2004年9月 9日
字
いくらなるべく文字は教えないようにと気をつけていても、まったく文字に触れない生活というのは不可能なわけで、やはりもうすぐ5歳ともなると勝手にひらがなや数字くらいは覚えてしまうというものだ。
いおぴーの場合は絵本が大好きなので、まず内容を丸暗記してしまい、それから音と文字をひとつずつ照らし合わせていくという方法でひらがなを解読したようだ。そのやり方で自力でほとんどのひらがなを読めるようになってしまった。カタカナは絵本だけでは決定的にデータ不足のようで、まったく読めない。また、漢字には一文字で2音以上のものがあるということを理解できず、漢字まじりの文だと文字と音がずれていって解読失敗に終る。
書くほうも熱心にやっているが、なぜか裏文字が多い。紛らわしい文字を間違えるという程度ではなく、7割がた裏返しに書く。例えばひらがなの「い」は右の棒が長くて下が撥ねているし、数字の「1」も右側につのが出ているというふうに、左右対称に近い文字すら見事に鏡文字なのだ。何故だろう。
今は文字を覚えなければいけない時期ではないから、間違って書いていてもあえて訂正はしないようにしているが、まったく不安がないと言えば嘘になる。はやくおおっぴらに文字を教えていい年齢になってほしいと、こういうときだけは思う。
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