4月のカレンダーの絵が卵だったことからイースターの話になり、昨年はらっぱ園の仲間とイースターエッグハントをして楽しかったことを思い出したいおぴー。実は今年もいおぴーがタイに行っている間にやったのだと話すと、たいそう悔しがり、「いおもやりたかった。今やりたい!」と言うので、エッグハントごっこをすることになった。
卵の代わりに、ままごとに使う丸く削った木を10個、とうちゃんが部屋のあちこちに隠す。いおぴーはタイで買ってきた籠を持って、部屋中を探して回る。7個くらいはわりと簡単に見つかるところに隠し、残り3個はちょっとひねった隠し方をすると、いおぴーのやる気を削がず、達成感を味わわせてあげられる。いおぴーは夢中になって探し、10個目が見つかった時は、抱き合って喜んだ。
今度はいおぴーが隠す番となり、とうちゃんは隣の部屋で隠し終えるのを待つ。隣から「今から引き出しが開く音がするけど、一番上はいおの宝物が入ってる所だから、探さないでね」と断りを入れるいおぴー。隠し終わった合図があり、隣の部屋に入っていくと、「むずかしいよー」と嬉しそうに言ういおぴー。確かに、とうちゃん以上に難しいところに隠してあってなかなか見つけるのに苦労させられた。最後の一個がどうしても見つからず降参すると、いおぴーは満足げに「実はここでしたー」と、開けるなと言った一番上の引き出しから最後の一個を取り出す。ズルじゃん!
いおぴーにとっては相当に楽しい遊びのようで、何度も繰り返し遊んだ。しかし、4度目になるとさすがにとうちゃんも飽きてきて、隠し場所を考えるのもめんどくさい。そこで、いおぴーの脱ぎ散らかした靴下に5個ずつ詰め込んでやった。これが意外に見つからず、散々探してもひとつも見つからずにいらいらし始めた頃に、たまたま靴下をひょいとつまみあげた拍子に、中からゴロゴロと転がり出てきて、いおぴーは憮然。その表情のおかしさにとうちゃん大笑い。すると、いおぴーもつられて大笑い。あー、楽しかった。
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