ごめんね、イオpさん
2002年01月05日
6時半に起きる。マッサージを受けたためか、途切れ途切れながらも久しぶりに「寝た」と言う感じだ。イオpさんは、今朝久しぶりにおまるにおしっこ出来た。ちゃんと自分で流しに行く、きちんとしたイオpさん。先日、ワチャン先生に「チャトチャックへ行かないの?ぜひ行きなさい」と勧められたこともあって、今日は、ウィークエンドマーケットへ行くつもりだ。夕食にしようと買っておきながら、食べずにいたカオマンガイとバーミーで朝食。なんだか食後に舌が少し痺れる感じがする。味の素のせいだと思う。食堂や屋台の料理には、大抵入っているのだ。今度は、「味の素を入れないで」と言ってみよう。ここのカオマンガイは美味しくて、ちゃんと鶏で出汁を取っているのに、その上に味の素も入れてしまうのだ。もったいない感じ。
イオpさんは、勝手気ままに過ごしている。何を頼んでも、ちっとも言うことを聞いてくれないし、実行も当然してくれない。そうこうしている内に10時半を過ぎてしまって、なんだか怒りを感じる私。チャトチャックには、午前中に行って戻ってくるつもりだったのに、もう無理だ。急に疲れがどっと出て、左の下腹部がとても痛くなる。疲れるといつもそうだ。とても痛い。ソファに横になると、イオpさんが来て、まとわりつくので煩い。「おっぱいが出来ない」と言うと大泣き。10分くらい泣いて、ソファにおしっこをしてしまう。なんだか、またもや怒りが湧く私。「おっぱいで寝る~」とイオpさんが泣くので、まだ11時過ぎだったけれど2Fへ行く。ベッドへ行っても「おっぱいは、夕方までお休み」と言うと、またもや大泣き。「断乳で泣かせたくないと思っているのに、こんなことで泣かせてしまうとは情けない」と思いつつ、どうしてもおっぱいをやる気になれない。散々泣いた挙句、諦めたのかベッドの上で遊び始めたけれど、またもやベッドにおしっこをしてしまう。大騒ぎする私。「ベッドから降りて遊んで」と言うと、またもや大泣き。泣いて落ち着くと、いたずらをして、それで私が怒って、また大泣きの繰り返し。酷い一日だ。具合が悪くて寝ている私の横で、おっぱいが出来ずに、泣いては遠い目をしている可哀想なイオpさん。そのうちに「抱っこ、抱っこして」とぎゅ~っと抱きしめてくる。とても可哀想になって、ぎゅーっと抱いて目をつぶっていると、そのうちに寝てしまった。私も少し寝た。目が覚めると少し具合が良くなっていたので、下に降りると、すぐにイオpさんが泣いて目を覚ました。上に上がって、抱いておっぱいをやると目をつぶったまま、一生懸命におっぱいに吸い付いて、また寝てしまった。安心したんだろうか、今度は落ち着いた顔をして、ぐっすり眠っている。本当に悪いことをしてしまった。今思えば、レメディを何か取るべきだったのに、必死でイオpさんの相手をしていると、そんなことを考える余裕がなくなってしまう。やはり二人きりというのは、とても良くない。
3時過ぎに、イオpさんはご機嫌に目を覚ました。イオpさんに充分に謝る。今からどこかへ出かけようと思うが、どこが良いだろうか。イオpさんは、「乗り物に乗る。犬さんに乗る。」と言うので、よくよく聞いてLOTUSへ行くことにした。お昼を食べていないので、まずフードコートで米麺を食べる。それから犬や象に乗って、スーパーで買い物。イオpさんの何故何故攻撃に辟易する。夕食を何か買って帰ろうと、フードコートへカートのまま戻ると、デザート売り場のおばちゃんに、赤いゼリー玉(?)をちゃっかりイオpさんが貰っている。鶏チャーハンを買った後、なぜか甘いものが食べたくなって、デザート売り場へ戻る。
はと麦とナタデココ、慈姑に仙草ゼリーを選んで、白蜜をかけて、氷を乗せてもらう。イオpさんが、赤玉ゼリーを欲しがるが、無視しているとおばちゃんがボールのように盛ったカキ氷の上にちょこんと乗せてくれた。なんだか雪だるまみたい。大喜びするイオpさん。それをみておばちゃんも大喜びだ。カートの中から何度もおばちゃんを振り返っては、歓喜の笑顔を送っているイオpさん。そんなに嬉しかったのか。そんなに美味しいのか、その不味そうなものが。はと麦は硬くて、イオpさんに不評だった。同じ理由で、ナタデココと慈姑も。残念だ。こんなに美味しいのになあ。二人それぞれに満足して、デザートを食べる。イオpさんは「少しずつね。たくさんはダメだからね。判った?」なんて小姑なことを言っている。やたらと私に食べさせたがったりして、自分がやられていることを全部、私にお返しだ。「そんなことより自分の面倒をちゃんと見てくれよ。」と心の中で思う、心無いかーちゃんである。
帰宅後、さっと夕食を食べて、お風呂に入ってベッドへ行くと、イオpさんが「マッサージして」とまたパジャマを脱ぎだした。オムツもはずして、仰向けに寝ている。久しぶりにゆっくりマッサージをすると、「気持ち良い~」と満足げにしている。ずっと私がマッサージをしたり、されたりしているのを見ている為か、自分から「ここして、そっちして」と指示してくる。「手をす~っとして」とか「背中、トントンして」とか結構細かくて、違っていると「違うの!」とそのうちに怒り出す。最後に「足ぶるぶるって、またやって」とリクエストされたので、やってやると自分から「もうおしまい」と言って終わった。パジャマを着ながら、また「気持ちよかった~」と言っている。イオpさんに今日のことをまた謝る。「こんなに怒ってばかりいるかーちゃんは、嫌だね。」と言うと、深く頷くイオpさん。「もう、かーちゃん辞めようか」と言うと「嫌~、おかあさん、好き~」と何度も言ってくれる。どんなかーちゃんでも、子供はかーちゃんが好きなんだね。ごめんね、イオpさん。
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