2004年2月25日
ホメオパシー勉強会にて
shokoがみづき助産院の鴫原先生が講師をつとめるホメオパシー勉強会に行ってきた。夜、その話を聞いた。つっこみどころ満載でのけぞりっぱなしの内容だったそうだが、まあ見解の相違と言えば言える部分は措いておくとして、ひとつ聞き捨てならない明らかな事実誤認があったようなのでそれだけは書かずにおれない。
その事実誤認とは、バッチフラワー、特にバッチ博士についての発言である。バッチについて質問した人がいて、それに関して鴫原先生曰く、バッチフラワーで治るような人は幸せである
と言ったらしい。バッチフラワーは(原料は花だけだから)ホメオパシーに比べたらその範囲はすごく狭く、複雑な問題を抱える現代人にはとても対応しきれない
というような発言内容だったようだ(言い回しについてはかなり曖昧)。バッチに対してどのような立場をとろうとその人の自由なので、ここまではよしとしよう。問題はここからだ。バッチフラワーを作ったバッチ博士も、その後ホメオパシーと出会い、その素晴らしさを知ってホメオパシーに取り組み、努力の結果、バッチノソードを生んだのだ
と。まるでバッチ博士がバッチフラワーを捨ててホメオパシーを選んだかのような言い様。まったく間違い。
バッチ博士は細菌学者として実績を残したが、ホメオパシーと出会い、その素晴らしさを知ってホメオパシーの研究に取り組んだ結果、バッチノソードを生んだ。しかし、ホメオパシーはその難しさに故に万人向けの療法ではないと考え、より易しく誰もが自分自身を癒せる方法を求めて、ホメオパシーを捨て、バッチフラワーを作り出したのだ。バッチ博士はその後死ぬまでバッチフラワーを使って無償で治療行為を続けた。
当人が単に不勉強なだけで、誰にも迷惑がかからないのならいいけれども、教える立場の人が堂々とこんな間違ったことをしゃべったらいかんだろう。ちょっと呆れた。shokoはまずいと思いつつも、場が荒れることを恐れて何も言えず、結局一人悶々としながら帰ってきたらしい。
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