2005年10月19日

「鏡花まつり」花組芝居・大阪公演、と!そして。

さて、昨日私が観に行った花組芝居の公演は、今日が東京の楽日だったのです。残念。今週末、大阪への旅公演があるらしいので、関西の皆様には、どうぞ足をお運びくださいませ。泉鏡花がお好きなら、楽しめること間違いなしだと思います。

鏡花まつり~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「泉鏡花の日本橋」&「泉鏡花の草迷宮」
二演目日替わり上演
 【大阪公演】松下IMPホール 2005年10月22日(土)~23日(日)
詳細は、花組芝居のウェブサイトにて。
(って、いまそのページにリンクしようとしたらできないじゃん。トップページから左上にある「ただいま公演中」の枠組みをクリックして見てください。正しいウェブサイト作りを検討して欲しいところです。悲しい。)

「泉鏡花の日本橋」
1998年、シアタートラムにて初演。
いくつもの鏡花作品に挑んできた花組芝居が、「物の怪の出ない鏡花もの」として真っ向から戯曲に挑んだ“正統派”作品。
  
雛の節句のあくる晩、春で、朧で、御縁日。同じ栄螺と蛤を放して、巡査の帳面に、名を並べて、女房と名告つて、一所に詣る西河岸の、お地蔵様が縁結び。
これで出来なきや、日本は暗夜だわ。

「泉鏡花の草迷宮」
1993年、タイニイ・アリスにて初演。
「控櫓興行」の名を冠して行われたこの作品は、少ない演者と、小さな劇場で
“凝縮された花組鏡花ワールド”を作り上げた。

夢とも、現とも、幻とも……目に見えるようで、口には謂えぬ――そして、優しい、懐しい、美しい母の胸を見るような心持の――唄なんですが、その文句を忘れたので、命にかけて、憧憬れて、それを聞きたいと思いますんです。
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すっかり演劇界から遠ざかっているために、前回の芝居も観はぐっているわたくしです。ロビーで花組通信の募集をしていたので入会しようか、としたら止められました。うーん、また気がついたらいろいろ終わってそうな気がします。

今、ウェブを見たら、10月28日(金)「青木さん家の奥さん」に座長がゲスト出演するそうじゃないですか。あの!「青木さん家の奥さん」ですよ(と独り勝手に大興奮)。制作時代のらぶりーであった内藤さんが主催する南河内万歳一座です。しかも三鷹で。行かなきゃ嘘でしょ状態になっております。今、この瞬間のわたくし。どうしよー。るるるー。

って、初演の情報とか無いかと検索してたらこんなのこんなのが引っかかりました。ふーん。

2005年10月18日

「日本橋」「草迷宮」花組芝居

R-changのブログを読んで花組芝居の公演中であることを知りました。かくも私と演劇界は遠く離れた世界となったということです。寂しい。

今回上演されている「日本橋」はとても好きな演目なので、見過ごさずにすんで本当に良かったな~。R-chang、ありがとう~。

久しぶりの観劇で、自分の中の違和感や喜びや寂しさや、まあさまざまな感情と感覚をかみ締めることとなったわけですが、それがとてもホメオパシックな視線や感覚でもあり、無縁なことは何もないな、とか、これまでのあれこれを経験した私が今ここにいるわけか、とか、当たり前のことにしみじみする自分がいるのでした。

可愛らしく美しく深遠で哀しいものを舞台にみて、私の中にあるホメオパシーがクリスタルの大きな結晶のように静かに深く光り輝くのでした。うーん。なんか泣いちゃいましたね。勝手に私の中の何かと共鳴してしまっているんですけどね。10年ひと昔とはよく言ったものだなあ、と思うわけですが、10年後である今と、今からの10年後のあれこれを思うと、またせつなくなったり希望を持ったり。まー、いろいろです。

k-changの婆を見れたのも、大きな収穫と喜びでっす。とてもとてもお気に入りのものなので。なーんて一つ一つの役を思ってみると、またあれこれ語りたくなってしまうので、これくらいにしておきましょう。

世田谷のパブリックシアターは、会館内にある保育所と契約をしていて、1公演2千円で託児を頼めることもあり、久しぶりにいおぴー同行で劇場へ行きました。私がマチネで「日本橋」を観ているあいだ、いおぴーは託児室で小さい子の面倒を良くみていたそうで、お迎えに行ったときに保育士さんたちに感謝されました。私が知らない、たぶん今後も知る機会がないだろういおぴーです。そんな時間が楽しかったみたいで、また来たいといっていました。

挨拶でもして帰ろうと楽屋へ寄ると、大きくなったいおぴーに皆びっくり。いおぴーは照れて「いおは、チビだよ。」と言っていましたけれどね。はらっぱ園で自分よりも背の高い年中さんがいることが少し気になっているみたいです。

小さい頃から楽屋で過ごしていたいおぴーにとっては、どこか居心地の良い場所なのでしょうか。それとも皆がやさしく相手をしてくれるからでしょうか。帰りたくなくて、仕込み直しをしている衣裳部屋でずっとおしゃべりをしています。

初演で清葉を演じたyさんはマチネには出ていなくて、夜の「草迷宮」で菖蒲をやるらしい。夜の部しか出ていない役者たちに「観て行かないの?」と言われるともちろん観たいわけなのですが、チケットは完売だし、いおぴーもいるので遅くなるわけにも行かないし、とぐずぐず言う横で「2時間も無いからすぐ終わるよ。」と悪魔のささやきが。

居心地も良いので衣裳部屋のモニターで芝居を見て、適当な時間でお暇するという話にまとまりました。役者たちの着替えをじっと興味深げに見るいおぴー。すいかやなすびにおののきながら、着替え終わって舞台に出て行く役者をモニターでチェックしております。さすがに5歳ともなると赤っ面では泣かなくなりました。以前、楽屋託児をしたときに良く面倒を見てくれて、いおぴーも大好きで抱かれていたRは、今回うさぎで可愛かったことも幸いし、またもや膝に抱かれて記念写真を撮りました。(携帯電話ってこんなとき便利ですよね。でも写りが悪いのでimasaには不評。カメラを持っていくことは思いつきませんでした。)

そんなこんなで遅くなってしまい、芝居が終わる前に楽屋を出ることは出来ましたが、ロビーでまたもや足止めとなり、そうこうするうちに菖蒲が踊って、それに私が後ろ髪を引かれ、結局「お客さんが出てくるところを見たい」といういおぴーの粘り勝ちで終わりまでいることになりました。とほほん。ワシって大人失格。客席の扉が開いて、わーっと出てくるお客の波に押されるようにして小屋をあとにしましたが、いおぴーはそんな雰囲気が本当に気に入っている様子で、3つ後の魂百まで?ってこんなことにもある??のでしょうか?長い芝居じゃなくてよかったです。

2005年10月16日

マテリアメディカを経験すること

今週末は、ハーネマンアカデミーの授業でした。2日間で全日びっちりかけて1日1ケースをやりました。どちらのケースも深く深く私の心に染み入りましたね。

9月末に出たホメオパシーのセミナーで、臨床で得たものはあなただけの財産だという言葉がありましたが、なるほどそのとおりだと思わせられる2日間でした。

そのレメディの質感を体験することは、そのレメディを必要としている人の質感であり、そのレメディを必要としている人それぞれは、まったく違う人々、とても同じレメディの人々とは思えないように見えて、でもその本質的な質感が、そのレメディであるというわけです。まさしく生きたマテリアメディカです。うーん。こんな風に書くと全然感動的じゃないんですけどね。文章力の問題なのか、まだ私に実感として内在化していないことなのか。そーよね~~と、非常に感動したんだけどなあ。

私は現在、学校で7期に在学しているのですが、4年間共に学んだ仲間と毎月、授業後に飲んでおしゃべりするのが本当に楽しみで、授業のこととか、日常的なあれこれとかを分かち合いながら、4年間という時間と場が育んだコミュニティの素晴らしさを実感しております。10名程度という人数もよいのかもしれませんし、男女比のバランスとか(他の期は、やはり女性がほとんどです。)、医療者が半分くらいだというのも7期のありかたに何か関係しているのかもしれません。

7期は北は東北から南は九州にまでメンバーが点在しているために、日常的にはネット上での交流で、悩み事や勉強のシェアをしていますが、顔を合わせて話をすることが定期的にあって、だからこそネット上でのやり取りも充実したものになっているのだろうと実感しています。卒業後もオフラインのつながりを保ちたいと願うばかりです。


2日間のケースを体験して、やはり自分を深く洞察していくためにもホメオパシーは必要であるという感触が戻ってきました。ずっと心理療法家との出会いやヒプノセラピーなどの可能性を模索していたのですが、ホメオパシーによる肉体と精神の洞察の旅、バイタルフォースを実感する旅が、やはり私の必要とするものであるようです。

でも心理療法家との長期的な関係性を体験して学ぶこととか、ヒプノセラピーでの自分のあり方を実感する体験とかは、きっと私に必要なのだろうと今は感じております。

先日、ご縁があってハンズオンヒーリングの実習に参加させていただいたのですが、それがまさしく眠りと覚醒のはざまにあるような状態の体験で、もう少しその状態を突っ込んで体験してみたい気がしているのです。とてもいろんなものを見ました。寝言を言っていたかもしれません。鼾はかかなかったと思うけど、わかりません。とても充実した眠りと覚醒とその狭間の体験でした。

受けたあとに私の口から出た言葉は「ハンズオンヒーリングって何でしょうか?不思議です。不思議です。」というようなことで、そんなこと言う自分が新鮮でした。ハンズオンヒーリングが何なのかをもちろん私は知っていますが、それでもそれが本当には何なのか?まだ私は知らないところにいるのです。知らないところというか、うーん。この肉体は何をするのか?私には本当にはわかりません。そんなところにいるのですね、私は。

この2週間くらいの間に、私の中でホメオパシーを学び、体験する喜びが新たに湧き上がっているようです。芍薬の花が咲くような内側から溢れ、沸きあがるような感触です。嬉しいけど。うーん。

2005年10月08日

イライラには深呼吸を

とうとうブログを書く夢を見てしまいました。ホメオパシーを中心とする病の捉え方やこの世でヒトとして生きていくことに関して相当に長い文章を書いていましたね。

自分的にまたもや静かに激動の時期に入ったようです。ていうかいつも静かに激動の中にいるのか。なんだか。現在の状態は、まだ夏のフラワーエッセンス合宿を引きずっているというのが前提で、先月末にあったホメオパシーの合宿やそれに伴って同期とのネット交流、そしてKRAMER氏のお弟子であるIさんとの会談などの出来事を中心とした様々な刺激が私を渦巻かせております。

今まで感じていなかった部分に違和感を感じたり、見えなかったものを見出したりするこの頃で、たぶんこれはいやおうない変化の前触れなのでしょう。後退で無いとよいのですが。

imasaが教えてくれた丹田呼吸は、イライラ感解消にお勧めです。本当に簡単で即効性があります。やり方は簡単。おへその下まで空気が入るように呼吸をするのです。もしかしたらそこまで息が入らない人もいるかもしれません。要注意です。何度も気長にやっておへその下まで充分に息が入るように練習しましょう。

どんなにムカついていても、何度か深呼吸をすると、あ~ら不思議。怒っていた私はどこへ行ったのでしょう。となります。問題は、ムカついているときに「ほら、おかあ。おへその下まで息して。」といわれると「そんなの知ったことか~!」とついなってしまうことです。が。繰り返していると案外、気を取り直して深呼吸する気になりますよ。で、数分のうちには仲直りが出来るというわけです。