ものがたり

いおが本を作った。

全8ページ。すべてのページがクレヨンできれいに塗られている。表紙と裏表紙には絵が描かれているが、あとの6ページは文字だけ。いおの作った物語が書かれている。

とてもよくできているので手元に残しておきたいところだが、Aちゃんへのプレゼントだというので、コピーをとって文章を控えておくことにする。

いけのなかのさかな

さく いけだいお

あるところに、大きないけがありました。

そのいけのなかのいちばんふかいところに
大きな、大きなさかながいました。

そのさかなのなまえわゆーみといゆなまえでした。

ゆーみはいけのなかのおうさまだったのですが、
ゆーみはいけのなかでいちばんきらわれていました。

ゆーみはそのほかのれをたいそうおこっていました。

いつもごきげんななめです。

いつもゆーみはぷんすかおこっています。

そこでみんなは、ゆーみを、池のびょういん、につれていきました。

池のびょういんのせんせいは、こいのせんせいです。

こいはあなたはおこりすぎです。けれども、そんなことならかんたんです、
すぐになおします。

ということでゆーみのおこりむしはいなくなりました、
ゆーみはげんきいっぱいあそんでいます。

いまではげんきげんきげんき、です。

いまでわおおむかしのおはなしですね。

おしまい

せんせいがゆーみをなおしかた
まほうのみづ
うみのとくべつなみづ

コメント

  1. 久美ちゃん より:

    素晴しいです。
    いおちゃん、素晴しいお子さんに成長されましたね。
    何か胸が一杯になりました。

  2. shoko より:

    久美ちゃん、ご無沙汰です。
    コメントをありがとうございます。
    日常や教育が、そのまま芸術でもあること、美しさというものの力を見ることが多いこのごろです。
    そしていおぴーは、のびのび阿呆を育てております。

タイトルとURLをコピーしました