ヴァイオリンの発表会。昨年はまだ習い始めてすぐだったのと、旅行の予定をすでに入れてしまっていたので、不参加だった。今回はじめての参加となり、3ヶ月ちかく発表曲を練習してきたのだが、親からその練習ぶりを見る限り、人前で演奏できるのかかなり心もとない。
いおは元々教室を選ぶ際に、「発表会に出たいから」という理由で、毎年夏休みに発表会をしている教室を選んだので、すごく楽しみにしているのはわかるのだが、どうもそれは綺麗な衣装を着てステージに立つというイメージだけで、練習の成果を披露するという意識は殆ど無い気がする。それでもさすがにここ数日は、このままではまずいと思い始めたのか、必死で練習をしていた。さて本番でちゃんと弾けるのだろうか。
いおは一番新しい生徒なので、出番も一番最初。学園の友達や先生も見守る中、さぞ緊張しているかと思ったが、客席から見る限りではそれほどガチガチになってる様子もない。意外と舞台度胸はあるのか。お辞儀をして、演奏を始める。5分以上ある曲だが、一応最後までつっかえることもなく、音程もめちゃめちゃはずれることもなく、無難に弾き終えることができた。学園でも月例祭などでよく「本番に強い」と言われるが、ここでも本番に強いところを見せたいお。いお自身も「うまくできた。クリスマス会の時みたいに足がガクガクするかと思ったけど、思ったより緊張しなかった」と言っていた。
後で先生からは、今までで一番上手だったが、もっと感情を込めて弾いてほしいと講評をいただいた。たしかに正しく弾けて当たり前という前提で聴くと、演奏自体はのっぺりと単調で、楽しく弾いている感じはまったくしなかったのだが、やはりそれではダメだということだ。いおにしてみればまず間違えないようにということで精一杯だったのだろう。もっと練習しないと!
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