2005年7月 9日
ああむじょう
もうすぐ車検ということで午前中、車検前点検をしてもらいに行ってきた。いおぴーは待っている間、テーブルに置かれた飴を食べたくてずーっとイジイジ言っていた。
午後、かあちゃんが出かけた後、さて我々も出かけようかと思った矢先に雨が降り出したのでお出かけは取りやめ。
前々からやろうと思っていてなかなか機会がなかったプロジェクターの分解掃除をすることにした。ほんとはいおぴーがいない時にやりたかったのだが、まあしかたがない。しきりに手伝いたがるので、ドライバー持って来いとか電気消してとかせいぜい便利に使う。そして、「近づくと電気でビリビリってなって死んじゃうよ!」と脅しておく。実際、慎重にやらないと取り返しの付かないことになるので、いおぴーにうろちょろされると落ち着いて作業できない。電源を入れたままスクリーンに埃の状態を映しながらの作業になるので、いおぴーはスクリーンを見て埃を確認する係。とうちゃんはエアダスターで液晶パネルについた埃を吹き飛ばす。「もうちょっと右!」とか「まだ取れない」などととうちゃんに指示を出すいおぴー。うまく埃を吹き飛ばして、「なくなった!」といおぴーが叫ぶと、思わずふたりで手を取り合って喜ぶ。
せっかく画面がきれいになったので何か観てみることにする。映画だと全部観たくなるので、途中で止めてもいいように「レ・ミゼラブル -1995年10周年記念コンサート-」を選んだ。これなら聴きたい曲だけ飛ばし観できる。というつもりだったのだが、いおぴーがとうちゃんにいちいち歌詞の説明を求めながら、思いのほか真剣に見入ってしまい、結局2時間半近く、最後まで観てしまった。
いおぴーなりに話の筋も理解したようで、はじめは「神父さんが銀の食器あげたって言っても、本当は盗んだんだから、ジャンバシャン(ジャン・バルジャンのこと)は悪い人だよ。警察の人(ジャベールのこと)は捕まえていいんだよ」とジャベールに肩入れしていたが、ジャン・バルジャンがいろんな人を助けていくのをみるうちに、「ジャンバシャンは神様に許してもらったんだよね」と言い、悩むジャベールをみて「ひとそれぞれだからねー。難しいね」と妙に的を射た感想を述べていた。
あとでshokoにその話をしたら、「いおぴーはいつも、まさにそのことで混乱している」と言われた。はらっぱ園がジャン・バルジャンで家庭がジャベールだと。なるほど、そうかもしれない。
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