平成11年11月11日生まれ(11歳になりました!)の我が娘を語る親ばかサイトです。

子育てを通して父と母が思ったことや学んだことなどをちょっとずつ紹介していきます。

2003年5月24日

想像妊娠

shokoは学校。

初夏と言ってもいい陽気に、体にぴったりフィットしたワンピースを着ているいおぴー。丸くぽっこりと出たお腹をさすりながら、「ほら、いおちゃんお腹に赤ちゃんがいるの」ととうちゃんに教えてくれる。そりゃ昨日から出てないウンチだろと言ったが聞き入れず、頑として赤ちゃんだと言い張るので、しかたなく認めて、いおぴーの赤ちゃんごっこに付き合う。

感心したのは、お腹に赤ちゃんがいると、いいひとになるところまでちゃんと再現していることだ。shokoも妊娠中は、ビールもやめ、TVも見ず、早寝早起きと正しい生活をしていてとうちゃんを感心させたが、いおぴーもしっかり赤ちゃんのためにいいひとになった。例えば、「大きい声を出すと赤ちゃんがびっくりしちゃうよ」と言えば、ささやくような優しい声で喋るようになったし、いつもはギリギリまでトイレを我慢し、出かける前もトイレには絶対行きたがらないのだが、「おしっこ我慢すると、赤ちゃんがおしっこ臭くなってかわいそうだよ」と言うやいなや、トイレに駆け込むといった具合である。「甘いもの食べたら、赤ちゃんが痒くなっちゃうから食べられないね」と言ったら、「いおちゃん、甘いもの絶対に食べない!」とまで言い切った。要するに赤ちゃんのためと言えば、何でも言うことを聞くのだから、こんなありがたいことはない。ずっと妊娠していてもらいたい。

今日は自転車で吉祥寺まで出かけたが、自転車に乗っている間もずっと赤ちゃんの話をしてくれた。「赤ちゃんが生まれたら、ご飯はおとうさんが作ってね。その間、いおちゃんおかあさんは赤ちゃんのお洋服編んだりお仕事するからね」「赤ちゃんが泣いたらいおちゃんおかあさんが抱っこでネンネさせるから、その間におとうさんはお仕事してて。それで、赤ちゃんが寝たらふたりでご飯食べよ」と、まるでとうちゃんといおぴーが夫婦だ。まんざら悪い気はしない。この話を後でshokoにしたら、shokoはしょんぼりしてちょっと憤慨していた。

吉祥寺で買い物した後、公園に行くことにした。途中、おにぎりを買っていこうとコンビニを探していたら、いおぴーがファミレスを見つけ、入りたいと言う。とうちゃんも自転車漕ぎ疲れでコーヒーでも飲みながらゆっくりしたいと思ったので、同意してファミレスに入った。そこでパンケーキを注文したいおぴー、クリームをたっぷりつけようとするので、とうちゃんすかさず「そんなにいっぱいクリームつけたら、赤ちゃんが痒くなっちゃうよ」と忠告。すると、いおぴーお腹を思い切り凹まして、「赤ちゃんもう生まれちゃったんだよ。ほら

呆れてあいた口がふさがらないとうちゃんだった。

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