コンソメ

晩ごはん何にしようか?といおに尋ねたら、「昨日と同じかぼちゃの味噌汁」という。よほど美味かったらしい。

カボチャを使うのはいいが、全く同じのもなんだと思ったので、「味噌汁じゃなくてコンソメにしようか」と言うと、「コンソメ?いいよ。コンソメって何?」とよくわからない返事。「スープだよ」「どういうスープ?」「透き通ったスープだよ」「コンソメ入ってないの?」「スープがコンソメなんだよ」「コンソメって何?」と堂々巡り。あらためて訊かれると、コンソメとは…と答えにくい。コンソメってなんだ?

調べてみたら、「コンソメ」自体が料理のジャンル名らしい。

もともと「コンソメ」とは、仏語で「完成された」という意味で、中世から見られるようになった。基本的な作り方は、牛肉・鶏肉・魚などからとった出汁(ブイヨン)に脂肪の少ない肉や野菜を加えて煮立てる。こういった製法ではアクが出るが、そこに卵白をくわえてアクを吸着させ、さらにそれを漉した後、浮いた脂分を取り除くという徹底した調理方法がとられる。これらの手順は厳密に行われねばならず、見た目は単純だが非常に手の込んだスープである。

そんな凝ったものを作る気はさらさらなく、顆粒のスープストックがあったのでそれを使うつもりなのだが、安易にコンソメなどと言わないほうがよさそうだ。

出来上がったスープは味噌汁とはまた一味違って非常に美味しかった。いおもおかわりをしたがったが、今日はshokoが晩ごはんとっといてと言って出かけたので、shokoの分を残すために我慢。「おかあが早く帰ってくれば、ちょうだいって言えたのに」と残念そう。

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