いおぴーがまた紙を綴じて豆本を作っている。表紙には「おひめさまづかん」と書いてある。中を開いてみると、”しらゆきひめ”とか”しんでれら”とか、知ってる限りのお姫様(やそれに準ずるヒロイン)の名前が書かれている。
しかし後半のページには、「日目」という字がただずらずらと並んでいる。
日目
日目
日目
日目
日目
日目
という感じで。はじめはそれが字とも思わず、何の模様かと思ったが、しばらくしてそれが、「ひめ」を習ったばかりの漢字で書いたものなのだと解かった。一瞬いおぴー壊れたかとちょっと怖かったが、彼女なりにいろいろ考えてるのだなあと思い、ほっとした。
コメント
うちの子も一年生の時に『みかづき』を『見火月』と書いてて、何だかとても素敵&詩的だなあと思った事があります。ちょうど夏になりかけの頃、火の精が月夜に現れる物
語を思い出したりしました。