取ったところクルマは息子が乗って遊びに出かけたと言っており、母親から携帯電話ですぐに車のところに行くようにと連絡を入れさせたとのこと。すると、間もなく目の前の家の門から、若い男女があたふたとまろび出て来た。警察に事情を説明されると、男は「すみませんでした、すみませんでした」と平謝り。いたって小心者そうな青年だ。女は「うそー、信じらんない。ずっと空いてたのに~」と、ものすごく頭の悪そうな発言。

「いいの?勝手に留めちゃって。バレたら超やばくね?」「いいよいいよ、だってず~~っと空いてるもん、ここ。全然ヘイキ」てな会話が目に浮かぶようである。ずっと空いていたかもしらんが、今日から埋まったんだよ。おあいにく様。

違法性は問えないということで警官から注意だけ受けて、プジョーはすごすごと去っていく。カノジョの家でせっかくのサタデーナイトだったのに、すまんな。自業自得とはいえ、警察から連絡を受けて吃驚した母親からも説教されるだろう気の毒なカレを思うと、とうちゃんも、さほど腹も立たないというものだ。

2002年9月29日(日)

引越し手伝い

とうちゃん本日は知人の引越し手伝いに出かける。U氏は大変な収集癖の持ち主で、モノポリー50個以上とか、Macintosh20台・Windows3台とか、怪獣のフィギュア多数とか、週刊プロレス創刊号から全部とか、とうちゃんから見れば要らんモノばっかりものすごく多く、とても手伝い甲斐のない引越しだった。それでも一番厄介と思われた本は1000冊以上処分して25,000円になったらしい。ちょっと助かった。閉口したのが一見何の変哲もないカバン類。普通のリュックやショルダーバッグ等だが、持ち上げようとすると異常に重い。いったい何が入っているのかと開けてみると、1円玉、5円玉、10円玉など小銭がギッシリ。これが4つも5つもあるのだ。総額いくらになるか想像もつかない。本人も銀行へ持って行きたくても持って行けなくて困っているらしい。とうちゃん、これを運ぶだけで腰を痛めそうになった。

何とか引越しを終え、shokoといおぴーも交えて夕食を一緒にすることになった。shokoは以前からU氏に交際相手を紹介したくて仕方がないようで、今日もその話で盛り上がっていた。とうちゃんに言わせるとU氏の趣味に付き合いきれる女性など想像できないのだが、U氏は案外乗り気で、ぜひ合コンをと言っていた。どうなることやら。

2002年9月30日(月)

八王子へドライブ

昨日の引越しで筋肉痛のとうちゃんは早々と会社を休むことに決め、shokoがドライブに行きたいというのでいおぴーも保育園を休むことにして八王子のアウトレットに出かけた。往きはわらべ歌のCDをかけて三人で歌いながら走った。クルマは楽しいな。これは電車ではできない。

アウトレットやショッピング街をはしごしてカー用品、絵本、いおぴーの冬服、晩のおかずなどの買い物をする。この辺りは周囲に常に山並みが見えていて気持ちがいい。shokoは郊外に住みたいという願望をさらに強めたようだ。

行く店々で傍若無人な振る舞いを見せたいおぴーだが、帰りは走り出したとたんコトっと眠ってしまい家に着くまで眼を覚まさなかった。おかげでshokoは助手席に座ることができ、ゆっくり話をしながら帰ることができた。いおぴーに寝られても動じずに済むのも車の利点だ。shokoも満足げ。本当に買ってよかった。しかし、今後ますますズル休みと出費が増えそうで怖い。



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