2004年1月24日
くるま騒動
shokoのメガネが壊れたので、修理のために新宿京王デパートに行くことにした。ついでに外でお昼を食べようと、どこへ行こうか考えながら車を走らせていると……。今日の日記は長いよ。
交差点の信号待ちで右折車線に入って止まりかけたところ、ガツンと衝撃が。ぶつけられた。左側をベンツが通り過ぎていく。とうちゃん車線変更してベンツの後ろにつけ、クラクションを思い切り鳴らした。信号はまだ赤なので、車を降り、ベンツの運転席まで行って「今、うちの車にぶつかりましたよ」と告げた。運転手は女性で、「えっ、ぶつかりました?」ととぼけた口調だったが、すぐに「わかりました、じゃあ左折してもいいですか」と答えた。連なって左折し路肩に車を止める。shokoが「怒らないでね」と言った。レスキューを出して皆で飲んでから、話をするために車を降りた。双方の車を確認すると、むこうはバンパーにこすった跡があり、こちらは左側のドアに傷がついてわずかに凹んでいた。後ろからぶつかったと思い込んでいたので、こんなところに瑕がつくわけないと不思議に思ったのだが、相手の話を聞いたらどうやら道路に面した駐車場から出てきて、曲がりきれず右車線にはみ出したらしい。しかし、さすが御ベンツ様、こっちの車は飛び跳ねるくらいの衝撃だったのに、向こうは「ちっとも気づかなかった」そうだ。大人と子供の相撲だ。かすっただけで良かった。相手の女性は瑕を確かめると素直に謝り、修理したら請求書を回してくださいと言う。こっちもそれで済めば楽なので、了承し、連絡先を訊いたのだが、携帯で連絡したらしく、今主人が来るので待ってくださいと言う。うひょー縞のスーツ来た恰幅のいいパンチパーマの人だったらどうしようとドキドキしていたら、普通の人だった。ご主人が「警察に行った方がいい」と言い、道路の向かいにある交番へ届けに行った。お巡りさんが来て状況を確認した。別にもめてるわけじゃないので話は早い。交番へ行って書類を作ることになった。10分くらいで済むと言うので、shokoといおぴーは車で待っててもらう。お巡りさんが「免許見せて」というので渡すと、一瞥し「失効してるよ」と一言。あまりに虚をつかれたので思わず「うっそ!まじ?」と大人げない声を上げてしまった。期限は昨年の誕生日までだった。ショック。通知来なかったし。こっちが100%被害者と余裕をかましていたが、実は無免許運転だったわけで、こういう場合どうなるのだろう。レスキューを飲んだおかげか、こんな時でも不思議と落ち着いていられた。お巡りさんもこういうケースは判断つきかねるらしく、交通課に電話して訊いていた。しばらく待たされた結果、今回はうっかり失効ということで不問にしてもらえることになった。ただし、更新が済むまでは絶対運転しちゃダメと釘を刺された。今回被害者だったからよかったけど、加害者だったら大変なことだとも言われた。もっともだ。しかし、気がついてよかった。失効から4ヶ月たっていたので、あと二ヶ月でほんとに免許がなくなるところだった。ぶつけられたおかげだ。ていうか相手のご主人が警察に届けてくれたおかげ。ありがとうございました。ドアのキズと凹みも相手方の保険で修理することになった。実は、ぶつけられる前からのキズもあったのでちょっとラッキー。
処理がすべて済み、お巡りさんに見張られながらshokoと運転を替わって、走り出した。いおぴーは「どうしておとうさん運転しないの?」と不思議そう。「お巡りさんに運転しちゃダメって怒られたから。運転したら檻に入れられるって」と言うと、神妙な顔をしていた。停まる時左折したため、新宿と反対方向を向いたのでとりあえずご飯を食べに行くことにした。なんだかんだで1時間以上たっていて、いおぴーもお腹すいたと言っている。ファミレスに入ろうと思ったが、なかなか無くてすごく遠くまで来てしまった。入った店で、shokoは親子丼、とうちゃんは鶏唐ピラフ、いおぴーはお子様セットでこれにも鶏の唐揚げがついている。そして店の電光掲示板には鳥インフルエンザのニュースが流れていた。
ファミレスで昼食を済ませた後、ちょうど近くが車を買ったディーラーだったので、寄って修理の見積もりをしてもらうことにする。実は、最近マイナーチェンジした新モビリオを見たいというのもあったのだ。新モビリオはなかなか魅力的。なにしろ両側のスライドドアがリモコンで自動なのだ。欲しい。修理の見積もりのついでに、下取り査定もしてもらった。修理は6万で、下取りは100万だった。日産では90万だったので、ちょっと嬉しかった。
待ってる間、いおぴーはクレヨンでお絵描きをしていた。ホンダの「初夢お絵描きコンテスト」に参加。いおぴーが描いたのは、『病院のそばの森にある池のほとりでお団子を食べるいおぴー』だ。変な初夢。参加賞としてASIMOのボールペンをもらって大喜び。shokoはさんざん待たされていやになっていた。
もう夕方になってしまい、どうしようかと思ったが、やっぱり新宿に行くことにした。京王デパートの駐車場に入れようとしたら、普通は満車で、機械式しか空いていなかった。うちの車は機械式は入れられない。しかたがないのでぐるっと廻って、結局路駐した。京王デパートのめがね売り場へ行き、修理を待っている間、いおぴーととうちゃんはおもちゃ売り場へ。いおぴーは何かおもちゃを買ってもらおうと必死だ。いおぴーは箱の裏とかに書いてある対象年齢に異様にこだわっていて、欲しいと思ったおもちゃでも6歳以上とか書いてあると「これはお姉さんのだね」と潔くあきらめる。一生懸命4歳向けのおもちゃを探すのだが、その辺が対象のものはたいてい3歳以上と書かれており、いおぴーは数字しか読めないので、3と書いてあるとこれはもっと小さい子向けのだと思ってあきらめる。そうこうしているうちにshokoが迎えに来てしまい、ぐずぐず言ういおぴーに、「ヨドバシにもおもちゃ売り場できたんだよ」と言って、京王デパートを後にする。ヨドバシではshokoがプリンタのインクとかを買ってる間に、とうちゃんはDVD売り場で買い物。いおぴーのDVDもなにか買ってあげようかと思ったが、いおぴーは「はやくおもちゃのところ行こ!」とDVDどころではない様子。約束どおり、別館のおもちゃ売り場へ行った。いおぴーはキティちゃんのPICOを遊びたおして満足し、何も買わずに帰る。
お腹がすいたので大戸屋で夕ご飯。いおぴーに「何食べたい?」と訊くと、「ア、イ、…何だと思う?」といたずらっぽく笑うので、「合鴨のローストオレンジソース仕立て?」「アイダホポテト?」などとふざけて笑いあう。結局いおぴーはジャコご飯。デザートにアイスクリームではなくワラビ餅を食べた。
車のとめてあるところまで戻ると、なんと、ドアノブに駐車違反のワッカがつけられていた。ショック。とうちゃんとかあちゃんはガックリと肩を落としたが、自業自得。1万5千円でドアの傷を直すと思えば安いよと慰めあいながら帰った。
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