模様替え

いおにやってほしいことがある時は、メモに箇条書きにしておいてテーブルに置いておく。パンダのイラストなど描いて吹き出しに「よろしくね」と書いておくと機嫌よくやってくれる。今日の依頼は

• ゴミを出してください
• せんたくものをたたんでおいてください
• 和室をかたづけてください

帰ったら、上の二つは済んでいて、自慢気に報告してくれた。そして和室の片付けについては、「いお、自分の部屋がほしい」と言い出した。以前も玄関前の和室はいおの部屋にしていたのだが、1年ほど前に模様替えして、いおのものは奥の和室に移したのだった。

自分の部屋は自分でいつもきれいに片付ける、自分の部屋でひとりで寝る、という約束で、模様替えを了承。いおがひとりで寝てくれれば、夜ゆっくり映画を観ることができるようになる。隣でいおが寝ているときはヘッドフォンを使わざるを得なかった。

さっそく荷物の移動にとりかかる。おもちゃや本が入っている棚を二つ動かすが、入りきらないものが周りに溢れている。これを機に小さい頃のおもちゃなど少し整理させよう。

夕食後も模様替えの作業を続けたが、いおは構想を練る時間ばかり長くて手が動かず、時間切れ。続きは明日となり、案の定今夜はガラクタの山に囲まれて寝るはめとなった。