久しぶりの学校
2002年01月03日
なんだか寝坊があたりまえになってきてしまった。いかん。起きたら、6時半だった。今日は、午後からタイ語があるので、久しぶりに学校へ行く予定だ。朝ご飯を食べて、午前中から出かけることにする。とは言っても、なんだかんだとやっている内に、エンポリウム横の公園に着いたのは、11時前になっていた。バスの安さに気を良くして、バスで出かけて時間を取られたせいもあるかもしれない。
屋台で揚げ芋を買って公園へ行くと、日本人の子供が数組、遊んでいた。皆、幼稚園前といった年齢で、イオpさんとも歳が近そうだ。が、イオpさんは関係なく、芋を持って裸足で砂場をうろついている。ちょっと浮いているか、ワシら。きっとほとんどが駐在員婦人+子供だろうから、私達のような勝手に遊びに来ている貧乏親子は、浮いて当然か。やがて子供達は、少しずつ減って親子一組を残すのみになった。皆、お昼に帰ったのだろう。イオpさんがベンチで水を飲んでいると、隣のベンチにいた12・3歳の女の子が、イオpさんにナツメの甘草漬けをくれた。何かを話し掛けてくれるが、私には全然わからず。申し訳ない。その子は、砂場で遊んでいた子供の相手をしてあげている。カナダにもいたよなあ、子供好きの10代。ん?日本にもいるのかな。私が会ったこと無いだけで。イオpさんも砂場で一緒に遊びだす。勝手にお砂場セットを借りている模様。私も参加して、子供と一緒に遊んでいる母と話す。子供は、1歳台の男の子と3歳台の女の子。どちらも幼稚園へ入っていないらしい。やがて、もう一組2歳半の女の子を連れた親子が登場。日本人会の、親子サークルのことを少し聞くが、なかなか厳しそうだ。なんか、規則とか、それに伴う人間関係とか。そういえばバンコクの日本人学校は、世界一規模が大きくて、親の活動も力が入っていると聞いたことがあったっけ。その予備軍が、同様であることは想像に難くない。私達なんてお呼びで無いって感じだけれど、いつまでも4冊の絵本をかわるがわる読んでいるのも可哀想だし、やはり子供図書館へは一度行ってみようと思う。
1時過ぎまでたっぷり遊んで、両替行脚に出かける。バスでナライパンへ行くが、聞いたほど両替率が良いということは無かった。さんざん、あちこちをうろついた挙句、時間になったのでエンポリウムまで戻って、公園前の両替屋で両替した。結局、一番レートが悪いところで両替してしまった。とほほ。一人なら、両替率の良いところに戻って両替するのだけれど、イオpさんを抱いていると、もう戻ったりするのが嫌になってしまうのだ。道を渡るのも一苦労だし。お昼ご飯も食べられずに、学校へ行くとワチャン先生の奥さんが、お昼を買って待っていてくれた。ありがたい。イオpさんに食べさせて、私は授業へ。今日も、藤垣先生とラダ先生がイオpさんを買い物へ連れ出してくれると言う。まだお正月休みなのか、お店が昼だと言うのに混んでいるので、イオpさんが邪魔にならないように出かけてくれるのだろうか。申し訳ない感じだが、ありがたく出かけてもらう。イオpさんは、ご機嫌でお出かけした。
久しぶりのタイ語授業だったけれど、ぜんぜん進展しない。なんか、復習して実際に使ってみるまで至らないのだ。イオpさんと一緒にいると、使う機会にノートを見たりして反復できないし。やっとなんとか屋台でテイクアウト出来るようになった位だ。それも、限られた種類の物のみ。先日、おおむが夕食を買ってきてくれた時、LOTUSのフードコートで買ってきたと聞いてとても驚いてしまった。ぜんぜん見たことも無いような食べ物ばかりなのだ。「ええ~、どこにそんなものが売っているの?」と、とてもショックだった。言葉がわかれば、フードコートでも様様なバリエーションも食べ物が食べられるのだ。もっと精進しなくては。
4時半に授業が終わって、暫くしたらイオpさんもご機嫌で戻ってきた。また何か買い食いさせてもらったのだろう。先生達は、新年だからか一緒に食事をするというのに、私達も誘われてついていった。なんと韓国料理。いつも思うのだが、どうして日本の韓国料理屋だけ、他の国のそれと何だか雰囲気が違うのだろう。大久保辺りだったら、そうじゃないのかしら。NYの韓国料理屋へ行っても、いきなり小皿でが~んとキムチ類が出てきたし、ここでもそうだ。「韓国では、どこでもそうだ」と藤垣先生が言っていた。キムチ類は、とても美味しいけれど、サラダも辛くて、いおpさんには食べられない様子。先にきた石焼ビビンバをワチャン先生の奥さんが「イオpさんに」と分けてくれるが、これも辛くて食べられない。半泣きのイオpさん。やっと冷麺が来て一安心。細いどんぐり麺で、スープも辛くなく、イオpさんは、バクバク食べている。麺好きで良かった。さっさと食べ終わってその辺をうろついているイオpさんを、ワチャン先生の奥さんが相手して、私に食事をさせてくれる。ワチャン先生の奥さんは、店員相手にイオpさんに色々とタイ語を言わせて、なにやら自慢している。イオpさんも調子に乗って、ワチャン先生の奥さんと一緒に1から10まで数えたり、歌ってお遊戯したり、いつの間にそんなに覚えたのかと思うほど、いろんな事をタイ語でやっていた。ワチャン先生の奥さんは、イオpさんに「もうずっとここに居なさい」なんて言っていたみたいだ。イオpさんが賢くて本当に良かった。教え甲斐が無いと、相手をしていてもつまらないものね。
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