2004年1月10日
おみまい
ただでさえプロジェクトが危機的状況だというのに、スタッフの一人がバイクで事故を起こし、入院。プロジェクトに欠かせない役割の人間なので、しゃれにならない。左肩と左脚を骨折しているが、頭と右手は問題なく動くので、病院の許可を取り、PCを病室に持ち込んで仕事をしてもらうことになった。酷い話だが、背に腹は替えられない。
というわけで、今日とうちゃんがノートPCおよび必要な諸々を病院に届けることになっているのだが、いおぴーがどうしても一緒に病院へ行きたいという。絵本「いもうとのにゅういん」で読んだ、おみまいってやつを一度やってみたいらしい。ちょうどshokoが自然育児友の会の会報向けにはらっぱ園についての原稿を依頼されて、作業のため忙しいようなので、shokoの手を煩わせないようにと、いおぴーを連れて行くことにした。いおぴーは病院って一度も行ったことがないので、この機に見学しておくのもよかろう。いおぴーは張り切って、「いお、おむまいで、きりんさんあげるんだ」と折り紙のキリンをカバンに入れている。
入院先は北里大学病院で、うちからだと車で1時間20分くらいの予定だったのだが、大渋滞にはまって、2時間かかっても半分くらいしか進まない。今日は行くのをあきらめて途中で引き返そうかとも思ったが、いおぴーがどうしても病院に行きたいと言うので、行くことにした。
結局3時間半もかかってしまい、面会時間終了ギリギリだった。駐車場から荷物を抱えて走った。病室に入ると、恥ずかしくて一言も口が聞けなくなってしまったいおぴーだが、おずおずとキリンを手渡し、「どうもありがとう」とお礼を言われると、満足げに笑った。
とうちゃんもいおぴーもお腹がぺこぺこになってしまったので、ご飯を食べて帰った。空には見たこともないような赤くて大きい月が出ていた。
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