2001年12月27日

眠れないながらも、体が辛く起きられない状態で、朝を迎える。イオpさんと６時半にお風呂に入る。イオpさんが朝から我侭ばかり言うので、つい怒ってしまう。その度に謝る私、とほほ。寝不足と焦りのせいか。ついに台所で、触って困ると何度も言っていた水に浸けていたタピオカに「触る」と頑固に言い続けて、しまいにはグチャグチャに床を汚してしまう。イオpさんから御椀を奪ったついでに手を打ってしまった。初めてイオpさんを打ってしまった。はあ～。さして痛くないはずなのに「痛い～」と大泣きするイオpさん。しばらくは、謝る気になれず。でも謝って説明をした。泣いているイオpさんに、「元は誰が悪かったの？」と聞くと、急に泣き止んだ。イオpさんも「ごめんなさい」と謝ったので、私もよく謝って、和解した。

朝は、もう作る時間がなくなったので、ご飯と煮てあったカボチャと緑豆にタピオカを入れて食べた。いつもよりも遅く家を出たので、大急ぎで駅へ行く。BTSもそれなりに混んでいる。今までは、必ず席を譲ってもらっていたのに、今日は誰も譲ってくれない。さすがに皆、切羽詰っている人ばかりか。はやりもう少し早い電車に乗らなくては、と思う。そんなときに限って、エカマイ駅で電車が止まった。英語では「暫くお待ちください」しかアナウンスが無いまま。１５分くらいで動きだす。なんとか９時前に学校に着くことが出来た。イオpさんは、ご機嫌でラダ先生と２Fでバイバイ。

ベビーマッサージについてなどの質問をした後に、今日はフェイスマッサージを習う。まだボディのマッサージを全然覚えていないのに、また新しい事で、ルースと二人でひ～っとなる。とりあえず練習あるのみ。ラダ先生がイオpさんと共に上がってきてしまったために、皆でイオpさんの相手をしながら、マッサージの練習。イオpさんは、それなりにお悧巧にしていてくれるが、11時を過ぎて持たなくなってくる。いつもならこのあたりでワチャン先生の奥さんが食べ物を持って上がってくるのだが、今日はお寺へ入っているそうだ。イオpさんは「おばあちゃまは～？」とワチャン先生を連れて１Fへ行ってしまった。じきに先生だけで戻ってきて「１Fにお客さんが子供連れで来ているので一緒に遊んでいる。」とのこと。皆で安堵する。

お昼にワチャン先生が朝くれたご飯を食べようとすると、イオpさんはお腹がすいていない様子。何かおやつを食べたのだろうか。お菓子とフルーツ禁止を頼んではあるのだが・・・。眠くてぐずっているので、そのままおっぱい。ラダ先生が買ってきたパッタイを分けてくれる。ありがたくいただきながら、おっぱいしている内にイオpさんは寝てしまった。この頃、何度もお散歩に連れて行ってもらっているようなので、たくさん歩いて疲れているのだろう。午前中、調子よく飛ばし気味だったし。私が、朝怒っていたので、気を使ってご機嫌にしている様子でもある。悪いことをしたなあ。４Fに寝かせると起きた時に私にべったりになってしまって、１Fに寝かせることにする。ラダ先生は、可哀想と反対したけれど、どうせ私は相手をしてやれないのだから、起きたときに居ない方が良いと思う。イオpさんは、そのまま４時過ぎまで上がってくること無く、私は初めてゆっくりと練習できた。素晴らしい。

４時半にお気に入りのお兄さんと一緒に上がってきたけれど、今日は、タイ語の授業の日なので、もう少し１Fで遊んでもらうことにする。イオpさんはご機嫌だ。今日のタイ語の授業は、屋台で買い物をする時のやり取り。一番知りたい話題だったことと、だんだんタイ文字に慣れてきた事で、楽しく授業を受けることが出来た。辛くないスープも教えてもらったし、甘くない菓子の聞き方、辛くない料理の聞き方を習い、早速使えそうな感じがする。（覚えていればの話だが。） ５時半頃、ラダ先生と来たイオpさんの顔見て大笑い。とうとう今日は、化粧されている。まぶたが青く、口紅も塗ってもらっている模様。イオpさんも「綺麗～？」とまんざらでもない様子。「一緒にお勉強～」と隣の椅子に座り、ノートをとっている。そのまま楽しく６時過ぎまで授業した。

ワチャン先生と一緒にBTSの駅まで行く。また「夕食は作るの大変だから、買って帰ったほうがいいよ。」とアドヴァイスを受ける。LOTUSで買い物をしていたら、７時過ぎてしまったので、米麺を食べて帰った。帰宅後、お風呂に入っていたイオpさんが、「御免なさい。」と言う。「誰が御免なさいなの？」と聞くと「おかあさん」と言う。「なんで？」「怒るから。」だって。そうだよね。ごめんなさい。イオpさんに十分に状況を説明して、八つ当たりだったと謝った。ベッドで絵本を読んでいたら「公園で、赤ちゃん生まれたの。」としきりに言う。何のことだろう。もしかしたらお散歩にエンポリウムの隣にある公園まで連れて行ってもらっているのかなあ。私は、マッサージのシュミレーションを頭の中でしながら、イオpさんと一緒に寝た。