2004年9月21日
ミスティック・リバー
帰ったらshokoもいおぴーも寝ていたので、ひとりでDVDを観る。ミスティック・リバー。shokoは嫌な話だから観たくないと言っていた。たしかに暗く重い話で、ラストも決してハッピーエンドではなく後味の悪い結末を迎える。しかしながら、映画としては素晴らしく良かった。ショーン・ペンとティム・ロビンス(どちらも好きな俳優だ)の演技が、見事に映画らしさを引き立てており、嫌なストーリーにもかかわらず絶妙なバランスで嫌な映画にならずに済んでいる。イーストウッド独特の演出も物を言っている。イーストウッド作品は、おもしろい/つまらないとは別の次元で常に娯楽映画として成立している点が素晴らしい。これが他の監督や役者だったら、薄っぺらで鼻白むか、気分を害して腹立たしいか、いずれにしてもさぞかし悲惨な映画になったんじゃないかと思う。
評価は文句なく星5つなのだが、ほんとにやな話なのであまり人には薦められないのがもどかしくもある。
ミスティック・リバー 特別版 〈2枚組〉 [DVD]
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