平成11年11月11日生まれ(11歳になりました!)の我が娘を語る親ばかサイトです。

子育てを通して父と母が思ったことや学んだことなどをちょっとずつ紹介していきます。

2003年12月 9日

抗生物質

こんな記事を見つけた。

風邪に抗生物質は効くと思いますか? 答えは「ノー」だ。ところが、ただの風邪に抗生物質を出している医師は少なくない。 こういった乱用が、どんな抗生物質にも抵抗力を持ってしまう耐性菌の出現を招き、深刻な院内感染を引き起こすと指摘されている。 しかし、最近まで学会や国も注意を促してこなかった。なぜ放置されてきたのだろう。

風邪の原因の90%がウイルスだ。細菌を殺す抗生物質は効かない。 抗生物質は細胞に作用するが、細胞そのものを持たないウイルスには効果がないからだ。

軽い風邪なら、十分に休養を取るといった対症療法しかない。 抗生物質が必要なのは3日以上高熱が続くなど、症状が細菌によるものと診断されてからのはずだ。

ある開業医は「患者を手ぶらで帰すわけにはいかず、患者も欲しがる」と打ち明ける。 大阪市の中浜力医師は01年、全国の開業医409人を対象に風邪患者への処方実態を調べた。 すると、抗生物質を「ほぼ全員」に処方するとした医師は30%。「2人に1人」が32%。 「ほとんど処方しない」は4%に過ぎなかった。半数以上が処方の理由として「細菌性二次感染の予防」を挙げていた。

しかし抗生物質に予防効果がないことを示す研究は数多い。川崎医科大では、風邪の患者200人の半分に解熱剤などの対症療法、 半分に抗生物質のペニシリンを投与した。治療5日目以降に抗生物質が必要だと診断された患者は、ともに3人で、差はなかった。

ようやく、来年5月に出す抗生物質の診療手引改訂版に「風邪に抗生物質は無効。細菌性二次感染の予防目的の投与も必要ない」との文章が入る。

日本の抗生物質の生産はここ10年間、減少傾向が続いている。それでも1人当たりの抗生物質の購入額は約4600円。 米国の約5100円より少ないが、フランスの約2600円、英国の約800円に比べると、格段に多い。

こんなことはすでに常識と思っていたが、なかなか認知度は低いようで、抗生物質といえば万能薬のように思ってありがたがる人も多いという話も聞く。こういった記事が出る事でようやく一般に浸透し始め、医者も渋々儲け口をひとつ手放さなくてはならなくなる。メディアの力は大きい。

ちょっと話は逸れるけれども、抗生物質とは平たく言えば生き物を殺す物質であり、細菌といえども地球上にヒトと共存する生命に違いないわけで、それが人間の体内に入ってちょっとばかり悪さをする惧れがあるからといって、入ってきただけで元々体内にいた良い菌もろとも皆殺しにすればよしとする考え方は傲慢かつ暴力的に過ぎるのではないだろうか、などと「宇宙船地球号」派のとうちゃんは思うのだった。別に細菌の命をいたわれとは言わないけれども、「病を治す」イコール「細菌を殺す」ではないという視点を持ってもいいのではないか。現に良い菌まで一掃してしまう事による副作用で悪循環を招くこともあるのだ。この辺はアトピーにおけるステロイド療法とも事情が似ている。

もっと自分のからだを信頼したい。人間はだれでも自己治癒力という現代医学など及びもつかないスマートで緻密な治癒の手段を持っているのだから。まあ、こんな事が言えるのもバッチやホメオパシーを知ったればこそだが。

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