いおぴー、4ヶ月の時に舌小帯の手術をした。ネットコミュニティの知人KさんSさんからメールでいろいろアドヴァイスをいただいた。
舌小帯手術の話題
Kさんの手術直後の報告
この間の月曜日にちょうど3ヶ月の息子の舌小帯短縮症-舌癒着症の手術を受けてきたので、思わずこれを書いています。
私は息子がおっぱいの飲み下手からなのか、生後3週間ごろから2ヶ月くらいにかけて、なんと3,4回も、おっぱい詰まりを起こしました。
息子も哺乳中に空気の漏れる音をさせていたのですが、いちおう時間がかかりつつも、おっぱいは飲んでいました。生後まもないから、こんなものなのかな?と思っていました。
そうしたら、ある本で、舌小帯や上唇小帯が乳腺炎に関係することもある、という記述をみて、(山西みなこさんの本でした)もしこの度々繰り返される苦しみから逃れられる事なら、と著者の診療所にかけこんで、やはり舌の動きが悪い、といわれました。
でもその後、体を冷やさない心がけと、ゴボウの種を煎ったものを毎日とっていたら、乳腺炎はおこさなくなりました。ただ、息子がしょっちゅうむせて、苦しそうだし、ある特定の姿勢でしかむせないでのめないので、おっぱいが一部に残ってしまって、なんだかしっくりいかないものはありました。添い寝して授乳すると、比較的むせないで飲んでいたのですが、外出中は難しいですしね。
舌小帯が短い子で手術をした子供は、落ち着いて良い子になる、などということも書いてありましたが、そんなはっきりしない理由のために子供の体にメスを入れるのは、主人の反対もあって、迷っていました。
おっぱいの相談所で薦められた先生の資料を集めていて、舌小帯は桶谷式の普及により、哺乳下手の解消のために以前はかなり切られていた事、90年ごろに小児科医との確執があり、医学界の一般的見解としては、乳児のうちは切らないで様子をみましょう、ということになったようです。理由は成長するに連れ、舌小帯短縮のある子供のうち、幾らかの(7割くらいだったかしら)割合の乳児では改善されていくから、とのことでした。
ただ、一部の医師によると、舌の癒着症は喉頭の変位を起こし、呼吸が不十分になるため、切ったほうがいいと薦めている意見もあります。
- 向井診療所
子供が切ると態度が変わる、というのは、どうもこの呼吸が楽になることからくるようです。向井先生の手術は、舌小帯(frenulum
of tongue)だけでなく、おとがい舌筋(muscles
genioglossus)という筋の一部もいっしょに切るそうです。これを切ることにより、喉頭の変位を改善できる、というのはこの先生の新しい知見で、アメリカでも一般的ではないので、信じる、信じない、これに価値を置く、置かない、は個人の自由というところでしょう。ところで、私は結局主人にこのホームページをみてもらい、しぶしぶ同意をしてもらい、この診療室で切ってもらってきました。術前と術後におっぱいをあげながら、血中の酸素飽和度を計るのですが、術前は97-98%だったのが、術後は99-98%にあがっていました。1%を意味があるととるか、ないととるかは難しいところですが、症状の強い子供だときっともっと変化があるのだろうな、と思いました。喉頭をファイバースコープでみてもらい、喉頭蓋という気管に蓋をする役割のある突起の位置も、しっかり立って術前と変わっていました。
まだ手術後3日目なので、おっぱいの空気のもれる音はまだあるし、時々むせたりもしています。先生によると、血色がよくなったり、手足が暖かくなったり、いびきがなくなったりするそうです。わたしは月齢が既に進んでいたので、顕著な違いは分かりませんでしたが、血中の酸素の濃度の上がったのをみて、其れだけでも満足という感じでした。でも確かにおっぱいの吸われる力は直後から強くなった気がします。
術後はやはり大泣きし、術後寝るまでは、痛がるので痛み止めの座薬を入れてやり、その度に大泣きされて、おっぱいも飲みにくそうで、かわいそうな気がしましたが、翌日にはもう痛み止めは必要ありませんでした。手術はレーザーで、後を縫わないので(その先生は)1,2分であっという間でした。縫わないほうが、舌の動きがよいそうです。3日目の現在、もう平気な顔でおっぱいを飲んでいます。薬だけは飲ませていますが、痛そうな様子はみじんもありません。
主人の友人の奥さんも10日違いで双子を出産したのですが、偶然同じ先生のところで2人ともきってもらったようで、びっくりしました。
切っておっぱいが飲めるようになって喜んでいました。おっぱいをあげるのは、栄養の点だけではなく、スキンシップなどの面もあるので、何に価値をおくかで選択は人それぞれだと思いますが、切る事によって改善されるのは、どうもおっぱいの面だけではないようなので、参考にレスしてみました。おせっかいだったらごめんなさいね。
ちなみに主人は、小さい頃弟のRの音が出せなくて、Wで代用していたといっていました。舌がやっぱり関係してたのかしら?いったら怒っちゃったけど☆
相談
shokoから
さてご相談したい事は、件名のとおり「舌小帯」の手術の事です。今月の初めに山西先生のところで見てもらったら、子供は軽度の舌癒着だそうです。「表情も豊かだし、頭も丸いし、状態が良いので強くは勧めないがこれから何かトラブルが出るかもしれないから」と手術を勧められました。生後1ヶ月のころでしたら、苦しそうにしていたり、目の下に隈が出来たりしていたので、すぐに手術に踏み切ったと思いますが、見ていただいたときには、落ち着いていたので様子を見て手術をしないことにしました。
今日、神奈川のお医者様(たぶんKさんのお子さんがかかったお医者様だと思います)のHPを拝見して、指しゃぶりが息苦しさからくると読んで驚きました。衣穂は、2ヶ月前くらいから指しゃぶりで寝付くようになり、今は暇さえあると指しゃぶりをしています。なんだかここ数日、またよく泣くようになって不安定な状態だという事もあり「やはり手術をしたほうが良いのかも」と思い始めています。手足に大理石模様が出て、冷たい事も心配です。
私が手術に踏み切れないのは、つらい思いをするのではないか?3ヵ月半で色々解かってきているので、手術中に母が助けてくれなかったと、トラウマになるのではないか?傷の痛みが続くのではないか?後遺症は?などの不安を解決で出来ずにいるためです。自分が、会陰切開の傷で今も苦しんでいるという事もあって外科手術に抵抗があります。
KさんとSさんのお子さんは、手術をなさったんですよね。出来ましたら、詳しくお話を聞かせていただけませんでしょうか?よろしくお願いいたします。
Sさんよりshokoへ
こんにちわ Sです。
私は森先生という方に手術して頂ましたが、森先生はすでに亡くなっていて向井先生のところで手術するならKさんが詳しいですし、私ではあまりお役に立てないかなと思います。まだ予定はありませんが、次の子も舌癒着になる可能性が高いのでその時は向井先生に診てもらおうと思っていて私の方がKさんに色々教えもらいました。とりあえず私が経験して感じた事を書こうと思います。
私は山西先生に手術をすれば育てやすくなると言われました。また舌癒着の子とそうでない子が遊んでいて、2人を比べて遊び方が違うとも言われました。舌癒着の子が積み木を乱暴に投げて、そうでない子は真似をして積み木を投げようとしても手からぽろっと落とす感じでした。
森先生は切り方が浅くて、今でも子供は足に大理石模様が時々出ますし公園でよその子と遊んでいるのを見比べても少し疲れやすいようです。呼吸がうまく出来ず、血中の酸素量がまだすこし少ないのかもしれません。今手術するとおっぱいが飲めなくなってしまうのでおっぱいを卒業したら向井先生に診てもらって必要ならもう一度手術をしようかと考えています。
森先生は一週間位は一杯抱っこしてあげるようにといってました。でも風邪をひけば病院の先生に口の中を無理矢理開けられて大泣きしますし、私も色々悩みましたが特にトラウマにはなってないようですし今にして思えばあまり深刻にならなくても良かったかなという気がします。
まだ3ヶ月の子供に麻酔して手術なんてと悩む気持ちすごくよく分かります。でも私は結果として手術して良かったと思っています。それだけは確かです。
shokoよりSさんへのお礼
ごきげんよう、>shokoです。
Sさん、丁寧なレスをありがとうございます。今日は、昼過ぎからずっと子供が泣いていて消耗していたので、とても慰められました。
彼女は、泣きながら指をしゃぶって、自分を慰めようとしたり私が笑わせようとすると、付き合って笑おうとしたりもするのでその健気な姿を見ると余計につらくなってしまいます。泣くと全身にピンクのモワレ模様が出て、それも辛そうに見えるし。何でグズグズしていたんだろうなあ。
私が、おざなりな付き合い方をしているので不安感にとらわれて愛情不足になっていたのかなあ。お風呂上りのおっぱいを飲んだ後も、ひとしきり大泣きして10時過ぎにやっと寝ました。今は、大の字で寝ています。
切れそうになっていた私に、連れ合いがビールを買ってきてくれました。嬉しかったです。おっぱいが不味くなるのは解かっているのですが、美味しく飲んでしまいました。幸い子供は、朝まで起きないし。シングルマザーでなくて良かったと、心から思った一日でした。すみません、愚痴です。
> 私は森先生という方に手術して頂ましたが、森先生はすでに亡くなっていて
山西先生に、その先生のお話だけは伺いました。今は、息子さんがついでいらっしゃるそうですが経験が浅いので、山西先生は「まだ信用していない」とおっしゃっていました。(^^;
今は、本厚木の先生を紹介しているようです。娘の手術も「そこを紹介する」と言われました。
実は、日曜日に向井先生へメールを出しましたら、翌日、コンサルタントの方から電話をいただきました。口腔外科とは、手術の目的が違うといわれました。向井先生の手術の目的は、舌の位置の改善ではなく呼吸の改善であるという事です。私が「見ていただいた結果、手術の必要がないということもありますよね。」と言うと、「それは、ありません」ときっぱり言われてしまいました。
曰く「お母さんが具合の悪い事に気づかれたから、診察を考えているんですよね。それでしたら手術は必要です。」また、「これから具合が悪くなるのではなくて、今、とてもつらいんですよ。」とも言われました。確かにその方の言われる通り、子供は息も浅いし、足を突っ張ったりしてすぐに立ちたがるし(知らずに「もう立ってる」なんて喜んでました。(^^;)、それに比べて手の運動能力は劣っています。「赤ちゃんにつらい痛い思いをさせるのですから、ご両親がしっかりした考えをもって乗り越えられなければ、手術は出来ません。」とも言われました。確かにそのとおりですよね。
その晩、二人で相談して、グズグズ迷う私に連れ合いが「手術をしたほうがいい」ときっぱり言ってくれて、決心がつきました。私たちの望みは、子供の息苦しさを取り除く事ですから、山西先生の紹介してくださる口腔外科ではなく、向井先生のところで手術をしていただく事にします。今朝、電話をして、月齢が進んでいる事もあり、すぐに手術した方が良いだろうと言われて、金曜日に診療の予約を取りました。まだどこかで「手術の必要が無い」と言われる事を望んでいますがKさんやSさんのメールで、手術に対する不安は消えました。
> 私は山西先生に手術をすれば育てやすくなると言われました。また舌癒着の子とそうでない子が遊んでいる2人を比べて遊び方が違うとも言われました。
驚きました。本当にそんな風に差が出るものなんですね。KさんやSさんは、育てやすくなったと感じていますか?娘は、一人で居られない病に加えて、最近、私以外の人に抱かれるとすぐに泣いてしまう(連れ合いでもだめな時があります)病になっていて困っています。まさかこの月齢で人見知りという事も無いだろうし。それ以外は、本当に賢い良い子なんですが・・・。ただ、電話で「3ヶ月くらいまでに手術をしないと、遅すぎると先生はおっしゃっています。それ以後は、性格が出来てきてしまいますから。」と言われたので、娘の性格改善は、もう遅いかもしれません。まあ、それに関しては、元々それほど期待はしていませんが。
> 大人になってから手術した人が2.3日位食事の時に傷口がしみたと言ってました。2.3日で痛みはひくようです。
大人でもそれ位で直ってしまうのですか。それだったら私も切ってもらおうかしらん。今、思えば、私は典型的な舌癒着症の子供でした。癇癪持ちだったし、握力は弱かったし、持久力もありません。転びやすくて、子供の時からいつも足がだるくて、肩こりでした。
> でも私は結果として手術して良かったと思っています。それだけは確かです。
そのお言葉で、とても励まされました。一人でだったら、不安で決心できなかったと思います。4ヶ月近くなってからの手術は、遅すぎるかもしれませんがこちらで情報を得て、相談に乗ってもらった事でそれ以上遅くならずに決断できた事を感謝しています。ありがとうございます。また診察の結果などを報告させていただきます。
Sさんよりshokoへの返信
こんにちは Sです。
> 今日は、昼過ぎからずっと子供が泣いていて消耗していたので、とても慰められました。
お役に立てて嬉しいです。
> 今は、本厚木の先生を紹介しているようです。娘の手術も「そこを紹介する」と言われました。
山西先生は軽度の場合は本厚木の先生を、重度の場合は向井先生を紹介するそうです。
> 「赤ちゃんにつらい痛い思いをさせるのですから、ご両親がしっかりした考えをもって乗り越えられなければ、手術は出来ません。」とも言われました。
確かにそのとおりですよね。不安な気持ちは分かります。でも手術をすると決めたら絶対良くなると思っていた方が良いそうです。親が不安に思っていると子供もそれを感じて不安になってしまうそうです。
> その晩、二人で相談して、グズグズ迷う私に連れ合いが「手術をしたほうがいい」ときっぱり言ってくれて、決心がつきました。
ご主人を説得する必要がないなんて羨ましい。すてきなご主人ですね。
> KさんやSさんは、育てやすくなったと感じていますか?
私は育てやすくなったと思います。うちの子の場合、主人には笑うのに私には眼をあわそうとすらしなくて、抱いてもすぐそっくりかえるし、きーきー言ったり、うなったり、正直育児ノイローゼになりかけてました。うまくおっぱいが飲めなくて、古くてまずい母乳が乳房に溜まってしまい飲めたものではないし、粉ミルクは飲まないしで、彼女にしてみれば死活問題ですから、よっぽど腹がたっていたのでしょうね。手術後すぐ変化が現れるわけではありませんが、今までついていた飲み癖が段々直ってきて、きーきー言ったりする回数も減っていきました。
> 娘は、一人で居られない病に加えて、最近、私以外の人に抱かれるとすぐに泣いてしまう(連れ合いでもだめな時があります)病になっていて困っています。まさかこの月齢で人見知りという事も無いだろうし。それ以外は、本当に賢い良い子なんですが・・・。
初めてお子さんですものね。色々と気になる気持ち分かります。
> ただ、電話で「3ヶ月くらいまでに手術をしないと、遅すぎると先生はおっしゃっています。それ以後は、性格が出来てきてしまいますから。」と言われたので、衣穂の性格改善は、もう遅いかもしれません。
脳の伝達回路(正しい名前忘れました)が出来上がるのは3歳までだそうですから大丈夫だと思います。・・・と、私も思うようにしています。過ぎた事を言っても仕方がないですものね。山西先生に去った男を追いかけるようなものだと言われてしまいました。(笑)
> 4ヶ月近くなってからの手術は、遅すぎるかもしれませんが
うちのこも生後4ヶ月の時、手術しました。遅すぎるなんてことないですよ。
悩む気持ちよく分かります。私で出来る事でしたら出来る限りのことしますのでおっしゃってください。
Kさんよりshokoへ
shokoさん、その後いかがですか。明日診療所にいらっしゃるそうですね。
コンサルタントの方とお話なさったのですね。実は私も診療所に電話してその方(多分同じ方)とお話してから、なおさら不安を煽られて、非常に行く事を迷いました。だって人間みんな舌癒着症がある、なんておっしゃるんですよね。なんだか話している事がつじつまが合わなさそうな、雲をつかむような話し方をなさるし・・・。最初は何を根拠にいってるんだ、インチキ診療所なんじゃないか(失礼!)と不安になりました。
でもその後、いろいろな文献や向井先生の診療所のHPの情報から、向井先生が何歳時検診かで舌について評価した結果、94%の子供が舌癒着症をもっている、という結論だったそうです。コンサルタントの方の発言の根拠は、そのデータからきているのだな、と後から思いました。
でも、94%の人に見られる症状なら、それは正常の範囲といえるのではないか?手術する必要はあるのだろうか?とも思いました。自分で乳幼児の舌小帯手術を反対する人の論文も調べて、そのまま手術せずに経過をみていても、7割くらいの子供が、成長とともに舌小帯短縮の状態が改善されていた、ということも知りました。
それでも、おっぱいをあげている時間は1年あまりの短い間といえ、その人生の最初の短い時間を大切にしたいんだ、と自分では思ったので、手術を決心しました。私の主人は正直反対の意見だったので、手術するまでは重い重い論議や喧嘩を何回も何回も繰り返しました。主人を納得させるために、いろいろなデータを集めまくりました。
手術前は、おっぱいをのむ時にむせてしまっていて、口をつけて2,3回ごくごく飲んではむせて口をはなし、咳を何回かして、落ち着いたらまた急いで乳首にくわえついて、と、とても忙しく、ひざの上であばれて、おっぱいの度に私がぐったりしてしまっていました。とてもゆっくり子供の可愛さにひたるような余裕はありませんでした。まぁ、子供が半分眠っているときなどは、落ち着いて飲んでいてくれましたが。
この間一時的におっぱいにのみつかなくて心配しましたが、一ヶ月検診にいってきて、傷はとてもきれいについて理想的な治り方をしているそうです。子供がおなかがすいておっぱいを欲しがって、ちょっと診療所にいく前におなかにおっぱいを入れてしまったので、診療所で酸素飽和度の測定をしたときは、もうあまり欲しくなかったらしく、あばれてしまい、きちんとしたデータがとれなかったみたいですが。
また、手術を受けたあと、手のつっぱりが少し柔らかくなりました。以前は堅く堅くつっぱっていて、赤ちゃん体操やマッサージで腕をのばすなんて、不可能だったのですが、今は出来るようになりました。それから、平らなところに寝かせておいても、寝ていてくれるようになりました。前は頭を高めにおいてあげないと、絶対泣き出して、一人でいてくれませんでしたが。(ただ、今でもベビーシートにおいてあげるほうが、落ち着くみたいですが。)4ヶ月くらいになり、最近はものを自分でつかめるようになり、一人で少しの間遊べるようになってきたので、大分楽になりました。3ヶ月までは、他の人に相手をしてもらわないと、退屈してぐずるのは結構普通のようです。
4ヶ月になると、発達段階としても遊び飲みを始める時期で、なるべく気をそらさないような環境を整えることが大切だ、(テレビを消したり明かりを暗くしたり)と読んでから、この間のおっぱいをのまないで反り返ってしまったのも、その延長かしら、と思いました。もちろんおっぱいが美味しくなかった可能性もありますが。今でも本当におなかがすいているときは、落ち着いてうぐうぐおっぱいを飲んでくれている姿を見るにつけ、手術してよかったな、と思います。母親の気をひくために、最近はおなかがすいていなくても、おっぱいを欲しがる振りをきっとするんですね、きっと。
診療室では赤ちゃんの足の指に洗濯バサミのようなものをはさみ、おっぱいを飲んでいるときの血中の酸素飽和度を測るのですが、普通に呼吸している人のその値は大体99%が基準です。96%以下になれば、かなり低いといえると思います。うちの子供は舌癒着の度合いが其れほどひどくはなかったのですが、術前97-98%でした。脈拍数も大体150回/分なら、落ち着いて飲んでいるといえるようです。160-170は、走りながらおっぱいを飲んでいるようなものだ、と向井先生がおっしゃっていました。
ただ、向井先生のところは切った後を縫わないので、その点は口腔外科の先生なら縫ってくれるかもしれません。もちろん向井先生は、術後の創部の浮腫などの合併症や、術後の舌の可動性などのことを考えて、そのようにしているのですが、縫ったほうが傷の治りは早いし、切った傷が又癒着してしまう、などの心配もないことは確かです。ただ、子供の場合は飲んでいるのが液体だけですので、触らなければそれ程傷が開いたままでも痛そうではありませんでしたが。
また、こんな事を書くと心配をあおりそうですが、向井先生の手術は、痛み止めの座薬をお尻に入れて、注射の麻酔は使わないでレーザーメスで手術をするので、もしかしたら口腔外科のお医者様は麻酔をしてくれるのかもしれません。ただ、麻酔の注射に関しても、乳児はまだ神経の発達が未熟で痛みをそれほど感じないこと、急性アレルギーなど、赤ちゃんに関してはもし起こるとかなり致命的なため、と説明していらっしゃいました。麻酔の注射をするときも赤ちゃんは痛みを感じますし、そちらの方が長い時間痛みを与えてしまう、という意見もあります。レーザーメスでの切開は、あまり痛みが強くなく、大人にでも麻酔なしでレーザーの処置をする先生もいらっしゃいますので。ただ、全身麻酔ならその心配はないと思いますが。もちろん大人には麻酔するといってましたよ。それでも呼吸の改善が目的なら、完全にオトガイ舌筋(い舌筋と向井診療所ではいってます)まで切って下さる向井先生のところがいいかもしれませんね。
何はともあれ、向井先生のところでも、口腔外科のお医者様でも、麻酔の注射や座薬など、痛い思いをさせるのは確実ですので、前もって子供に言い聞かせておくといいのではないか、と思います。私は前日に、「明日痛い思いをして手術をするけれども、それはあなたの状態を良くするためにするのだから、頑張ってね。」と子供に言い聞かせておきました。後は私が朝のんだ頭痛薬と鎮静剤入りのおっぱいのせいなのか、他の手術を受けるまわりの赤ちゃんよりも落ち着いていて、ずっと眠っていました。あ、そうそう、座薬を入れるときは、先をなめてつばをつけてあげると、スムースに入るので、赤ちゃんの痛みも少ないですよ。入れるときはしっかり奥まで入れないと、却って赤ちゃんは痛いと思うので、がんばって奥まで入れて下さいね。
あ、そういえば、術後に息子の口のまわりに現れた湿疹は、ミトンのせいではなく、どうも私がその頃に食べたおすしが原因のようでした。(と、自然育児相談所の藤田先生にいわれました。)
とにかく一度診療所を訪ねてみるのが一番だと思います。私の主人の友人の双子のお子さんも、実は同じところで手術を受けていて、おっぱいが飲めるようになって喜んでいました。
ただ、極端なことをおっしゃるのも確かなので、そのあたりは引き算して話を聞いておいた方がいいかしら、と私は思いました。
育て易くなる、ということに関しては、あまり期待せずに、のんびり我が子の成長を見守ろうかなぁ、と私は思っています。
なんだか思い付くままに書き付けて、支離滅裂になっていたら、ごめんなさいね。shokoさんが今晩よく眠れますように。
診断
shokoの診断後の報告
ごきげんよう、shokoです。
Sさん、Kさん、丁寧で暖かいメールをありがとうございます。お二人のメールは、本当に私の支えになっています。
今日、診療に行ってきました。とても混んでいる病院ですね。診療は、3分くらいだったのに、なんだかんだで半日仕事になってしまいました。結果は、全身麻酔での手術を勧められました。実にショックです。山西先生に見ていただいたときは、軽度の舌癒着だという事で口腔外科での手術でも良いと言われていたので、そんな結果が出るとは思いもよりませんでした。
娘は、診療待ちの間にお腹がすいて、大泣きしてしまって向井先生に「典型的な泣き方だ。周りの人間がイラつくんだよね。これが幼児虐待とかになるんだよ。」と言われました。外でそんな風に泣いたのは、初めてだっただけにちょっと落ち込みました。泣いている間、息が止まっているそうで、喉が右に曲がっていると言われました。思ったとおり、私の遺伝で「お母さんもこんな風に泣いて育ったと思うよ。」「喉が曲がっていると顔も曲がるんだよ。」とも言われました。自分の顔が曲がっているかどうか、私にはよくわからないのですが。衣穂の顔も曲がっているとは思えないし。
一番ショックだったのは、衣穂の喉にポリープが出来ていると説明された事です。そんな風になるまで、泣いて苦しがっていたのです。何故もっと早く対応してやらなかったのだろうと、悔やみました。新生児のときは、もっと苦しそうにしていたのです。そのときは、舌癒着の事など何も知らずにただ、おろおろするしかありませんでした。担当助産婦さんに相談しても、まだ体の機能が未熟だからとの説明だったし。(後から聞いたら、彼女の子供も舌癒着で山西先生に手術を勧められたそうです。結局、手術をしない選択をしたそうですが。なら、教えてくれればよかったのに、とちょっと恨めしい気持ちです。)
血中酸素飽和度は、98%でした。脈拍数は、大泣きしたすぐ後だったせいか、180を超えてました。しばらくしたら150台になりましたが。あんなのが参考になるんだろうか?だいたい大泣きしているところを画像で見てもちゃんと診察できるのでしょうか?ちょっと疑問なのですが、でもポリープは、やはり泣きすぎている証拠ですよね。
おっぱいを飲まなくなるかもしれない、と言われましたが、手術の予定を3月21日に入れてきました。前の晩から親子で泊り込みです。初めてのお泊りになるので、ちょっとそれも不安です。
4ヵ月半での手術・・・。泣きぐせは、もう直らないかなあ。でも息苦しさが直ってくれれば、充分です。私は、子供の頃から持久力が無くて、体も硬かったのですが今思えば、舌癒着のせいだったのですよね。私自身の手術も考えています。いびきをかくらしいので。(^^;ゞ
永杉さんには、「手術後の10日間くらいは、おっぱいを上手く飲めなくて、大変だろうから、覚悟してください。飲まなくなってしまう子も居ますが、お嬢さんは、きっとがんばって飲むでしょう。凄く怒って泣くと思いますが。大変ですよ。」と威されました。そういうわけで連れ合いは、手術の事よりも手術後の事を心配しています。
今、もう一つの悩みは、BCGとポリオなのですが連れ合いは、必要ない派です。私は、迷っています。託児所に預けるとしたら必要なのではないかとも思うし。舌癒着の手術をするので、4ヶ月検診(3月7・9日か3月23・25日にあります)での接種は無理だと思いますが。
すみません、いつも長い愚痴メールで。相談ばかりでちっともお役に立てません。せめて全身麻酔の手術の事をお知らせする事で晴花ちゃんの次回の手術の参考にでもなればと思います。
連れ合いにも励まされて、全身麻酔は衣穂に恐怖感を与えないで済む方法だと前向きに考えるようにしています。
Kさんからshokoへのコメント
診療にいらしたそうですね。全身麻酔とのことで、驚きました。その後はいかがおごしですか?
>今日、診療に行ってきました。とても混んでいる病院ですね。診療は、3分くらいだったのに、なんだかんだで半日仕事になってしまいました。
えぇ、本当に混んでいる病院ですよね。私もいろいろ質問したいことがあったんですけど、質問するととても忙しい診療の流れを妨げるがごとく、迷惑な感じがして、ろくに聞きたい事も聞けませんでした。あの慌ただしさはどうにかして欲しいですよね。
>結果は、全身麻酔での手術を勧められました。実にショックです。山西先生に見ていただいたときは、軽度の舌癒着だという事で口腔外科での手術でも良いと言われていたので、そんな結果が出るとは思いもよりませんでした。
全身麻酔ですか。お子さんがじっとしていられそうにないのか、舌の癒着度が大きかったのか?もし舌の癒着状態が強い場合は、傷も深くなるので、私のときよりは多少治るまで大変かもしれないですね。私は確か、膜3底2という分類だった気がするのですが、衣穂ちゃんの状態はどうだったか覚えていらっしゃいますか?でも、確かに全身麻酔だと、本人は痛い思いをした記憶がないから、トラウマの面では楽ですよね。私も診療を受ける時、子供のトラウマのことを考えて、局麻で済んでほしいような、全麻になって欲しいような、複雑な気分でした。懐具合からいうと、絶対局麻の方がよかったのはもちろんのことですが(笑)
>衣穂は、診療待ちの間にお腹がすいて、大泣きしてしまって向井先生に「典型的な泣き方だ。周りの人間がイラつくんだよね。これが幼児虐待とかになるんだよ。」と言われました。
おなかがすくのを我慢してもらうのが、とっても大変ですよね。なだめたって、気をそらそうとしたって、そう簡単にいく年頃じゃないですよね。向井先生の言い方は極端なので、あまり気にしない方がいいですよ。赤ちゃんの泣くのは仕事のようなものだし、親が心配するほど、そんなに周りの人もイラついてはいないと思いますよ。
>泣いている間、息が止まっているそうで、喉が右に曲がっていると言われました。思ったとおり、私の遺伝で「お母さんもこんな風に泣いて育ったと思うよ。」
なんだかひどい言われようだなぁ。先生としては、そう思っているため、そういう表現になるのでしょうけれども、割り引いて聞いていた方がいいと思いますよ。まぁ、自分のやっていることに信念のある先生なので、信念のあること自体はいいことですけどね。
>「喉が曲がっていると顔も曲がるんだよ。」とも言われました。自分の顔が曲がっているかどうか、私にはよくわからないのですが。衣穂の顔も曲がっているとは思えないし。
本当にこれは失礼ですよねぇ。聞き流しましょう(^o^)。
>一番ショックだったのは、衣穂の喉にポリープが出来ていると説明された事です。
ポリープが出来ていたの本当なのでしょうね。しょうこさんは、モニターみていらして分かりましたか?
>そんな風になるまで、泣いて苦しがっていたのです。何故もっと早く対応してやらなかったのだろうと、悔やみました。新生児のときは、もっと苦しそうにしていたのです。そのときは、舌癒着の事など何も知らずにただ、おろおろするしかありませんでした。担当助産婦さんに相談しても、まだ体の機能が未熟だからとの説明だったし。(後から聞いたら、彼女の子供も舌癒着で山西先生に手術を勧められたそうです。結局、手術をしない選択をしたそうですが。なら、教えてくれればよかったのに、とちょっと恨めしい気持ちです。)
今の時期に気がついてあげられただけきっと幸運だったのだと思いますよ☆まだ人生80年の240分の1しか来ていないし!世の中には舌癒着のことを全く知らず、母乳をあきらめてミルクにしていらっしゃるお母さん方も大勢いらっしゃると思いますし。あまり自分を責めないであげて下さいね。
>血中酸素飽和度は、98%でした。脈拍数は、大泣きしたすぐ後だったせいか、180を超えてました。しばらくしたら150台になりましたが。あんなのが参考になるんだろうか?
赤ちゃんが普段と違う行動をしているとき、(大泣きしているときや、おなかがすいていなくて、じたばたしているとき)の値はきっと参考にならないでしょうね。でも、必死でおっぱい飲んでいる間に一度も99%に値がいかなかったのであれば、やはり多少の呼吸障害はあるのではないでしょうか?
>だいたい大泣きしているところを画像で見てもちゃんと診察できるのでしょうか?
それは先生はプロですから、ある程度はみていらっしゃることとは思うのですが。ポリープのある無しも見ていらっしゃったようですし。どの子でもファイバー入れられれば、ある程度泣きますから。海生のときも、画像の中の喉頭蓋や声帯は激しく動いていました。でも、私はその場の衣穂ちゃんの泣き方の激しさをみていませんから、もしかしたら見当違いの事をいっていましたら、すみませんです。
>でもポリープは、やはり泣きすぎている証拠ですよね。うーん、それは確かにそうかもしれないですね。否定できない(^_^;)。おっぱいを飲まなくなるかもしれない、と言われましたが、手術の予定を3月21日に入れてきました。前の晩から親子で泊り込みです。初めてのお泊りになるので、ちょっとそれも不安です。
きっと、とても不安なことでしょうね。お気持ち察します。全身麻酔という、大掛かりなことになったことでもあるし。でもこれをきっかけに、お泊りに慣れるかも(?!)なんて能天気な事はいってはいけないかしら?ネンネをもっていくとなると、大荷物になりそうですよね。みなさん旅行のときなど、どうしていらっしゃるのかしら?
>4ヵ月半での手術・・・。泣きぐせは、もう直らないかなあ。でも息苦しさが直ってくれれば、充分です。私は、子供の頃から持久力が無くて、体も硬かったのですが今思えば、舌癒着のせいだったのですよね。私自身の手術も考えています。いびきを書くらしいので。(^^;ゞ
衣穂ちゃんの呼吸がよくなって、しょうこさんが苦労なさったと感じている諸々のことから手術する事で解放してあげられることを考えたら、素晴らしいですよね。私も自分では舌癒着症とは意識していなかったのですが、肩凝りがよくなるときいて、手術を考えています。顔色もちょっと青白いので、よくなるよ、といわれて期待したりして(^.^)。
>永杉さんには、「手術後の10日間くらいは、おっぱいを上手く飲めなくて、大変だろうから、覚悟してください。飲まなくなってしまう子も居ますが、衣穂ちゃんは、きっとがんばって飲むでしょう。凄く怒って泣くと思いますが。大変ですよ。」と威されました。そういうわけで連れ合いは、手術の事よりも手術後の事を心配しています。
術直後の痛み止めをあげていれば、痛みは割合楽にやり過ごせますので、薬は痛がったら時間の事は気にせずにあげていいと思いますよ。薬局からは、6時間おきに、とか4時間おきに、とかいわれますが、その日一日二日のことですし、痛がりはじめたら薬が代謝されて体の中からなくなってきた証拠ですので、(うちの場合はだいたい3時間あまりごとでしたが)心配せずにお薬をあげて大丈夫だと思います。大体一度に必要量の何倍もあげていなければ、過量投与の反応はないですし、薬にアレルギーでもあれば、初回の投与で反応がでますから。私には、痛がる息子のほうが痛ましかったです・・・。又、お薬をあげて20,30分たっても痛がる場合は、お薬の量が足りないと思うので、足してあげた方がいいと思います。何箇月でどれくらいの量、とか決まってはいますが、赤ちゃんによって体格の差はありますし、大体薬の必要量は体の大きさできまりますから。うちの子供も、やはり10日ぐらいは、飲み方がちょっと弱々しくてぎこちなかったのは確かですね。その弱々しさがちょっと不憫でした。でも飲んでましたし、永杉さんのおっしゃるくらいを覚悟しておけば、思ったより楽、となるということなんでしょね。
>>ご主人を説得する必要がないなんて羨ましい。
えぇ、本当にいい御主人ですよね。私も、舌小帯のことで主人とやりあったときは、「やはり夫婦お互いのことより、子供の事が大事になるのかしら?」と悲しかったです。(最後には私のために、しぶしぶ承知してくれましたが)だから、しょうこさの御主人が、かえってしょうこさんの迷いを吹っ切るように応援して下さっているのを伺って、羨ましかったです。
>今、もう一つの悩みは、BCGとポリオなのですが、連れ合いは、必要ない派です。私は、迷っています。託児所に預けるとしたら必要なのではないかとも思うし。舌癒着の手術をするので、4ヶ月検診(3月7・9日か3月23・25日にあります)での接種は無理だと思いますが。
本当に、子育てにこんなに迷う選択があるとは思いませんでした。私は、最近の結核の流行が気になったり、母親が結核をやったことがあり、私が小学校の検診のツ反で陽性反応が強かったため、プールに入れなかったり、大学病院まで診てもらいにいったりした経験があったので、ツ反、BCGは受けました。でも、受けるにせよ、受けないにせよ、受ける事で確率は少なくともどんな合併症が起き得るのか知っておく事は大事なことですよね。その情報を得て、受けないという選択をできるということも、とても重要なことだと思います。ポリオについては又勉強しなくちゃ。
>連れ合いにも励まされて、全身麻酔は衣穂に恐怖感を与えないで済む方法だと前向きに考えるようにしています。
私もそう思います。私自身は、3ヶ月の赤ちゃんの手術は唇口蓋裂の手術で身近にみていたので、全身麻酔に対してあまり恐怖心はなかったため、却って息子の手術の時に全身麻酔の方がいいのではないか、と心配したりもしました。懐は確実に痛いですけれどもね。いろいろ大変とは思いますが、頑張って下さいね。
shokoからKさんへ
ごきげんよう、shokoです。
Kさん、丁寧なレスをありがとうございました。SさんとKさんのメールに、私と連れ合いはどんなに救われていることでしょう。出会いの貴重さをつくづく感じています。
>全身麻酔ですか。お子さんがじっとしていられそうにないのか、舌の癒着度が大きかったのか?もし舌の癒着状態が強い場合は、傷も深くなるので、私のときよりは多少治るまで大変かもしれないですね。私は確か、膜3底2という分類だった気がするのですが、お嬢さんの状態はどうだったか覚えていらっしゃいますか?
カルテには、3/3と書かれていました。これは重度ということなんでしょうかね。全身麻酔について書いてあるプリントを貰ったのですが、それを読むと向井クリニックでの麻酔に対しての心配がなくなりました。個人病院なのに麻酔医がいるというのは、めずらしいですよね。コンサルタントが助産婦というのも珍しいし。あの病院の最大の欠点は、忙しすぎるということですがそれ以外は、丁寧な対応をしようとする意欲や誠意が見えて信頼できます。落ち込みのあまりに「ちゃんと診察できるんだろうか」と前のメールで書きましたけれど、向井先生の尋常じゃない診療数を考えれば良い状態ではない診察でも、きちんと見極める事は簡単な事だと気づきました。いわゆるプロの目が養われているのですよね。先生の言い方は乱暴ですけれど、なるほどあたっているのです。
>に全身麻酔だと、本人は痛い思いをした記憶がないから、トラウマの面では楽ですよね。私も診療を受ける時、子供のトラウマのことを考えて、局麻で済んでほしいような、全麻になって欲しいような、複雑な気分でした。懐具合からいうと、絶対局麻の方がよかったのはもちろんのことですが(笑)
今は、全身麻酔での手術に対して前向きな気持ちを持つことが出来ました。確かに経済的には大打撃ですが、一生の事ですしね。お雛様を買ってあげなかった分が、手術にまわったという所ですか(^^)ゞ。痛み止めの使い方を詳しく教えてくださって、ありがとうございます。ああやって具体的に教えていただけるととても参考になります。普段薬を使わないので、知らずにいたら出来るだけ使わないようにと単純に考えて、衣穂に痛い思いをさせてしまうところでした。
>でもこれをきっかけに、お泊りに慣れるかも(?!)なんて能天気な事はいってはいけないかしら?ネンネをもっていくとなると、大荷物になりそうですよね。みなさん旅行のときなど、どうしていらっしゃるのかしら?
オムツをどうするかは、悩むところですよね。ほんとうに皆さんは、旅行のときなどどうしていらっしゃるのでしょう?一泊の入院ですが、きっと洗濯できるような設備は無いだろうし手洗いできたとしても、乾くまでの時間がありません。1日分のオムツを持って行ったとして、帰りは、汚れた大量オムツをそのまま持って帰るしかないんでしょうか。それで小田急線に乗るのかぁ。臭そう・・・。「紙おむつかなあ」と弱気な発言をする私に、「石油で出来てるんだよ~」とつぶやく連れ合い。ざっと水でゆすいで、持って帰る位しか出来ませんよね。取り敢えず、ネットオークションでキングベビーのスペアとネットを10枚ずつと、カバーもウールとエステルを1枚ずつのセットを安く(!)買いました。連れ合いは、キングベビーのカバーの方が良いデザインだといっています。まだ使っていないのですが、使ってみたら使用感を報告しますね。赤ちゃん工房からも買ってみようかなあ。そうすれば全部を使い比べる事が出来るし。
>本当に、子育てにこんなに迷う選択があるとは思いませんでした。
まったくです。人の人生に対して責任をもたなくてはいけないプレッシャーは大きいですよね。やり直しがきかないし。昨日、衣穂の4ヶ月検診に行ってきました。BCGを受けないといったら、受付でも保健婦さんにも、「なぜですか?」と結構な勢いで突っ込まれてしまいました。「仕事の都合で予定日に連れて来れないから、4月に遅れて受けます」といっても「早く受けないと」と責めるような感じでした。副作用を気にして受けないと言う人が増えているのでしょうか。診察してくれたおばあちゃん先生は、「まだ4ヶ月になっていないし小さく生れているから来月でいいんですよ。」と言ってくれました。とても優しい良い先生にあたって幸運でした。衣穂が先生に、ニコニコと笑いかけてくれたのが良かったのかな。BCGとポリオに関しては、もう少し考える事にします。
SさんとKさんのお連れ合いは、舌癒着の手術後はどんな反応だったのでしょうか?また皆さんのお連れ合いは、予防注射に関してどのように考えていらっしゃいますか?子育てについての価値観の違いをどう乗り越えていらっしゃるのか宜しかったらお聞かせください。
Sさんからshokoへのコメント
Sです。全身麻酔ということはい舌筋まで切るのだと思います。い舌筋まで切ると飲めなくなる子がいるという事で山西先生はあまり向井先生を薦めないようですが、上手に飲めるようになる子もいるわけですから衣穂ちゃんは飲めるようになると良いですね。
> ああやって具体的に教えていただけるととても参考になります。普段薬を使わないので、知らずにいたら出来るだけ使わないようにと単純に考えて、衣穂に痛い思いをさせてしまうところでした。
私もshokoさんと同じ事を考えて痛み止めをあまり飲ませずにいて娘に可哀想な事をしてしまいました。ちゃんと痛み止めを飲ませていればスムーズに母乳が飲めるようになっていたかもしれません。手術後うまく飲めなくて私が手で母乳を搾ってそれをスプーンであげました。でも2日目になると搾った母乳も飲まなくなって困ってしまいました。やっぱり手で搾るのと赤ちゃんが口で飲むのでは出る量が違うようで乳房に古い母乳が溜まって飲まなくなったのでは?と考えて山西先生の所にマッサージに行ってマッサージ後乳房に口を含ませたら飲んでくれました。あの時は本当に嬉しかったです。お子さんも手術後飲めるようになるといいですね。
それから娘は手術後熱を出しました。傷が化膿して熱を出したのかもしれないと先生に電話したところその様な事はない。風邪をひいたのでは。と言われて、そんなタイミングよく風邪をひくかしらと先生に不信感をもってしまいました。痛み止めをあまり飲まさなかったのは先生に不信感を持ってしまった為です。でも今にして思うと手術をしたのは7月で汗ばむ陽気になっていて、母乳をあまり飲んでなかったので、体の水分が足りず、汗をかけなくて体温が上昇したのでは?と思っています。3月ではまだ汗はかきませんがおしっこの量が極端に減ったら白湯をスプーンで飲ませてあげた方が良いかもしれません。私の苦い経験がshokoさんのお役に立てば良いのですが。
>SさんとKさんのお連れ合いは、舌癒着の手術後はどんな反応だったのでしょうか?
私が押し切る感じで手術をしたのでちょっと手術後の大変な時期あまり協力的ではありませんでした。でも今は向井先生の資料を見て、俺も手術しようかな。なんて言ってます。もっと話し合ってから手術すれば良かったと反省してます。
> 子育てについての価値観の違いをどう乗り越えていらっしゃるのか宜しかったらお聞かせください。
うーん難しい。まだ結婚して日が浅いので・・・・・。私の方がshokoさん夫婦の仲の良い秘訣を聞きたい。
入院直前
Kさんからshokoへ
shokoさん、手術もいよいよ近づいてきて、落ち着かないことだと思います。その後の調子はいかがですか?
>カルテには、3/3と書かれていました。これは重度ということなんでしょうかね。
膜が舌の先の方からついていて、舌のつけねが前の方までついている、一番重度の分類かも・・・。向井先生の診療所で、舌癒着症研究会会報の第8巻が、舌癒着症に対してまとめた話が載っていたので、参考になるかもしれません。分類も載ってます。ちょっと回復まで大変かもしれませんね・・・。痛いけど衣穂ちゃんのためなんだよ、という毅然とした態度で頑張って下さいね。
>全身麻酔について書いてあるプリントを貰ったのですが、それを読むと向井クリニックでの麻酔に対しての心配がなくなりました。個人病院なのに麻酔医がいるというのは、めずらしいですよね。コンサルタントが助産婦というのも珍しいし。
えぇ、個人病院で全身麻酔をかけられるところは珍しいですよね。プリントにはどのようなことが書いてあったのですか?手術自体は短時間ですから、麻酔のリスクはとても低いことだとは思います。退院して落ち着かれたら教えて頂けると嬉しいです。コンサルタントが助産婦、というのも、向井先生が舌癒着症の改善を、母の立場をよく思いやって考えていらっしゃる証拠ですよね。
>あの病院の最大の欠点は、忙しすぎるということですがそれ以外は、丁寧な対応をしようとする意欲や誠意が見えて信頼できます。
えぇ、患者が質問する隙さえ与えない、あの慌ただしさだけはどうにかして欲しい・・・。
>今は、全身麻酔での手術に対して前向きな気持ちを持つことが出来ました。確かに経済的には大打撃ですが、一生の事ですしね。お雛様を買ってあげなかった分が、手術にまわったという所ですか(^^)ゞ。
成る程(^o^)。でもお雛様よりも、大きくなったら感謝されるかも☆
>痛み止めの使い方を詳しく教えてくださって、ありがとうございます。ああやって具体的に教えていただけるととても参考になります。普段薬を使わないので、知らずにいたら出来るだけ使わないようにと単純に考えて、娘に痛い思いをさせてしまうところでした。
私がああいう対応ができたのも、Sさんの苦い経験を伺っていたからです。Sさん、貴重なお話、本当にありがとうございましたm(__)m。
>「紙おむつかなあ」と弱気な発言をする私に、「石油で出来てるんだよ~」とつぶやく連れ合い。ざっと水でゆすいで、持って帰る位しか出来ませんよね。
出来た御主人ですよねー!うちの主人なんか、どーして紙おむつにしないんだ、今までは乾燥機使うのがあたりまえだった!と、隙さえあれば、便利で自然に反する方法に誘惑するのに・・・。協力的な御主人で羨ましいです。
>SさんとKさんのお連れ合いは、舌癒着の手術後はどんな反応だったのでしょうか?
手術は思ったよりあっけなくって、子供もそれ程大変そうではなかったのですが、つれあいは何事もなかったように知らぬ顔を決め込んでいました。まるで手術なんかしなかったかのように。あれだけ術前に手術に対してやりあったのに、そりゃないよなぁ、という気持ちでした。私が「吸い方が強くなったよ」といっても、「よかったね」とはいってくれるものの、あまり気持ちのこもった言葉じゃないし。私のために賛成はしてくれたものの、効果には未だに懐疑的なようです。やっぱり当事者じゃないと、つらさや有難さの実感が湧かないんでしょうね。
>また皆さんのお連れ合いは、予防注射に関してどのように考えていらっしゃいますか?子育てについての価値観の違いをどう乗り越えていらっしゃるのか宜しかったらお聞かせください。
予防注射に関しては、まだぶつかっていないので、これからの課題ですね。子育ての価値観の違いについては、今回、子供と連れ合いのどちらが大切か?というところが揺れ動くと、妥協しあえなくなるのだな、と思いました。今回は手術自体にはあまり気は乗らなかったものの、私が手術しないことで精神的に追いつめられるのは困る(!)ということでしぶしぶ承知してくれたようです。これで最後まで反対されたら、夫婦の絆に傷が入ったかも・・・。私の父親は、よく「子供は独り立ちしていくから、最後はお母さんしかいないから大事にするんだ」といって、子供より母を優先していました(笑)。
shokoから
ごきげんよう、shokoです。皆様、娘の手術に際してご心配やアドヴァイスをいただき本当に、ありがとうございます。良い選択をしたという自信はあるのですが、それでも不安や不憫に思う気持ちに襲われるときがあってそういう時に皆様の温かい言葉には、本当に救われました。連れ合いも、皆様のご親切とお気持ちに驚きと感謝を感じています。
先日、家庭保育園の方に来ていただきた時にも舌癒着である事を指摘されました。家庭保育園でも向井先生か森先生のところでの手術を勧めているようです。後日、会員の方の「母子の手術体験記」を送ってくださってそれを読んで自分の選択に自信がもてました。自分の手術も時期を見てしようと決めたほどです。
>えぇ、個人病院で全身麻酔をかけられるところは珍しいですよね。プリントにはどのようなことが書いてあったのですか?
簡単ですが、素人にも解かりやすく書いてあり良く出来たプリントだと思います。
- 局所麻酔と全身麻酔
- 手術による制約
- 年齢による制約
- 麻酔前投薬の問題
- 麻酔からの覚醒後
- 麻酔専門医の問題
と分けて書いてあり、B5サイズに両面程度の量です。局部麻酔と全身麻酔の安全性については、自転車と飛行機とどちらが安全ですかと聞かれるのと同じで、この質問に答えるのは難しいとしながらも、乳幼児の舌癒着症手術に条件を絞って答えてくれています。
>私の父親は、よく「子供は独り立ちしていくから、最後はお母さんしかいないから大事にするんだ」といって、子供より母を優先していました(笑)。
よいお父様ですね~。羨ましい。私もそういうパートナーシップを目指しています。好きで一緒にいる相手ですものね。まだまだ書きたい事があるのですが、また手術後に書きますね。
手術後
shokoから手術後の報告
皆様ごきげんよう、shokoです。
衣穂の手術を心配してくださり、本当にありがとうございました。おかげさまで、無事に終了しました。
3/3は、やはり重度の舌癒着で、衣穂はイゼツ筋を2.5層まで切りました。本当は、3層まできりたかったようですが、太い血管があって切れなかったそうです。手術自体は、麻酔時間も含めて20分ほどで終わりました。手術後、すぐに気が付いたのは肌の色です。衣穂は、地黒な赤ちゃんなのですが、それでも黄色っぽい色から透明度のあるピンクに変わりました。手足も暖かく、すべすべになりました。頭の手触りも変わりました。泣き声も喉を絞るような声から腹式の泣き声に変わりました。
おっぱいが上手く飲めずに泣いていましたが、それでも練習をしてじきに何とか飲めるようになっていました。他の赤ちゃんは、皆飲めずに泣いていたので、そのまま飲まなくなる子が出るのは、あながち嘘ではないかもしれません。
その日は、1ヶ月の男の子、3ヶ月の男の子、1歳2ヶ月の男の子、1歳10ヶ月の女の子、4歳の男の子、そして4ヶ月の衣穂の6人が手術を受けました。
入院は2人部屋で、私たちは1ヶ月の赤ちゃんと同室だったのですがこの赤ちゃんが、ぜんぜん泣かないのですが、ずっとうなっているのです。一晩中、殆ど寝ずに「ぐぎー、ぐぎー」と大きな声でうなりつづけていました。おっぱいが飲めないのだそうで、お母さんは一晩中、ミルクを作ったり抱いてあやしたり、他人事ながら泣けてきました。体も小さくて、肌の色も茶色くて全然可愛くないんです。あの赤ちゃんのお世話をずっとしていて、愛情を持つのは難しい事だと思いました。向井先生の「児童虐待うんぬん」の話もうなずけてしまいました。そのお母さんは、愛情を注いでいるようでしたが。
それが!手術を受けたとたんに、その唸りが「ほえ~、ほえ~」という新生児らしい可愛い泣き声に変わったのです。顔色も白くなって眼の腫れも取れて、すっかり可愛い赤ちゃんになっていました。全く驚きです。この差はあまりに大きいと思いませんか?翌日、診療所であったときに聞いてみたら、その晩はぐっすり眠ってくれたそうです。初めてのことだといっていました。
病院で貰ったプリントに、正しい舌は、舌先が上顎にむいていると書いてありました。連れ合いに聞くと、彼は舌先が上顎に付いているか上を向いて宙に浮いていると言っています。ちなみに私の舌先は、下を向いて舌の歯の付け根あたりにあります。やっぱり苦しいのかな。
連れ合いが、舌を下顎にくっつけたらすごく苦しくなったと言っていたので私も舌をべったり下顎にくっつけてみたら、ほんと、息ができませんでした。この説明をすれば、舌癒着に理解の無い人にも、わかりやすく説得できるのではないかと二人で話しました。
たとえ7割の子供が成長とともに直ってしまうのだとしても、あの同室だった赤ちゃんの例を見ると、今、手術が必要な赤ちゃんというのが、絶対にいるのだと確信しました。理解されにくく、住んでいる場所によっては、受けづらい手術であるのが残念でなりません。
数日たった今、衣穂はびっくりするくらい髪が黒々と伸びました。泣き方も人の目を見ての訴え泣きに変わりました。手足に大理石模様が出る事もありますが、今までに無いくらい暖かで驚きです。一番嬉しいのは、寝るときにいびきをかかなくなったことです。薬漬けのせいで(これは計算外の可哀想な事でした)元気がありませんでしたが、今は、声を出して笑うようになりました。
おっぱいは、まだあまり上手く飲めていないようです。手術がショックだったのか、おっぱいを飲み始めるとそのまま離してくれなくなりました。夜も寝おっぱいのまま、一晩中くわえています。母は、少々バテ気味ですが、その辺は、のんびりやるつもりです。親子で泣きの涙の数日間を過ごす事を想像していたのに比べれば平和な手術後と言えましょう。
手術の翌日の診察のときに、すっかり変わった衣穂を見て向井先生はとても喜んでくださったのですが、「この子は、鼻と喉が悪いから地元の耳鼻科に通って見てもらいなさい。」と言われてしまいました。(T^T)。もう少し落ち着いたら、耳鼻科通いを始めようと思います。完全な健康体など存在しないのですから、のんびりやろうと思います。
本当に、皆様にはご心配をおかけしました。皆様のお気遣いは、本当にありがたかったです。