夕食時のなにげない会話中に、いおの口から突然明かされた事実。
それはいおが2歳か3歳のとき、shokoの持ち物をあさっていて、興味深いモノを発見。なにか美味しいお菓子に違いないと思い込んだいおは、キャップをあけて中の白いクリーム状の部分をべろべろ舐めたらしい。で、ウェッとなって、これは大人の食べ物なので子供が食べてもおいしくないのだと結論し、こっそり元に戻しておいたという。不味くてもなぜか食べ物と信じて疑わなかったようだ。それは今にして思えば、スティックのりだったらしい。
そんなことがあったなんて、とうちゃんもかあちゃんも今の今まで知らなかった。いおもすっかり忘れていて、唐突に思い出したという。小さい子供のやりそうなことだが、そんな記憶が突然よみがえってくるというのも、また面白い。
実は、とうちゃんも小さいころ、夜暗い台所でこっそりお菓子がないかと流しの下の戸棚をあさり、袋の中にアラレのような感触を得て、がりがり齧ったところ、それは炭だった、という経験がある。
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