2003年12月15日
選択肢
痛みや苦しみがある場合は、何もせずに治るのを待つというのは辛いですよね。特に子供が苦しんでいる時は親子ともに辛いです。
しかし、(症状=治癒の過程)ですから、むやみに症状を抑える事は治癒の妨害と同義です。一見直ったように見えても、出されるべきものが出されない場合、潜行し、より深刻な病巣となるケースも少なくありません。
風邪の場合で言えば、薬に頼ると、どんどん風邪を引きやすくなり、だんだん治りにくくなります。
ですから、できれば抑えるより出し切りたいですが、現代医学では症状を出し切るという方向の治療法が無いのが非常に残念です。
ある掲示板に書き込んだのだが、果てしなく浮いてしまい(そこは楽しい親子の日常を語る場所なのだ)、書き込んだ後恥ずかしくなったので、以後は自分のところに書くことにする。
要は選択肢の問題だ。選択の余地があるならば、誰でもより良い方を選択するに決まっている。ところが医療に関しては、選択肢を持っている人が非常に少ない。現代医療(A)と代替医療(B)に対するスタンスは大まかに言って以下の5つのパターンに分けられると思う。
- Aしか知らない。ずっとAでやってきたからノープロブレム
- Bの存在は知っているが、どうにも胡散臭い。信頼できるのはAしかない
- Bが良いらしいけどよく判らない。結局いざという時はA
- Aは良くない!Bは素晴らしい!
- AとBの利点や欠点を知った上で、自由に最良と思われる選択をする
不幸なのは、2の人から見ると代替医療をやっている人は皆4に見えてしまうらしいところ。確かに4は陥りやすいパターンではある。結局のところ選択肢を持っているのは5の人だけだ。2や3の人も選択しているつもりで実は選択肢を減らしているだけ。
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