仏教では煩悩を払い、悟りを得るための修行のひとつとして布施がある。布施とは財産を人に施すことだが、財力を持たない人でもできる布施がある。それを無財の七施という。
無財の七施のうちのひとつ、和顔施を最近心がけている。和顔施とは、やさしい顔をすること。やってみると、これだけで自分も他人も幸せな気持ちになれるのだからやらない手はない。お奨めである。
とはいえ、とうちゃんの顔は元々が厳しいつくりなので、やさしい顔をしてるつもりでも「怖い」とか「変」とか言われ、少々傷つく。無理やり顔を作ると、変すぎて大笑いされる。いおぴーなどは、和顔施とは面白い顔で笑わせることと思っているらしく「わがんせ!」の掛け声とともに、変な顔で笑わせてくれる。こっちが笑うまで変な顔を次々に繰り出してくる。笑わせたら勝ちと思っていて、完全ににらめっこと勘違いしている。
コメント
素晴しい!
素晴しいじゃないですか、imasaさん!
本当に大切だし、いい顔ってそういうことですものね。
いつも楽しく、拝見させて頂いています。
いおちゃん、とっても可愛いですね。
娘は1歳5ヶ月ですが、いおちゃんの様なねぇねぇになってくれるといいなぁ、と思っています。
木登りの様子や海での様子、文がとても上手なので、いつも想像しながら読んでいます。
ホメオパシーやフラワーエッセンスのお話もとても興味深いです。
和顔施と言う言葉に惹かれて初めてのコメントです。
和顔施は私が二十歳の時に母に贈られた言葉でした。
あなたはそう可愛くも綺麗でも(失礼!)ないけど、笑顔だけはいいから、それで人に施しをして行きなさいとの事でした。
以来、ずっと笑顔だけには自信を持って生きてきています。
不思議な話ですが、たまたま占い師に見てもらったところ、
あなたは笑っていれば全てが上手く行くよと言われ驚きました。
いおちゃんの笑顔も最高ですね!
みんなが和顔施出来たら、きっと戦争も起こらないのになぁ・・・。
知っている人から和顔施運動してみたいものです。
素晴らしいお母様ですね。
和顔施なんて言葉、たいていの人は一生出合わずに生きていくでしょうに。
>みんなが和顔施出来たら、きっと戦争も起こらないのになぁ・・・。
本当にそのとおりだと思います。
他人より自分が大事だと、相手に対してやさしい顔ってできないんですよね。
簡単なことだけど大きな真理だと感じます。