平成11年11月11日生まれ(11歳になりました!)の我が娘を語る親ばかサイトです。

子育てを通して父と母が思ったことや学んだことなどをちょっとずつ紹介していきます。

2005年6月26日

川遊び

今日ははらっぱ園の父の日企画、川遊び。母親抜きで秋川まで出かける。昨年は仕事が忙しい時期にあたってしまい、残念ながら不参加だったので、今年は満を持しての初参加。

いおぴーには当日まで内緒にしておこうと思ったのだが、昨夜寝かしつける時に、暑さで寝苦しくてぐずって寝ないいおぴーに、つい「明日はとうちゃんいいところへ遊びに出かけるから早く寝ないと。早起きした子は連れてくけど」と言ってしまう。いおぴー「どこ行くの?」と訊く。「川へ、網もって、魚とりに」と、殊更もったいぶって言うと、網を買ったばかりで使いたくて仕方のないいおぴーは、急に黙ってぱったりと寝る(努力をする)。

朝、しっかりと早起きしたいおぴーはてきぱきと支度を済ませ、「早く行こう」とせっつく。予定より15分ほど早いが、余裕を持って家を出る。歩きながら「おかあも来ればいいのに」と言っている。この時点でまだとうちゃんと二人で行くものと思っている。

吉祥寺駅に着くと、ホームで、同じ電車に乗っていたHちゃんとSちゃんに会う。いおぴーは喜んでHちゃんと戯れる。「で、Hはどこ行くの?」なんて訊いている。まだ気づいていない。

改札を出て集合場所に行くと、すでに皆集まっている。はらっぱ園の皆が集まっているのを見てびっくりしたいおぴーは、「もしかして今日はらっぱあるんじゃないの?」と、自分だけとうちゃんと遊びに行ってはまずいのではないかという表情でとうちゃんを見る。そこでようやく「皆で川遊びに行くんだよ」と言うと、「なーんだ。おとうと二人で行くと思ってた」と安堵と喜びの笑顔。

皆で電車に乗って出かける。なるべく他の乗客の迷惑にならないようにと一番後ろの車両にかたまって乗る。ところがそこは7人掛けのシートの両側を缶チューハイとつまみを手にしたおっさん軍団によって占領されており、辺りを酒臭さが漂っていた。子供たちは「くさーい。くさーい」と口々に言いながら鼻をつまむ。ちょっとげんなりしたが、まあ子供たちがちょっとくらい騒いでもお互い様ということで、かえって気が楽とも言える。

いおぴーは電車の中ですでにハイテンション極まる状態になっており、お友達のお父さんに構ってもらうのが嬉しくて、度を越した傍若無人な振る舞い。今日は父親全員が皆のお父さんだからここは大目に見てもらおう。やはり見るからに優しそうなお父さんが人気で、とうちゃんなどは顔が怖いせいか誰も寄ってこない。

目的地の武蔵増戸駅に到着し、川に向かって歩き始めると、風景に見覚えがあるらしく「ああ、ここね。いお来たことある」とふてぶてしい態度で言い放ついおぴー。可愛げのない態度がかわいい。

20分ほど歩き、河原に到着。木陰にシートを敷いて、着替えるとさっそく川に入って水遊び。先生の方針で子供はパンツと靴のみ。陽射しが強いのでいおぴーには帽子をかぶらせた。上もUVカットの水着を持ってきていたのだが、着せずに遊ばせて、日焼けで肌の荒れがひどくなり帰ってからshokoに怒られた。

先生持参のシャチに順番に乗り、年長は転覆して川に落ちる儀式。いおぴーは相当懲りたらしく、2度目にシャチを借りてとうちゃんと乗ったときは、ゴーグルに浮き輪という笑える重装備。本人は真面目。にもかかわらず、叫び、泣き喚き、あまりの喧しさに、やむなくすぐに降ろす。いおぴーにとっては史上最凶の絶叫マシーン、シャチ。

リツコサンが描いてくれたイラスト

浮き輪で泳いだり、ちっちゃなカエルを捕まえたり、唇が紫になってがたがた震えていても水から上がろうとせず遊び続けるいおぴー。ほんと水遊びが好きだ。今日は暑くて川の水もそれほど冷たくなく、絶好の川遊び日和。

川から上がってお昼は火を熾してつくった味噌汁とお弁当。そして、デザートには今日だけ特別、焼きマシュマロ。いおぴーはここぞとばかり5個も食べた。

帰り支度をして駅に向かう。さすがに疲れたようで足取りも重い。自分のリュックは自分で背負うのがはらっぱ園のルールだが、ちょっとずるして、後ろから少しだけリュックを持ち上げてやると、現金なもので「あ~、軽いな~」と言ってすたすたと歩き出す。

帰りの電車では半分くらいの子供がお父さんに抱っこされて眠ってしまったが、いおぴーは全然眠らず、終始おしゃべり。吉祥寺駅に着いて、解散した後も「三角で遊んでいく」と言って、歩いて帰る元気が残っている。さすがに遊んでいくのはやめたが。家まで歩いて帰り、ピンポ~ンと呼び鈴を押して低い声で「おとどけもので~す」かあちゃんが出迎えてくれる。

お風呂で汗を流した後、積み木で遊ぶいおぴーに付き合わされるが、とうちゃんは傍らで、いつのまにか寝た。

夕食のとき、「どのおとうさんが一番良かった?」と訊くと、とうちゃんを指差し、「このおとう」と答えるいおぴー。「だって、リュックずるしてくれたから

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コメント(1)

良かったね、このおとうが一番好きで。
個人的には、規則は半分くらい守ればいいんじゃないかと
思います。
特に親は。いつだって子供の味方だもんね。

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