海へ行く

2001年12月16日

週末をサタシップという田舎町で過ごした。本当は、タイ語の集中講座へ参加する予定だったのだけれど、イオpさんの調子が悪かったので参加を諦めた。(イオpさんはお泊り保育の予定だったので。)学校の人たちに「講座へ行くなんてもったいない。本当に勉強したいのなら、自分たちが教えてあげるから、一緒に旅行へ行こう。」と激しく誘われたこともあり、山田先生の講座は先送りすることにした。

と、いうわけで土曜日の朝、バンコクを車で出発して3時間ほどのドライブの後、パタヤの先にあるサタシップという漁港までやってきた。メンバーは、藤垣先生、ラダ先生、生徒の男性3人、そして私とイオpさんだ。海に面した釣宿(といってもホテルだけれど)に荷物を降ろして、早速近所へ観光に出かけた。

車で10分くらいのところに植物園があって、ここは観光名所らしく観光バスがバンバンやってくる。トロピカルガーデンあり、ヨーロピアンガーデンあり、と実に充実しているが、一番驚いたのは、子供動物園だ。日本の子供動物園だったらウサギとかヤギとかといった小動物を置くところだろうが、ここは馬とか大型サルとかトラ!とかニシキヘビ!!とかがいて、一緒に写真を取れるようになっている。ライオンならまだわかるけど、生のトラ?!平気なのかしらんと心配になるよ。もちろんゾウもいる。タイでは、基本でしょう。この植物園は、個人の持ち物だとかで、つくづくお金持ちの考えることは良く判らない・・・けれどもこれだけの人が毎日来るのだったら、経済効果は高そうだ。

次は、ミニ・サイアムという、東武ワールドスクエア(って関東の人にしか判らないかも)へ行く。世界各国の建築物とタイの名所がミニチュアで作ってあって、結構、本格的だ。でも良く見るとミニチュアの作りが甘くて、それが微笑ましい。ここでイオpさんは、疲れてきたのか我侭全開になり、かーちゃんを怒らせる。結局、おっぱいで寝てしまって夕食まで起きなかった。夕食は、海辺の食堂で久しぶりの豪華タイ料理。生牡蠣が出てきて狂喜する私!私は、地ビールと生牡蠣のために一人でアメリカやヨーロッパまで行く女だ。(いや、だった、か。今は、そんな贅沢なことはできないから・・・。)ライムと香草をかけた生牡蠣の美味しいこと。本当に来て良かったと、しみじみした。

翌朝、ずいぶん遅れて8時ごろ船を出した。そこそこ大きな釣船だ。ちゃんとお手洗いもついている。釣船の船員は二人いるのだが(船長と船員か)、これがどう見ても中学生?な年齢の男の子なのだ。どう考えても船舶免許とか取れない年齢なのでは?機敏なお猿のように働く二人。なんだか動物園のおサルの電車を想像してしまう私って、とても失礼な奴かもしれない。頼もしい感じはするよ。海の男って処までは無理かもしれないが。30分ほど沖へ出て早速、釣りを始める。私は、やたらとうろつくイオpさんが海に落ちないか心配なので、二人でスイカを食べながら見学。藤垣さんは、「なかなか釣れないなあ」なんて、まだ5分も経たないのに言っている。普段は、そんなにガンガン釣れるんだろうか。まず、ラダ先生にヒット。次に生徒の男性に二匹いっぺんにヒットした。釣れない釣れないと言いながらも、ぽつぽつと掛かっている。お昼ご飯は、釣れたての魚をお刺身にして、あとはカウミャオ(もち米)とフライドチキン、香草類。イオpさんは、カウミャオが大好きで、ばくばく食べている。午後は、そのまま皆、お昼寝。呑気だな~。私もイオpさんと二人でお昼寝。一人だけ、とんでもなく船に弱い生徒がいて、彼はずっとお昼寝状態だった。可哀想に。でも、まったくのベタ波でどうやって船酔い出来るのか、謎。

午後、早い時間に戻るのかと思っていたら、結局5時過ぎまで海にいて、戻ったの時は、もうすっかり暗くなっていた。近くのレストランでまたも豪華な食事。イオpさんも大満足の様子だ。そのまま車でバンコクまで戻り、家に着いたのは11時過ぎだった。イオpさんは、夢の中。学校も始まっていないのに、こんなに遊んでしまって良いものか。

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Posted by shoko at 2001年12月16日 21:54