乗馬ライセンス5級の試験。いおは自信と不安が入り交じっている様子。なにしろ合否のある試験なんて、生まれて初めてなのだ。実技はいつものレッスンと変わらないのでともかくとして、ペーパーテストというものは学校でもやったことがないから、ドキドキである。難易度としてはごく簡単な問題で、しかも60点以上で合格という、まず不合格になることはない試験なのだが、いおとしては出題内容については全然心配していないのだが、試験の受け方というか、形式的な部分で何か知らないことがあって、ヘマをするのではないかという心配をしているようだ。「公立の子はテストとかやったことあるから、先生はみんな知ってると思って説明しないことがあるかもしれないでしょ。そしたら、いおだけわかんないじゃん」なるほど、しかし杞憂だろうとその時は思った。
実技試験はレッスン中に行われる。見学していたが、普段のレッスンと全く変わりがない。普段やっていることができているかどうかを確認する程度のようだ。
レッスン後のミーティング時間に筆記試験。これは離れたところで待っていたので、様子はわからなかったがどうやら問題なく終わったようだ。試験後に先生に呼ばれ、次回以降クラスが上がった際の段取りについて説明を受けた。予約は上のコースを取るように言われたので合格は既定路線らしい。いちおう結果発表は月曜日とのこと。
帰り道でいおに感想を聞くと、「問題の意味が全然わからなくて、どうしていいかわからなかったから、一瞬パニックになったけど、ずーっと考えて、こうすればいいってわかったから、それからは簡単にできた」どういうことか判らなかったので詳しく聞くと、出題形式が選択式になっていて、いおに馴染みがなかったということらしい。いおは文章中に空欄があって、そこに適する言葉を書き込む式の問題を想定していたのだが、実際には、文章中に(1)、(2)のように、空欄に数字が入っていて、文章の下にア.〇〇、イ.〇〇のように幾つか選択肢が並んでいて、さらにその下に解答欄が1.、2.…と並んでいるという形式だったようだ。確かに、一般的にはごく普通だが、いおにとっては、こういう形式の問題にお目にかかるのは初めてだろうから、面食らうのも無理はなかろう。ある意味いおの事前の心配が的中したということだ。そういうこともあるのだなと、変なところで感心してしまった。いろいろあって面白い。
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