三角広場ではらっぱ園の仲間が集まった。
アメリカから帰ったHちゃんやはらっぱ園卒園第1号のNちゃんにひさしぶりに会うのが主目的。最初は照れるのか口も聞こうとしなかったが、そのうち自然にいっしょに遊び始め、あっという間に皆はらっぱ時代に戻っていた。
皆それなりに顔つきが変化していて、新鮮だった。いおぴーも他の人から見ると少しは変わっているんだろうか。
平成11年11月11日生まれ(10歳になりました!)の我が娘を語る親ばかサイトです。
子育てを通して父と母が思ったことや学んだことなどをちょっとずつ紹介していきます。
三角広場ではらっぱ園の仲間が集まった。
アメリカから帰ったHちゃんやはらっぱ園卒園第1号のNちゃんにひさしぶりに会うのが主目的。最初は照れるのか口も聞こうとしなかったが、そのうち自然にいっしょに遊び始め、あっという間に皆はらっぱ時代に戻っていた。
皆それなりに顔つきが変化していて、新鮮だった。いおぴーも他の人から見ると少しは変わっているんだろうか。
朝、Mちゃんがやって来て、これからプールへ行くと言って帰って行った。いおぴーもすっかりプールへ行く気になってしまい、3人で出かけることになった。
新横浜の日産ウォーターパーク。支度に30分以上かかったにもかかわらず、shokoがタオルといおぴーの水着を忘れてきてレンタルで500円の余計な出費。Mちゃんと会えて、2時間ほど遊び、いおぴーは楽しかったようだが、屋内で開放感に欠ける設計のせいか、とうちゃんの満足度はあまり高くない。日帰り温泉の方がいいな。
そのままアピタへ行って、いおぴーが美容院で髪を切った。はじめての美容院。いおぴーは「ちょっとだけ緊張した」と言うが、どう見てもものすごく緊張していた。前髪も切ってもらい、これでいいですか?と訊かれて黙ってうなずいたいおぴーだが、店を出てから「もっと短い方が良かった」とか言っている。
家へ向かう途中、晩ご飯どうする?と訊いたら、shokoが「晩ご飯ない。帰ったらすぐ寝る」と言うので、とうちゃん怒る。むかついた勢いで、そのまま神宮球場へ。高速を使うと小一時間で着いた。問題は駐車場だったが、奇跡的に球場前のパーキングメーターが一台分空いていてすんなり駐車することができた。いおぴーとふたりで(shokoは車で待っている)5回途中から入り、8回まで観て9時過ぎたので出た。いおぴーはそれなりに楽しんだようだが、とうちゃんははなはだ不満足。
井の頭公園で自転車を盗まれて以来、自転車無しの生活だったが、ガソリン代高騰の昨今、近場へ出かけるのも自動車というのは経済的にも環境的にもよろしくないので、自転車を買うことにした。
shokoの電動アシスト付きという希望と、とうちゃんの車に積める折りたたみ式という希望を両立させて、サンスターのインテリジェントバイクが候補だったが、隣にあったROVERの方がデザインが小洒落ていて、走行距離(一回充電当たり)がこっちの方が長い点がいい、とshokoがいうので、こっちを買った。
すぐ乗って帰ったが、乗り心地はかなり微妙。タイヤが小さいので不安定、ハンドルは握りにくく手が痛くなる、お尻も痛い、ブレーキはキーキー鳴る、モーター音不快。良い点は上り坂も楽々だったことくらい。高い買い物だった気がして凹む。慣れの問題だろうか。
午前中、モザイクモールというところへ行って観覧車に乗った。浴衣姿だと無料(同伴者も)とあったのでいおぴーに浴衣を着せていく。あからさまな無料目当てでちょっと恥ずかしい。
帰り道、すさまじい豪雨に見舞われる。ワイパーを最速で動かしても前が見えない。ガード下はかなり水が溜まっていてスプラッシュマウンテン状態。雷もバンバン落ちるし雹も降って来る。いおぴー「前はちょっとの雷でも泣いてたでしょ。でも今は全然泣かない」と自分の成長振りに自己満足。
車中、帰っても家に入るまでにずぶ濡れになりそうなくらい凄い雨なので、小止みになるまでどこかでお茶でもしていこうかと話していたが、ふといやな予感がしてやっぱり急いで帰る。予感的中、寝室の窓が開けっ放しで、窓際に水溜りができていた。お茶してないでよかった。
夕方、雨が止んで気持ち良い天気になったので、急に思い立ってナイトズーラシアに出かける。この雨の後だから空いているだろうと思ったら、結構混んでいた。観光バスもたくさん来ていた。
はじめて象の咆哮を聞いた。いおぴーは逃げた。ライオンやホッキョクグマなど日中と挙動が違う動物も多く、夜見に来る価値はある。メガネグマとヤブイヌは今回初めて見ることができた。オカピも初めて見た。3回目でようやく全部回れた。
朝、コーヒーのフィルターを切らしていたので、ついでにカルディのあるグランベリーモールへ買い物に出かける。
shokoが買い物している間、とうちゃんといおぴーは本屋へ。「おとうだけ買うのはずるい」といおぴーにせがまれて絵本を一冊買わされた。「マドレーヌのメルシーブック」。副題が"いつもおぎょうぎよくいるために"となっている。
本を読んでお行儀が良くなってくれるなら安い買い物だが、いおぴーがまず最初に覚えたのは「まくらなげ」だった。「ねえねえ、まくらなげしよう」とうるさい。
いおぴーとふたりで、自転車で新治の森へ行った。
とうちゃんは電動アシスト付きで坂道も楽々だが、いおぴーは「おとうはいいなー」と言いながらヒーヒー息を切らせながら必死で漕いでいる。すごくきつそうだけど、楽しそう。坂道が多いのは想定済みだったが、凸凹の砂利道や木の根っこが飛び出ている山道が意外に多くて自転車では走り難かった。結果、降りて押して歩くことが多く、あまりサイクリングを楽しめなかった。
いおぴーの自転車は足ブレーキしか付いていないので、降りて坂道を下るのは非常に難しい。もう少ししたら手ブレーキ付きのひとまわり大きい自転車に替えることも考えた方がいいかもしれない。
shokoの希望で御殿場プレミアムアウトレットに出かけた。節約のため高速は利用せず、下道で3時間。
3年前に一度来たけど、このときの思い出といえば、鹿。いおぴーも鹿が歌うのはよほど強烈だったと見えてしっかり覚えていた。しかし今回はさすがに怖がることもなく、楽しんでいた。
何にも買わないつもりだったけど、結局いおぴーにせがまれるままに服をあれこれ買ってしまった。でも可愛い服ばかりでいい買い物だった。
帰りも下道で3時間。レッドロブスターで夕食。いおぴーは初めて見る生きたロブスターに目を白黒。タスマニア産生牡蠣が美味しかった。
ミーティングのため、いおぴーをおばあちゃんに預ける。
朝10時からのミーティングだったが、長引いて夜までかかってしまい、迎えに行くのが遅くなりそうなので今日はおばあちゃんの家に泊まってもらうことにした。いおぴーは電話のむこうで「もちろん泊まっちゃうよ~」とうれしそう。ぐずられても困るが、こう喜ばれると少々複雑な気分。
いおぴーがいないので、たっぷり朝寝坊。9時に起きた。
おばあちゃんが青葉台までいおぴーを送って来てくれるというので、shokoとふたりでバスで青葉台まで出かけ、壱語屋という焼肉店でランチ。shokoと二人だけの外食はすごく久しぶりの気がする。いおぴーがいるとなかなか焼肉屋には入れない。ハラミ美味しかった。
おばあちゃんと駅で待ち合わせ、ソニープラザでお茶した。いおぴーはとうちゃんのロイヤルミルクティーの生クリームを横からいやしく舐める。
家に帰ってからは、とうちゃんといおぴーは部屋でかくれんぼ。いおぴーかくれるの上手くなった。shokoは携帯に住所録を入れるのに悪戦苦闘している。
とうちゃん運転免許の更新のため、朝早くから運転試験場へ。いおぴーはまだ寝ていた。最近朝寝坊ぎみのいおぴー。
1時過ぎに帰ると、いおぴーはYくんの家に遊びに行ったという。いおぴーから開放され、午後はのんびり寝そべって本を読んで過ごす。平和。
5時ごろ迎えに行くが追い返され、6時ごろあらためて迎えに行く。夕食ができるまでお絵描き。絵でしりとりした。
とうちゃんの新しい免許証の写真を見て「顔こわいよー」と怯える失礼ないおぴー。
夕方からおばあちゃんの家に行く。町内の盆踊りに今年も参加。いおぴーは今年すでに2回踊っており、気合十分。
昨年は1500円もお小遣いをもらったが、350円しか使わなかった。なのに今年はなんと2000円も。おじいちゃんもおばあちゃんも甘いな。
いおぴーは今年もゲームやくじに次々に挑戦。ひもくじ50円(光るアクセサリー)、コイン落とし100円(折り紙シールセット)、浮き輪投げ50円(匂い消しゴムセット)、スピードくじ100円(シール)、おもちゃすくい100円(金魚と亀)。
いおぴーがこれ以上お金を使わないように、残った小銭で焼きそばとトウモロコシと枝豆を買って一旦帰る。いおぴーも小銭を使い切って満足。残った千円札にはあまり価値を見出していないようで、あっさりおばあちゃんに返した。「いっぱいお金つかっちゃった。お金1個出したらおつりをいっぱいもらって、そのおつりも全部つかっちゃった。」おつりの概念もまだわかってないようだ。
また出かけて、今度は盆踊りをたっぷり踊った。
淵野辺の交通公園に行った。
杉並にもあっていおぴーが好きでよく行った。自転車に乗れるようになったのも交通公園のおかげだ。
いおぴーにはひとつ心残りがあって、ゴーカートに乗りたかったのだが、それは小学生以上でないと乗れなくて、小学生になったら絶対乗るぞと決めていたのだがその前に引っ越してしまったので交通公園にいけなくなった。今でも休みの日にどこへ行きたいかと訊くと「交通公園て遠い?」といったりしていた。
ここの交通公園は杉並よりはやや小規模だが、ちゃんとゴーカートもあっていおぴー的には大満足。貸し出しのシステムは杉並と違って30分に一回受付があって、小学生自転車、小学生ゴーカート、幼児...とそれぞれ列に並んで順番に受付をする。いおぴーは小学生ゴーカートの列に並び、晴れてゴーカートに乗ることができた。足が届くか心配だったが、シートのいちばん前に腰掛けてなんとか漕ぐこともできていた。30分毎に列に並んで借りなおし、2時間ほど遊んだ。
ここは家から車で30分ほどかかるのでそれほど近いとはいえないが、すぐそばにオーディオユニオン淵野辺店があり、とうちゃん的にも十分に来る価値があるのだった。DVDの安売りをしていたので「がんばれ!ベアーズ」のBOXを買った。いおぴーは女の子が野球をする話と聞いて目を輝かせ、10歳になったら観ると楽しみにしている。
帰りに万葉の湯へ寄った。温泉気持ちいい。
今日からいおぴーとshokoは高尾、南郷荘、立科と連続お出かけ。高尾ははらっぱ園の仲間と1泊して、南郷荘へ直行して3泊。25日に一旦帰ってくるが、26日は蓼科へ早朝出発して2泊の予定。
とうちゃんはしばらく一人暮らし。
今週は連日終電帰りで疲れも溜まってるし、今日はいおぴーが帰って来るので仕事を休むことにした。shokoの携帯の留守電にその旨を伝える。
昼過ぎ、電話がかかってきた。いおぴーに「うちにいるから早く帰ってきてね」と伝えると、いおぴーは「でもつるつる温泉に行きたいんだよねー。いい?」と言う。「かあちゃんと相談して決めて」と伝える。
とうちゃんずっと家で待っていたが、結局shokoたちは、つるつる温泉へ行き、コストコで買い物して、帰ってきたのは夜9時近く。いおぴーは眠ったまま車から布団へ直行。とうちゃん何のために仕事休んだんじゃ。
朝早くお迎えの車が来て、とうちゃんが寝ている間にいおぴーとshokoは立科へ出かけていった。
夕方からシュタイナー学園の活動グループのミーティングで、父親3人が集まって話をした。2時間ほど仕事の話をした後、場所を変えて飲みながら(とうちゃんはウーロン茶)世間話。
シュタイナー教育の話題の中で、海外でもシュタイナー学校の生徒は行儀が悪いという評判があるところもあるという話が出て、確かにそういう話は聞いたことがあるけれども、うーん、どうなんだろう、それって価値観の相違じゃないかという気がする。
そもそも大人が子供に対して「お行儀」と言う時、「大人は子供より偉いのだから子供は大人にとって都合の悪いことや癇に障ることをしてはいけない」と言ってるだけではあるまいか。闇の中で生きることに慣れてしまった大人が、天真爛漫、自由奔放に行動する子供の眩しさに耐えられないだけではないのか。実際のところ、ただ「お行儀よく」する/させることにどれだけの価値があるのだろう。子供にとって、そして大人にとって。
もちろん悪意のある行動や、他人に対して敬意を欠いた態度はたしなめられて然るべきである。しかし少なくともシュタイナー学園の子供たちのお行儀の悪さはそういった類のものではないし、そういった行動や態度って、むしろ大人の専売特許ではないか。どの口で行儀が悪いと言えるのか。などとつらつら思った。
まあ、とうちゃんもついこないだ、いおぴーにおぎょうぎよく…っていったばかりだけど。
どうせいおぴーもshokoもいないので、金曜日休んだ分、会社に行って仕事する。
帰り道で思い出した。今日学校へ壁の色塗りの手伝いに行く予定だったんだった。すっかり忘れていた。
帰ったら、いおぴーもshokoもいなくてあせった。すると間もなく帰ってきた。Mちゃんちでご飯食べていおぴーはお風呂も入ってきたらしい。
久しぶりにとうちゃんがいおぴーを寝かしつける役になった。とうちゃんと寝る時はいつもとうちゃんの即興ばなしをせがむいおぴー。「何の話がいい?」と聞いたら「栗太郎のはなし」と答える。栗太郎はしばらく前から続いている連続大河ドラマだ。「どこまで話したっけ」といおぴーに聞くと、「栗太郎が桃太郎といっしょに桃の国へいたずら娘を探しに行くところ」。全然憶えてない。なにせ即興なのでそれまでの話を忘れると続きがつくれない。いおぴーに謝って今日は違う話でかんべんしてもらう。
丸太郎のはなし。木彫り細工をしている一人暮らしのおじいさんが、寂しいので丸太で男の子の人形を作る。丸太でできているから丸太郎と名づけた。でも丸太郎は人形なので口もきけないし動けない。おじいさんは毎晩神様に丸太郎を人間の子供にしてくださいとお願いしているが叶わない。ある日おじいさんが出かけている時、隣の家が火事になっておじいさんの家に燃え移った。帰って来たおじいさんは丸太郎を助けるために火の中へ飛び込む。丸太郎を抱いて出口に向かうが燃えた柱が倒れてきておじいさんは下敷きになってしまう。おじいさんは神様に「丸太郎だけは助けてください」とお願いする。丸太郎も口はきけないけれど、おじいさんを助けたい!と願う。神様が二人の願いを聞き届け、一筋の光が雲の上から射してきて丸太郎を包んだ。すると、丸太郎は人間の子供になった。動けるようになった丸太郎は必死でおじいさんの上の柱をどけ、おじいさんを担いで出口に向かった。しかし周りは炎に包まれてもう一歩も進めない。丸太郎の目から涙がこぼれた。すると涙が地面に落ちるのと同時に、空から激しい雨が降り出した。雨の勢いであっという間に火は消え、丸太郎とおじいさんは助かった。おじいさんが目を覚ますと傍らに男の子が。「僕、丸太郎だよ」。おじいさんと丸太郎は抱きあって喜んだ。それから二人はずっと仲良く暮らしましたとさ。おしまい。
はっきりいってピノキオのぱくりなのだが、いおぴーは感動し、満足して寝てくれた。めでたしめでたし。