鼻に玉

今日の予定は、shokoといおぴーはアトピーグループの花見で新宿御苑へ、とうちゃんは休日出勤だったのだが、駅で別れるつもりがいおぴーが「一緒に行こ」と言ってとうちゃんの手を握って離さないので、流されて一緒に新宿御苑まで行ってしまった。とても良い天気で、どちらかと言うととうちゃんは神宮球場へ行きたかったが、まあそれはいいとして。

広い御苑をお友達と一緒に駆け回ったりして遊んでいたいおぴー。その時事件は起こった。「ビー玉、鼻にはいっちゃった」いおぴー語で小さい球体はすべて「ビー玉」大きい球体はすべて「ボール」である。決してほんとにビー玉が鼻に入ったわけではない。その辺で拾った泥の付いた小さなプラスティックの玉(たぶんBB弾)を、鼻の穴に入れてしまったのだ。とろうとして指を突っ込むから玉はさらに奥へ。shokoが口で吸い出そうとしたが出る気配なし。覗いても見えないくらい奥に入ってしまっている。さあ困った。

実はとうちゃんも小さい頃、銀玉鉄砲の銀玉を鼻に入れてしまい、取れなくなって病院に連れて行かれたことがある。親戚衆にかなり後々までそのネタでからかわれた苦い記憶がよみがえる。shokoには「いおぴーのばかちん。imasaそっくり」と言われる始末。

さすがに、これはホメオパシーでポンと出てくると言うわけには行かない。とうちゃんが「すぐ病院へ行こう」というと、shokoは「今日は午前診療でもう間に合わないから、月曜日に藤多先生の所へ連れてくよ」と信じられないような暢気な事を言っている。とうちゃん耳を疑ったよ。後で聞いたら「この前、黒豆が一ヶ月鼻に入ってた人の話を聞いたので二日くらい大丈夫と思った」そうだ。でも、いおぴーが「痛い」と言うとshokoも動く気になり、じゃあ診療は終わっててもまだ先生いるかもしれないから一応行ってみようと、花見を抜けて急いで帰る。いおぴーはベビーカーでしおしおになって眠ってしまった。

藤多耳鼻科に着いたら、ちょうど片づけをしていて先生は帰ろうとするところだったが、お願いしたら診てもらえることになった。セーフ。診察室に入り、shokoに抱っこされて椅子に座るいおぴー。吸引器具で鼻を吸われ、初めはじっとおとなしくしていたが、ノズルをとっかえひっかえ何度も吸われて、泣き出した。あんまりノズルを何度も取り替えるものだから、もしかして先生の手にも負えないんじゃないかととうちゃんもちょっと不安になった頃、先生は最後にピンセットで小さな玉をいおぴーの鼻から取り出した。無事、終了。よかった。

いおぴーの鼻から出てきたその玉は、鼻水でピカピカに光ってました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました