3歳児健診

いおぴーを3歳児健診に連れて行くために、とうちゃん会社を休んだ。

朝起きると、いおぴー開口一番「おしっこの検査してください」。昨日から「明日はおしっこの検査するから自分でお手洗いに行ってしないで、とうちゃんに言って」と言い聞かせていたので、ちゃんと言ってきた。よしよし、とうちゃんが検査するわけじゃないけどな、ちゃんとおしっこ採取してやるから任せとけ。しかし、いざ便座に座るととうちゃんがコップを差し出す暇も無くピューと出てしまい、1回目は失敗。座ると油断して出ちゃうので、次は立ったままで待機させ、とうちゃんがコップをあてがった後におもむろに致させる。なんか半分くらいとうちゃんの手にボジョボジョと引っかかってうひゃ~となったが、大半は上手くキャッチ。尿採取成功。

数日前から健診に行くよと言ってきたので、いおぴーも今日は気合が入っている。とうちゃんにしつこく質問した結果、3歳児健診とは、自分がお姉さんか、はたまた赤ちゃんかを、テストによって決定する事と理解したようだ。お姉さんであることは譲れない。たとえまだおっぱいを飲んでいようとも、断じて私は赤ちゃんではないのだ!といおぴーの目が静かに燃えている。

まずは問診。いくつかの質問にいおぴーは緊張のためか極端な小声でもそもそと答える。その後、アンケートを見てとうちゃんが質問されるが、こっちが何も心配事は無いと言ってるのに、まだ授乳している、予防接種してない、体が小さいなど、保健士さん的には心配事山積みのようである。保健士さんが「小さいですよね」と言った時は、いおぴー思わず「大きいよ!」とツッコミ。いいぞ、いおぴー。しかしいおぴー的には失敗だったらしく、終わった後、凹み気味。

続いて歯科検診。最近、あちこちでお菓子をもらっては食べるようになり、成り行き任せで食べさせているので歯はちょっと心配。1歳6ヶ月健診以来、歯のチェックはしていなかったが、虫歯も無く、歯の状態も良いと言われ一安心。保育園で毎日歯磨きしてるおかげだな。家ではサボりまくりなので。

歯をほめられ、ちょっとやる気を回復したいおぴー。次は身長体重測定だ。パンツ一枚になってと言われ、さっさと自分で服を脱いでいく。見ていた保健士さんに「立ったまま靴下脱げるの。すごいわねー」と言われて、動転したか、もう片方の靴下がなかなか上手く脱げない。そうこうしているうちに隣でお母さんに脱がせてもらっていた子が先に脱ぎ終え、測定を始めてしまった。またしても凹むいおぴーさん。

今度はお医者さんによる診察。いおぴー名誉挽回とばかり、名前、年齢と元気良く質問に答えていく。先生にしっかりしてるねとほめられ、自信を取り戻したいおぴー。机の上に動物と乗り物の絵本があるのを見て取り、早く問題出せと言わんばかりに意気込んでいる。先生が絵本を手に取り、「何だかわかるかな?」と言いながらページをめくり、指差したのは、よりにもよって水上バス。そんなもん、とうちゃんも分からんよ。いおぴー、よもやの出題に呆然。無言で立ち尽くす。完全にノックアウト。先生は「自分の名前言えるから大丈夫だね」。お終い。

何の問題も無く終えた3歳児健診。だが、「いおちゃん、わかんなかった…」と呟くいおぴーにとっては、お姉さんのプライドが少し揺らいだ日でした。

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