潮干狩り

ジリアンに誘われ、海の公園へ潮干狩りに行くことになった。本当はいおは今日からおばあちゃんのところへ行く予定だったのだが、潮干狩りに魅かれ、一日延ばしてもらうことにした。もっとも、いおは潮干狩りというのがなんだかよくわかってなくて、「ちょっと怖いけど、行ってみたい」と言っている。猛獣狩りとかそういうのと混同してるかも。

最も潮が引くのが11時頃だというので、10時頃に着くように家を出る。横浜線から京急へ乗り換え、シーサイドライン「海の公園南口」で降りるとちょうど10時だった。乗り換えが多くていおは多少げんなりしていたが、海に着いたら元気を取り戻した。ジリアンは11時過ぎに来ることになっているので、一足先に潮干狩りをしていることにする。売店で熊手を売っていたので、小さいのを一つ買った。

潮はだいぶ引いていて、ずっと先まで砂浜になっている。連休初日ということもあってか、人が多く、合間を縫って掘れる場所を探す。砂地にしゃがんでちょっと掘るとざくざくアサリが出てくる。いおは生きて動いているアサリを間近で見るのは初めてで、しきりに「かわい~い」を連呼。家で飼いたいと言う。

しばらくすると小雨が降ってきて、ちょっと冷えてきたので一旦上がることにする。足を洗うための水道も大行列で、待っている間にジリアンから電話があり、同じ海の公園でもやや離れた場所に車を止めたのでそこまで来てほしいと言う。歩くと結構な距離なので電車で移動。二駅先の「八景島」で降りる。

駅前でジリアンとおち合い、3人で海に入る。こちらは砂浜ではなく岩場になっていて、膝くらいまで水があるところで、屈んで手探りでアサリを採る格好になり、やや難易度が高い。それでも、いおは結構巧みにアサリを見つけ、どんどんバケツに入れている。楽しくていつまでもやっていたい感じだが、潮も徐々に満ちてきて、お腹もすいてきたので、適当なところで切り上げる。

八景島シーサイドスパで昼食。その後、温泉に入る。さっぱりして外に出ると、さっきの雨はなんだったんだというくらい晴れ上がり、夏の陽気に。ばおばぶに行き、とうちゃんはアイスコーヒー、いおは丹沢サイダー、ジリアンはアイスチャイを注文すると、なぜ皆冷たいものを飲みたがるのかと不思議がられた。温泉上がりだからね。

とうちゃんはばおばぶのセッションルームでジリアンにロルフィングを受け、いおはその間、お店のお手伝い。よく働いたということで飲み物代をサービスしてもらった。

夕食を一緒に食べようと、ジリアンの家でボンゴレをご馳走になる。もちろん、さっき採ってきたアサリ。いおは「かわいそう~、でも美味しい~」と複雑な心境でお皿を平らげる。アサリもいおの力になれれば幸せなんだから、感謝していただけばいいのだよ。

すっかり遅くなってしまったが、大きめのタッパーに残ったアサリと海水を入れ、抱えて帰る。

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