ロンドン6日目

バッチレメディ入り魔法の水が効いているのか、いおぴーは夜泣き喚くこともなく、今朝は機嫌よく目を覚ました。今日はキューガーデンという植物園へ行く予定。

着替えて、朝食をとるため食堂のある地下に降りる。この宿の朝食は、トーストにシリアルのみと、シムさんの手料理に比べると寂しい限りだが、それでも薄く切ってパリッと焼いたイギリス風のトーストは美味しい。shokoがスーパーで買った持ち込みのバターを塗って食べた。いおぴーも気に入ったようで、何枚も食べた。

キューガーデン

昨日あたりから日中でもやや肌寒いくらいの、来る前に想像していたイギリスらしい天気になってきた。前半着ることのなかった厚手の服をようやく着られる。天気予報によると、明日から雨らしい。

パディントン駅から地下鉄に乗って、キューガーデンへ。地下鉄と言っても郊外ではほとんど外を走っていて、周りの風景が気持ちいい。キューガーデン駅を出ると、キューガーデンの入り口までは歩いて5分ほど。この辺は高級住宅地のようだ。

料金を払って中に入る。一日かけても全部見てまわるのが難しいくらい広いという話なので、さっさと進みたいところだが、shokoはまず案内所へ行き、バッチフラワーに使われる花や木のある場所をあらかじめチェックするために、リストとくびっぴきで案内図に印をつける作業を始めた。これが植物名はラテン語で書かれているのでなかなか時間がかかる。いおぴーととうちゃんは退屈して、近くの売店を見物に行った。

いおぴーが興味を引かれたのが、食虫植物。いろいろな種類の食虫植物が鉢植えで置かれていて、いおぴーはとうちゃんの説明を聞いておっかなびっくり見つめている。相当に気に入ったようで、あんまり欲しがるのでひとつ買って帰ることにした。こういうの、とうちゃんも結構好きなのだ。

30分あまりかかって、shokoのリストアップ作業が終わり、ようやく園内に入ることができる。しかし結局shokoは目的の植物を探し、写真を撮ることに専念するため、超ゆっくりペースで移動する。いおぴーは植物を見るのが目的であろうはずもなく、とてつもなく広い公園を走り回ったり珍しいものを発見して驚いたりしていればいいわけで、とうちゃんといおぴーはほとんど別行動となる。

ガチョウの親子まずは池のそばの芝生でガチョウの親子発見。スタン・ハンセン似の知らないおじさんにパンのかけらをもらったいおぴーは、恐々ガチョウに餌をやる。ガチョウが餌を食べに寄ってくると逃げるくせに、眺めているのは楽しいらしく、長いことガチョウのそばを離れようとしなかった。

ガチョウにひっかかっている間にshokoを見失ったので、その後の主目的はshokoを探すこととなったいおぴーととうちゃん。探偵ごっこをしているようで、それはそれで楽しい。あまりにも広いので、遠くのほうに姿を発見しても、いざその場所へ近づこうとしているうちにまた見失ったり。

温室shokoと合流し、レストランで昼食をとる。その後、ふたたび別行動となったが、今度は本格的にはぐれてしまった。今までは、ほぼルートに沿って進んできたので、向かう方向がだいたい予想できたのだが、ルートをそれて途中でレストランに寄ったら、もうそこからどちらに向かうか全く判らなくなった。しかたがないので、まだ行ってない場所とレストランを行ったり来たりする。だんだん冷え込んできたと思ったら、雨が降り出した。いおぴーをベビーカーに乗せ、折りたたみ傘を持たせる。とうちゃんはずぶ濡れだ。雨宿りしようと、熱帯植物の大温室へ行ったらshokoもいて、ようやく逢うことができた。

雨も上がり、今度は一緒にもう一回りして、お茶して帰ることにする。いおぴーはずっとスコーンを食べるのを楽しみにしていたのだが、残念ながら売り切れになっていた。

トッテナムコートロード

まだ明るいし雨もやんだので、このまま宿に帰るのはもったいないと、地下鉄で遠回りしてトッテナムコートロードまで足を延ばした。主な目的は英国版のDVDを買い漁ることだ。しかし、いざトッテナムコートロードの駅を出ると、HMVもVirginも閉まっている。ショック。今日が日曜日だということを失念していた。イギリスでは日曜が定休日だったり早く閉まる店が多いという話を昨日していたのに…。まだ空は明るいが、時刻は7時をとっくに過ぎていた。

いおぴーがお腹すいたと言うので、マクドナルドに入った。これが今日の晩御飯だ。

帰りはバスでパディントンまで帰る。当然のように2階に乗ったが、最前列には先客がいて、いおぴーはちょっぴりご機嫌斜め。

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