あげだま

今日はshokoが車を修理に出しに一足先に出かけ、いおぴーを保育園に送るのはとうちゃんの役目となった。車、とうちゃんがしばらく乗らない間にあちこち疵だらけになっていて、このペースだと修理費だけで車検までにもう一台買えてしまいそうな勢いだ。

それはさておき、子育ても3歳をすぎるとなかなか理想どおりには行かず、朝いうことを聞かないいおぴーを食べ物で釣るのはもうすっかり定番となっているわけだが、今日も出がけに「お人形さんおんぶしていく」と言って紐に絡まっているいおぴーに対し、「お人形さん置いて、今すぐ靴はいたら、いいものあげる」と口から出まかせで釣るとうちゃん。いおぴーは例によってあっさり釣られ、人形を放り出してさっさと玄関に向かい、「何くれるの?早くちょうだい」と催促する。とうちゃんは、嘘ついた事を後悔しつつ、何かあげられるものは無いかと見回すと、夕べの味噌煮込みうどんに付いていた揚げ玉の小袋が目に付いた。「よし、じゃあこれをあげよう」と袋を破り、両手を差し出すいおぴーにぱらぱらと数粒与えた。内心、こんなんじゃ納得せんよな~と思って困ったとうちゃんだったが、予想に反していおぴーは「すごくおいしーね、これ!」と感激している。ほっ。

「これ何ていうの?」と訊くので、「あげだまだよ」と答える。「あげだまかあ、明日もまたちょうだいね」こんなんでよければ、あげるよ。とうちゃんの言うこと聞けばな。揚げ玉もあんまり食べたら体に悪そうだが、チョコせがまれるよりは数倍マシだ。

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