2003年5月 6日
東京→韓国→ロンドン
成田へ
今回のロンドン行き、とうちゃんの任務はいおぴーの子守なので、正直あまり気合が入っていない。事前にどこへ行きたいなどの調べも大してせず、旅支度もshoko任せ。朝9時発の飛行機ということで、7時にチェックインするためには5時に家を出なければならず、昨夜はさっさと9時過ぎに寝た。shokoは徹夜で荷造りだ。3時半の目覚ましで起きて、まずは風呂に入る。寝ぼけているいおぴーも一緒に入れる。
5時過ぎに車で出発。今回は成田まで成田エクスプレスで行くか車で行くか直前まで悩んでいた。車だと、往きは時間が読めない不安があるし、帰りは疲れて運転したくないかもしれない。しかし、早朝ということでNEXもあまり便がよくなく、値段的には車のほうが圧倒的に安い(高速代4,300円+ガソリン代約1,500円+駐車場代4,200円=10,000円)ということで、車で行くことにした。結局のところ、時間の心配も杞憂にすぎず、早朝の高速道路は空いていて、トイレ休憩を含めても80分ほどで成田空港に到着し、車を預けた後、チェックインカウンターが開くまで時間をもてあますほどだった。
韓国へ
今回の空の旅は、アシアナ航空で韓国乗り継ぎ。飛行機での快適さはいかに好い席を確保するかと食事が美味いかにかかっている。韓国の航空会社だから食事は期待できそうだ。
とうちゃんがいおぴーと飛行機に乗るのは、前回のタイは往復とも別だったので、よく考えたら0歳のジャマイカ旅行以来、2年半ぶりだ。いおぴーも今回初めて飛行機に乗るという自覚を持ってワクワクしているようだ。とうちゃんと折り紙で遊ぶと張り切っている。そんなに張り切られても困る。
飛行機が飛ぶ時、いおぴーがどんな反応を見せるか楽しみだったが、いおぴーは別段変わった様子もなく、ひたすら早く折り紙で遊びたい一心のようだ。窓側に座らせたが、背が低いので窓外の景色を見下ろすこともできず、飛んでいるという実感もなかったかもしれない。
韓国までの飛行は国内線並みに短いので、飛ぶとすぐに食事となった。いおぴーの食事は事前にベジタリアンミールを注文している。子供メニューだとハンバーグとかで、あまり好きそうじゃなかったから。ベジタリアンミールはとても美味しそうで普通の食事よりもこっちのほうが好いくらいだった。
でも、いおぴーは煮てある野菜はあまり食べない。
韓国(インチョン空港)
インチョン空港は新しくきれいな空港だ。そのせいか、とうちゃんは初めての韓国だが、あまり韓国らしさを感じない。もっとも空港から出ずに2時間ほど過ごすだけなので実際には韓国へ来たとは言えないが。空港内に子供のプレイルームがあり、そこでいおぴーを遊ばせる。とうちゃんが様子を見ている間、shokoはノートPCでメールチェックしに行く。空港内で無線LANによるネット接続が自由にできるのだ。こういうサービスはどこの空港でもやってほしい。
あっという間にロンドン行きの搭乗時間が近づく。いおぴーの遊びを終わらせるのが大変だった。いおぴーはロンドンへなど行かず、ずっとここで遊んでいたいようだ。「ロンドンへ行って二階建てバスに乗ろうよ」と説得する。いおぴーの最大にして唯一の目的は二階建てバスに乗ることなのだ。
ロンドンへ
13時間の長いフライト。ニューヨーク-東京の直行便でそれ以上の長旅を経験しているとはいえ、3歳児ともなると、あの頃のようにおっぱい飲んで眠っているだけというわけには行かない。shokoが折り紙と折り紙の本を用意してきたが、どれだけ持つか。とうちゃんとかあちゃんが交代でいおぴーのリクエストに答えて折り紙を折る。象とかキリンとかオットセイとか、おかげで折り紙に詳しくなった。あと、いおぴーがやりたがるのが、パスポートの比べっこ。互いのパスポートを見せ合って、「これある?」と押してあるスタンプを比べるのだ。いおぴーは自分の方が多いのが嬉しくて何度もやりたがる。微妙にむかつく。
とうちゃん | いお | |
---|---|---|
2000.07 | USA | |
2000.08 | シンガポール・マレーシア・カナダ | |
2000.10 | USA・ジャマイカ | USA・ジャマイカ |
2000.12 | タイ・シンガポール | |
2001.12 | タイ | |
2002.01 | タイ |
食事は2回とスナックが1回出る。いおぴーはいずれもベジタリアンミールだ。フルーツがついているのが嬉しい。あと、自動的にジュースが出されるのはいおぴーにとって極楽以外の何ものでもない。メインディッシュはウェスタンスタイルとコーリャンスタイルからチョイス。ステーキorビビンバだ。とうちゃんは当然ビビンバを選択。美味しかった。映画は「アバウトシュミット」と「ザ・リクルート」の2本。「アバウトシュミット」は飛行機で観たくなかったので、「ザ・リクルート」だけ観た。CIAに就職する若者の話。アル・パチーノが出ていてなかなか面白かった。
いおぴーは何度かおっぱいで寝たり起きたりしたが、大騒ぎすることもなく、大過なく長旅を過ごすことができた。とうちゃんとかあちゃんも時々寝た。shokoがチェックインの時、交渉して3人で4席キープしてくれたので、なかなか楽だった。子供がいるとこういう時、得だ。そうこうしているうちに無事ヒースロー空港に到着。
ロンドン
現地時間の午後5時ごろ、空港を出た。8時間の時差があるので、日本時間では深夜1時だ。お迎えの車で宿へ向かう。イギリスは初めて訪れるとうちゃん。shokoはイギリス好きで、高校生の頃からちょくちょく来ている。そういえば、shokoと付き合い始めた頃(10年ほど前)、イギリスへ行きたいが金が無いというので20万円貸したことがあったっけ。金無いのに旅行ってアホだ。って、今も変わってない。
車からの景色は今まで行ったことのあるどことも違っている。しいて言えばシンガポールに似ているかも(シンガポールがイギリスに似ているのか)。緑が多く、空が青い。そういえば、すごく好い天気だ。ロンドンと言えばもっとどんよりと曇っていると思っていた。40分ほど走って宿に到着。場所はシェパーズブッシュ。韓国人のシムさん(若い)が経営するB&B。地下のファミリールームを借りた。1階のリビングには常時接続のPCがあり、地下の部屋にもLANケーブルをひけるとのこと。とても便利だ。ただ他の泊り客は皆若者ばかりで、わが一家は激しく浮いている。
荷を解いて落ち着いたところで、パブへ繰り出すことになった。shoko的には大歓迎だろうが、とうちゃんこの時点で時差ぼけのためか、頭痛がし始めている。それにしても、もうすぐ8時だというのに、昼間のように明るいのにはまったく調子が狂う。
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