とうちゃん、前回のプロジェクトが終わったら、絶対会社やめるぞー!と思っていたのだが、いざ終わってみると、半月の休暇の後も何となく出社してしまっている。今のところ仕事も暇だし、有休もたっぷり残っているので、とりあえずダラダラと消費してからでもいいか、などと漫然と考えている。
実は踏ん切りがつかないのにはもう一つ理由があって、今読んでいる「坂の上の雲」に、主人公の思想を示すこんな文章があった。
人は生計の道を講ずることにまず思案すべきである。一家を養い得てはじめて一郷と国家のためにつくす
自分の子供と世の中のために役に立たない仕事なぞ、やりたくない(2月1日の日記参照)というとうちゃんに対して、ちょっと待てよく考えろと戒めているかのようだ。別に国家のために尽くそうなんてこれっぽっちも思っちゃいないが、住みよい世の中をつくることに少しでも貢献したいという気持ちが、今はある。しかし、それも一家を養うことができてこそ、という訳だ。考えてみれば当たり前すぎる話ではあるが、とうちゃんにとっては思案のしどころ。今この文章に出会ったことも偶然ではなく、意味があるはず。
もうしばらくダラダラと悩もう。
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