2002年9月21日
上野動物園
shokoが上野で仕事なので、三人で出かけて、とうちゃんといおぴーはかあちゃんの仕事が終わるまで上野動物園で過ごすことにした。いおぴーは「キリンさん見る~」と張り切っている。
劇場の楽屋でかあちゃんと別れて、動物園へ行く。入り口のあたりからすでにすごくたくさんの人がいて、入る前から疲れそうだ。とうちゃんはのんびりした雰囲気の井の頭公園のほうが好きだ。まずはパンダを見る。大人の感覚と違っていおぴーにとってはパンダは特別の存在ではないらしく、さほど興味も持たずに素通りした。いおぴーに案内図を見せて、何が見たいかと訊いたら「ワニが見たい」と言う。チェブラーシカの影響だろう。ワニは現在地から最も遠い場所だったので、いろんな動物を見ながらワニ目指して移動。ゾウ、サル、バクなどを見つつ、西園まで歩く。モノレールに乗ろうかと思ったが混んでいたのでやめた。西園でいきなりみやげ物店にはまるいおぴー。ウェスト・ポーチを1個1個腰に巻いて吟味している。しばらくほったらかしてとうちゃんはペンギンを眺めていたら、満足したのか飽きたのか、自分から売店を後にして、とうちゃんのところにやって来た。ペンギン、カンガルー、オオカミを見る。いおぴーにとって最も恐ろしい動物であるオオカミが、実物は怖くなかったというのが収穫だったようだ。「オオカミってこわくないよね~」としばらく言っていた。シマウマ、カバを見た後、「お腹がすいた」と言うので食堂でフライドポテトを食べた。とうちゃんはコーヒー。食堂の中からキリンが見えた。食堂を出て、あらためてキリンを見に行こうとしたら、「キリンはもう見たからいいよ」と淡白ないおぴー。フラミンゴは大いに気に入ったらしく、かなり長時間ねばる。1本足で立っているフラミンゴと2本足のフラミンゴの数を調査していた。結果は「わかんなかった」。フラミンゴの形態模写もしていた。かなり独創的でおもしろかった。半ば無理やりフラミンゴの前から引き離し、いよいよ本命のワニがいる爬虫類館。ワニがいた。とてつもなくデカくて、とうちゃんが驚いた。その次に「ゲーナみたいな中くらいのワニ」もいた。とうちゃんの大好きなゾウガメもいた。62歳(以上)だそうで、「おじいちゃんのカメだね」と言ったら、なぜか異様に受け、大笑いしていた。西園をひととおり見たので、東園に引き返す。帰りはモノレールに乗ろうと思っていたのだが、もう終了していた。東園まで歩いて戻ったらすでに閉園時間が迫っており、トラやライオンを見ることができなかった。
動物園を出て、子供遊園でミニ電車に乗った。とうちゃんは乗るつもりはなかったのだが、いおぴーが勝手にひょこひょこと電車に乗り込もうとして係のお兄さんにつまみ出され、大泣きしたのでしかたなく、乗り物券を買ってふたりで乗った。いおぴーは自分で電車を運転したと信じ、満足げだった。5時を廻り、仕事を終えたshokoが待っている劇場へ向かった。
楽屋で皆に何見た?何見た?と質問攻めに会ういおぴー。めんどくさそうに「キリン」と答える。フラミンゴの形態模写をリクエストされたが、恥ずかしいのか、やってくれなかった。昼寝をせずがんばったので、帰りの電車ではベビーカーで眠ってしまいました。
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