歩きながら話す

今日はいおがおばあちゃんちに遊びにいくことになっているのだが、早起きして支度を整え、朝6時半にはもう出かけていいかと言う。

最近の我が家の決め事に「やりたいことをやる前にやるべきことをやる」というのがある。いおがこの週末にやるべきことは、部屋の片付け、ヴァイオリンの練習、図書館に本を返す。それを告げると、ヴァイオリンはおばあちゃんちでやることにして楽譜を持ち、本は駅に行く前に図書館へ寄って返却ポストに返すことにする。あとは部屋の片付けさえすれば出かけられるというので、大急ぎで片付けを始めるいお。目の前にニンジンがあるときは素早い。

やることを終えて出かけるいおに、とうちゃんも散歩がてら駅までついていくことにした。歩きながら学校の勉強の話などする。今は物理学の授業をやっていて光の実験のために教室を真っ暗にするので来週学校へ行くのがすごく楽しみだとか、図書館に寄って駅に行くにはどの道が近いかを考えるのにも地理学や幾何学の勉強が役に立っているとか、数学の「したがって……である」とかいうエラそうな言い方が嫌いとか。この頃いおから授業の話をあまり聞かなかったので(体育の話はよくするけど)、いろいろ聞けて楽しかった。家にいると話しかけてもうるさがられたりするが、歩きながらだと他にすることがないから素直によく話してくれる。ヴァイオリンのレッスンの行き帰りも歩きながら話をするが、その時はヴァイオリンの話が多くなる。

図書館に寄って本を返し、駅の改札で別れる。今日は十日市場から長津田で乗り換えというルートに初チャレンジ。ちょっと心配で行き方をしつこく確認したが、本人は余裕の表情でさっさと改札を入っていった。

午後2時、おばあちゃんから写メールが来た。上野動物園にいるらしい。

コメント

  1. マキオ より:

    僕のおばちゃんは青森に住んでて
    夏休みなったら遊びに行くことになっています

    実家の近くにある海がとてもきれいです

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