2002年9月15日(日)

駐車場

朝、いおぴーと散歩がてらコンビニに買い物に行った時の事、ふと「空き駐車場有り」の看板が目に留まった。うちから4軒先で距離にして100メートルくらい。アパートの前で2台分だけのスペースがあり、そもそも貸し駐車場と意識したことは無かった。「ほう」。

最近アウトドアづいているshokoが「車が欲しい」とことあるごとに言っており、その都度「駐車場がないのだからどうしようもない」という結論に至っていた。うちの近所は駐車場自体の絶対数が少なく、常に空きは皆無という状態なのだ。それに、とうちゃんは出不精の上に似非エコロジストなので、車など環境破壊の元凶であり、個々人が見境なしに車を所有するのを止めることが環境保護につながるのであり、経済的にも必要なときだけタクシーなりレンタカーなりを利用したほうが、維持費よりも格段に安上がりだと車不要論を主張していたのである。

が、しかし、うちから目と鼻の先にぽっかりと空き駐車場が現れたのは、車を買えという天の声?と勝手な解釈をし、なんだか車が欲しくなってきた。shokoに駐車場のことを話したらもう、買うしかないみたいな感じになってしまい、早速インターネットで手ごろな車を検索してみた。こういう気まぐれはとてもワクワクする。本当に似非エコロジストで申し訳ない。

駐車場を管理している不動産屋に出かけた。提示された賃料は25000円なのだが、shokoが「ダメモトで値切ってみよう」と交渉したら、相手はいい顔をせず、無理だと思うがオーナーに確認して後で連絡すると言うので不動産屋を後にした。

ルノー

とうちゃんは車は買う以上は趣味のものと思っているので、実用優先の国産車にはあまり興味が無く、とりあえず外車を検索していたらルノーカングー(Renault Kangoo)という車を発見。shokoの要望である「コンパクトで、なおかつ人も荷物もたくさん乗る」という条件を満たした上に、見た目がちょっと変で可愛い。これに決めよう。

shokoも気に入ったようで早速ディーラーに電話を入れる。今日買ったらいつ納車できるかなどと質問していてこっちがびっくりした。電話の相手もかなり動揺したようだ。shokoは車に関する知識が皆無で、買ったら乗って帰れると思っていたらしい。

昨日と同じくshokoは舞台の仕事なのだが、ちょうど仕事場の近くにルノーのディーラーがあるので、仕事の前に見に行くことにした。渋谷駅から歩くこと15分。途中、道玄坂で祭にぶつかってしまい、えらい難儀した。

カングーを見た第一印象は「思ったよりでかい」。全長は4メートルを切るサイズで並みの車より短いぐらい。問題は車高だ。180センチ以上って異常だ。しかし見慣れると次第に違和感も無くなり、まあ可愛いから許そう的に多少の短所には目をつむってもいいかなと思える。この車の最大の長所は後列シートに大人3人がちゃんと乗れること。中央のシートもヘッドレスト付きでシートベルトも3点式だ。チャイルドシートを中央に置いて左右に大人が座ることも可能というのはかなり魅力的。内装はいたってチープ。国産車に比べたらヘボヘボである。だがとうちゃんは以前フィアットパンダに乗っていたこともあり、チープな内装には慣れているし、むしろ味があって好いと思っているのでさほど問題ではない。あとは乗り心地だが、ここで不測の事態が。いおぴーがベビーカーで寝入ってしまい、試乗ができない。shokoの仕事の都合もあってあまりのんびりできないので困っていたら、営業の方が明日カングーで迎えに行くから、家から渋谷まで試乗してはどうかと提案してくれたので、そうしてもらうことにした。

ホンダ

shokoはもっといろんな車が見てみたいという気持ちになったようで、ルノーのはす向かいにホンダのディーラーがあったので寄ってみようということになった。フィット(Fit)という車が展示してある。shokoは興味を持ったようだが、とうちゃんはあまり関心が向かない。デザインは客観的に見れば確かに良い部類だが、個人的に好みではない。それよりモビリオ(MOBILIO)という車のほうが面白そうだ。コンセプトはカングーに近い。

駐車場その2

shokoと別れた後、いおぴーを連れて渋谷児童会館へ行く。閉館まで遊び、その後も外の公園で小一時間遊んだ後、不動産屋に電話を入れる。すると「その件でしたら、交渉には一切応じられませんし、一歩違いでもう決まっちゃいました」と言うなり一方的に切られた。ハンマーで殴られたうえに水をぶっ掛けられ裸で放り出されたくらいのショック。せっかく車を買う気分で盛り上がっていたのに、駐車場が借りられないのでは全てパーだ。思わず隣で電話したい電話したいと騒ぐいおぴーに「うるさい!」と八つ当たりし、値切ろうなどとケチな根性を出したshokoを恨み、決まってしまったなど嘘に違いないと陰険な不動産屋に対して怒りがわいた。

ネガティブになっている自分に、これはいかんととっさにバッチフラワーのレメディをイメージし気分転換を図る。泣いているいおぴーに謝って仲直りし、探せばもっといい駐車場があるかもと自分を慰めて帰途に着いた。

まだ開いている駅前の不動産屋に寄って駐車場を尋ねる。候補は1件のみで、距離的にはゆっくり歩いて5分。賃料も28000円と高い。とても妥協できる条件ではなかった。不動産屋のおじさんとおばさんはとても子供好きのようで、いおぴーを盛んに構ってくれる。「こんな汚いのあげていいかなあ…」と躊躇しながらピングーのぬいぐるみをくれた。なんとなく和んでいるうちに、おばさんのほうが「あれ、出しちゃおうか」と言い出した。何のことか様子を伺っているとどうやら身内用にキープしていた自社管理の駐車場があるらしい。おじさんも「お客さん優先だ。出しちゃえ」と言う。先の物件より家に近く、賃料25000円。今朝の物件に比べると距離は遠くなってしまうが、手前のスペースがとても広く、車の出し入れはし易そうだ。今朝の物件は狭い道路に垂直に接していて、しかも角に電柱が立っており、出し入れは容易ではない。よく考えたらshokoには無理かもしれない。だからこの物件に出会えたのは、とてもありがたかった。いおぴーがいたからこの物件を出してもらえたという気がする。いおぴーに感謝しないといけない。

2002年9月16日(月)

カングー試乗

朝10時にカングーで迎えに来てもらい、試乗することになっている。その前にもう一度近所に駐車場の空きが無いものか散歩がてら探してみることにした。しかしやはり紹介された物件より近くに空いている駐車場は無さそうだ。それに家の近くはほとんど狭い一通地獄で、こんなところに駐車場を借りても難儀するだけのような気がしてきた。結局、昨日紹介してもらった物件に決めることにし、契約したい旨を電話してから、試乗に出かけた。

外は小雨が降っていたが、営業のFさんはハッチバックを屋根替わりにして待っていた。雨宿りには最適だ。とうちゃんが運転席に座り、shokoといおぴーは後部席に乗る。運転感覚は良くも悪くも商用車のよう。お世辞にもすばらしい乗り心地とは言えない。右ハンドルだがワイパーと方向指示器が国産車とは逆なので間違えやすい。エンジン音はさほどうるさくないが、何か小刻みな異音がすると思ったら、マフラーの取り付けに若干問題があり、最新のものでは解消されているとのこと。山手通りのゆるい上り坂で顕著にパワー不足が感じられた。後でshokoに聞いたら後部座席の乗り心地は良くなく、長時間はとても耐えられないと言った。

すっかり買う気は失せてしまい、ちょうどshokoの携帯電話に仕事の呼び出しがかかってきたのでそれを口実に早々に退散した。ちなみに試乗後、簡単な見積もりを出してもらったところ210万円。shokoは車に関する知識が皆無なので、車など100万も出せば買える(というか100万円も出さないと買えない)ものと思っており、200万を超えるなど想像の外だった様子。

またついでにホンダに寄った。見たかったモビリオは試乗に出ていて見られず。いおぴーがフリスビーをもらった。

マツダデミオ

仕事のあと、shokoがもっと車を見たいと言う。たしかビクトリアステーションの所にニッサンがあったから、食事のついでに見てこようということになり、歩いて出かけた。shokoはクルマ雑誌を買いたくなったと言って古本屋に寄り、ミニバン特集の雑誌と何をとちくるったかカーチューンの専門誌まで買っていた。途中にまだ営業中のマツダのディーラーがあったので、ついでに見ていくことにした。目標はデミオ(DEMIO)だ。デミオはシュミちゃんが乗っているのでshoko的には愛着があるらしい。とうちゃんはあのアルファロメオをパクったようなデザインがどうにも気に入らず、乗り気がしない。しかし営業の人がとても熱心でそれでいて押し付けがましくなく、デミオの良い点を懇切丁寧に説明してくれ、非常に好感が持てたのでデミオがとても良い車のように思えてきた。とくにキャンバストップ仕様は魅力的で、これなら買ってもいいかも、とまで思うようになった。しきりに試乗を勧められたが、間の悪いことにまたしてもいおぴーがベビーカーで眠ってしまっていたため、試乗はあらためてということになった。明日はマツダは休みだそうなので明後日に日時を決めることにした。

マツダを出てさらに歩くと、あるはずのビクトリアステーションが無くなっていた。随分長いこと来ていなかったがいつ無くなったんだろう。お腹はすっかりプライムリブの予定だったのでがっかりだった。ニッサンもすでに終わっていた。結局バーミヤンへ行き、食事しつつ検討したが、かなりデミオのキャンバストップが有力となった。

2002年9月17日(火)

ニッサンキューブ

とうちゃん、車のことが気になって仕事どころではないので会社を休み、車を見に行くことにする。まずは駅前の不動産屋へ行って駐車場の仮契約を済ませる。本契約は車が決まらないとできない。その後、バスで井荻にあるホンダクリオ店を目指したが、なんと休み。ちゃんと調べてから来ればよかった。たまたま、すぐそばにニッサンがあった。ニッサンには特に食指が動く車種はないのだが、ここまで来たついでに寄ってみる。

ニッサンではとりあえずキューブを見せてもらう。が、10月に新型キューブが発売されるとのことで、実物はないが新型の説明を聞いた。デザインは旧型とはガラリと変わった可愛い系だ。このデザインがshokoのツボにはまり、ぐぐっと気持ちがキューブに傾いた。コンパクトで回転半径が4.4メートルと他車種に比べ圧倒的に小さく取り回しの良いところも、いまいち運転に自信のないshokoにアピールしたようだ。しかし荷室の容積はデミオやモビリオには大きく及ばないのが車でキャンプに行きたいshokoには大きなマイナスであり、また10月まで待たねば実物を見られないというのがネックとなっている。shokoはデミオとキューブなら6:4でデミオと言う。あとはホンダのフィットとモビリオしだい。

ホンダモビリオ

こうなったら何としても今日中にホンダでフィットとモビリオの試乗がしたい。青梅街道沿いにホンダベルノ店があるので電話帳で調べて問い合わせたところ、営業しており、フィットとモビリオの試乗もできるというので、バスで向かう。ところが着いてみるとモビリオは試乗に出てしまっているとのこと。話が違う。とりあえずフィットを見たが、やはりピンと来ず、マツダとニッサンでさんざんフィットのデメリットを吹き込まれていたこともあって、もはや試乗する気も起こらなくなった。shokoもフィット対デミオではデミオに軍配を上げたようだ。

後はモビリオだ。一応、地下に展示車があったので実物を見ることができた。地下展示ということで外観を十分にチェックすることは難しかったので、内装を中心に見た。内部の広さは申し分なかった。広さだけならカングーのほうが広いが、3列目を含めた多彩なシートアレンジがどれも実用的で使い勝手は圧倒的にモビリオのほうがいい。2列目シートも必要十分な乗り心地で、shokoは高い座面と大きな窓で見晴らしが良いのを大いに気に入っていた。3列目の座り心地も思ったほど窮屈ではなく、乗った人に苦痛を強いることはないと思う。この席があるとないとでは、おじいちゃんおばあちゃんの心証に大きく左右するところなので非常に重要である。車で遊びに行って、じゃあどこかいきましょうとなった時、い、いえ皆は乗れませんというのはとても気まずいので、それを考えると、もはやこれしかないとまで思える。それなら最初からゆったりしたワゴンにしろというところだが、shokoが運転することを考えるとコンパクトであるのは必須条件なのだ。モビリオは全長が4メートルを超え、小回りもさほど得意ではないが、他の7人乗りに比べたら驚異的にコンパクトなのが魅力的。運転は慣れれば何とかなるとshokoもモビリオに乗り気。この時点でキューブは消えた。デミオもかなり劣勢。

モビリオの欠点

我慢できないような欠点は特に無く、強いて言えばスライドドアが重く、開けにくいこと。ノブの形状および構造は人間工学的に見て明らかに欠陥デザインであると、とうちゃんは思う。初めての人は絶対に1回であけることはできないだろう。これはあきらめて慣れるしかない。インパネのデザインは最近の流行なのかメタル調でこれも気に入らないのだが、オプションで変更できるから気にしないことにする。

見積もり

結局試乗は他店まで行かないとできないことが判明したので、先に見積もりを出してもらう。DVDナビは必須、サンルーフ仕様があるとのことなのでサンルーフもつけてもらうことにした。後部の窓が5センチ位しか開かないので、少しでも開放感があったほうがいい。で、ざっと見積もりを出してもらったところ、230万。shoko的に予算は200万が限度と決めていたようで、かなりのオーバーだ。納車状況を調べてもらったところ、サンルーフ仕様だと1ヶ月以上かかるようなので、まずサンルーフはあきらめた。色は10色あり、かなり悩んだ末、いおぴーの好きな青系にしようと思ったが、ディーラー在庫色だとさらに値引き可能とのことで、候補色でもあったのでチタニウムに変更。これで215万まで下がった。

モビリオ試乗

試乗は東久留米店まで行かないとできないことがわかり、この時点でもう7時を回っていたので出直そうかと思ったが、shokoが試乗は今日しないと考える時間が無駄というので、東久留米まで行くことにした。東久留米店へはフィットに乗っていったので期せずしてフィットの試乗もすることとなったが、shokoの感想は後部シートはデミオやモビリオに比べて座面が低いので前席のヘッドレストしか見えず、長時間乗るのは心理的に苦痛だそうだ。やはり眺めは良いに越した事はない。

モビリオを運転する。発進は予想外に軽く滑らかな感じ。スタイルからしてもっと鈍重なイメージだったのでかなり好印象だ。時速60kmくらいまでの走行で、音もとても静かだし、乗り心地も快適。shokoも満足している。特にアームレストがいい感じで付いていて楽チンなのがとうちゃんは大いに気に入った。通常使用の状況(とうちゃん、かあちゃん、いおぴー)より、身長180cmの男性をひとり余計に乗せての感想だから、他に人を乗せても乗り心地にギャップを感じることはないだろう。後は高速走行や坂道での走りが気になるが、多少不満を持ったからといって購入を見合わせる要素になるとも考えにくいので、この時点でほぼ購入決定。

mobilio

買っちゃった

車自体は気に入ったので、後は金額だけ。本来なら他のディーラーと競合させて値引きさせたりするとも聞くが、めんどくさいし、もうこれ以上時間をかけたくないので、決めてしまうことにする。値引きの代わりに、オプションをあれこれ7万円分ほど値段据え置きでつけてもらった。こんな買い方は営業担当者からすればいいカモかもしれないが、そもそもが衝動買いの域なので、このまま突っ走ってしまおう。ただ担当者が時々不遜さをうかがわせる態度なのがちょっと気に入らない。無能な感じではないし、いおぴーに絵を描いてくれたりもしたので良しとするが、心情的にはマツダの営業の人から買ってあげたかった。

ナンバーを希望するかと聞かれ、shokoが覚えにくいと困ると言うので希望することにした。希望せずに変なゴロ合わせになるのもいやだし。希望を訊かれ、すぐに思い浮かぶのはいおぴーの誕生日だが「1111」は抽選ナンバーなのであきらめ、3人の誕生月を並べた数字を希望した。

2002年9月18日(水)

モビリオスパイク

モビリオのことをネットでいろいろ調べようと思ったら、なんと本日モビリオスパイクという新型が発表されていた。担当者はそんなことを一言も言っていなかった。やられた。

しかし、どうやら若者向けのモデルらしく、3列目のシートが無くなってより後部スペースを自由に使えるというコンセプトらしい。デザインもちょっとワルっぽくなっていて好みではない。

うちの望むようなモデルチェンジではないので、ほっと一安心。現行モビリオよりも欲しくなるようなクルマだったら悔しくて眠れぬ日々が続いたことだろう。

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