「いおぴーさんねぇ、もうおっぱいのまないの。おかあさん、せなかトントンでねるの。マリアはねぇ、おでこ(なでながら)こうやってねるの。おっぱいのむのはあかちゃん。いおぴーさんはこどもだから、ごはんたべるの。ねっ、わかった?」
会社から帰ったとうちゃんに、いおぴーは力強く宣言した。とうちゃんビックリしてshokoに、自分から言い出したの?と聞いたら、どうやらそうではないらしい。「みんなおっぱいのんでたよ」という絵本を読んで、「リスさんもイルカさんも赤ちゃんの時はおっぱいを飲んでたけど、ご飯を食べるようになったらおっぱい飲まないのよ~」とshokoが話したところ、「いおぴーさんもおっぱい飲まない」と言い出したようだ。他人のすることは何でもしたがる今日この頃だから、「~さんが~してるよ」と言えば「いおぴーさんもする~」というのは目に見えている。多分に誘導が入っていると思うが、それでも自ら卒乳宣言とは頼もしい。お風呂から出た後も、「いおぴーさん、トントンでねるからね!」と何度も言うので、よほど決意は固いようだ。
いざ、ベッドへ。今日の絵本には当然のように「みんなおっぱいのんでたよ」を指名。とうちゃんも興味深く見守る。ところが、shokoが絵本を読んでいるといおぴー、「おっぱいのむ~」。え?「いおぴーさん、赤ちゃんじゃないからおっぱい飲まないんだよね?」「とうちゃんのトントンで寝よう」と言うと、開き直ったように「いおぴーさん、おっぱいのむの!トントンはおかあさん!おとうさんはお皿あらって!」。がびょーん。とんだとばっちりだ。
卒乳は水泡に帰し、苦笑しながらおっぱいをあげるshoko。何事もなかったように今夜も平然とおっぱいを飲むいおぴー。そして、ひとりさみしく台所で皿を洗うとうちゃん。
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