平成11年11月11日生まれ(11歳になりました!)の我が娘を語る親ばかサイトです。

子育てを通して父と母が思ったことや学んだことなどをちょっとずつ紹介していきます。

2003年4月 3日

頼もしいいおぴー

いつもと同じ時間にとうちゃんが帰宅すると、いおぴーはグーグー眠っていた。shokoに聞いたら夕方図書館から帰ってお風呂に入った後、絵本を読んでお話ししていたらそのまま眠ってしまったらしい。

shokoは長野に引っ越すSさんの送別会に出かけるため、とうちゃんが帰るのを待っており、早々に出かけていった。いおぴーが起きたら泣くぞ。

なかなかいおぴーが目を覚まさないので、とうちゃんはネットサーフィンしたり雑誌を読んだりして過ごす。お風呂に入りたいところだが、いおぴーが起きた時、真っ暗でとうちゃんもかあちゃんもいなかったら、パニックでおしっこを漏らす虞があるのでそれもかなわない。

10時になってもいおぴーは起きないので、とうちゃんも寝ながら本でも読もうかと布団の仕度をする。すさまじい寝相ですでに270度ほど回転しているいおぴーを、抱きかかえ寝かせ直そうとしたら、起きちゃった。触らなければよかった。

いおぴーはボケーとしながらも、「おかあさんは?」と不安そうに訊いてくる。とうちゃんはわざとあっさりと「ちょっと出かけたけどもうすぐ帰ってくるよ」と言い、さらに「いおちゃんグーグー寝てるから、おとうさんひとりで寂しかったよ~」とおどけて畳み掛けると、いおぴーは照れくさそうに、「だってね、おかあさんと絵本返しに行って、帰ってきてお風呂はいったの。それでまた借りてきたご本を読んでもらったら、いおちゃん眠くなっちゃったんだもん」と言って笑う。とうちゃんがまた「いおちゃん起きないから寂しかったよ~」と言うと「でも、起きたから大丈夫よ。もう寂しくないでしょ?」と、とうちゃんの肩に手を置いて慰めてくれる。「うん。とうちゃん、もう寂しくないよ」と、とうちゃんが言うと、これで機嫌がよくなったのか、かあちゃんがいないのも気にせず、今日一日の出来事を延々と、とうちゃんに話してくれた。泣かれずに済んだ。

そうして、いおぴーは「おかあさん、帰ってこないねえ」とつぶやきながら、また眠った。かあちゃんいなくても平気ないおぴー。頼もしくなった。

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