サンタからのプレゼント

今までいおぴーにクリスマスプレゼントなどあげたことはなかったし、サンタクロースがいるとかいないとか話したこともなかった。要するにクリスマスとは無縁の我が家。しかし今年は、お友達の話や自分なりに読めるようになった絵本などを通して、クリスマスやプレゼントという概念を人並みに身につけたいおぴーの期待を裏切らないよう、一応クリスマスプレゼントを用意した。絵本と自転車用のベルとライト。

朝一番に起きだしたいおぴーは、枕元にある包みに気づくと無造作に持って隣の部屋へ。メッセージが貼ってあった絵本の包みには気づかず、置き去りに。とうちゃんは寝坊して布団の中から気配をうかがっていたのだが、特に喜ぶ様子も見せない。しばらくしてshokoとの会話が聞こえてきたが、やはり自分へのプレゼントと気づいていないようで、「おとうが買ってきたんじゃない?おとうのだよ」と言ういおぴー。かあちゃんがさりげなくサンタのプレゼントかも、と誘導しようとするが、「ちがうよ。だっていお、まだ何もお願いしてないし、まだクリスマスイブじゃないもん」。がーん。今日クリスマスということに気づいてない。まあ無理もない、昨日はそれどころじゃなかったから。

包みの中身が自分の自転車用のベルとライトということが判ったいおぴーは、とうちゃんが起きていくと、「これ、おとうがいおに買ってくれたの?」と訊いてくる。「そう」とも「ちがう」とも言いたくないとうちゃんは「どこにあったの?」と逆にいおぴーに質問し、「いおの枕元にあった」と言うので、「じゃあ、あったところを調べてみよう」といおぴーを誘導する。プレゼントのあった場所を教えるために隣の部屋に移動したいおぴーは、枕元にあらためてもうひとつのプレゼントを発見。メッセージが付いているのに気づいたいおぴーは、いっしょうけんめいそれを読む。

いおちゃんへ
さんたさんからあずかったぷれぜんとを
ほっぺたちゃんにあずけたよ
おしいれこびと

ほっぺたちゃんというのはいおぴーがかわいがっている赤ちゃん人形。プレゼントの包みの上にほっぺたちゃんをちょこんと乗せておいたのだ。いおぴーは「ほんとにサンタさんからのプレゼントだった!」と興奮。そして「押入れ小人ってほんとにいるんだー」と驚きの表情。そんないおぴーを見てとうちゃんは、ああ、やっぱり子供は夢の中にいるときが一番輝いているんだなあ、とあらためて思った。

でも「サンタさんに着せ替え人形もお願いしたかったなあ」とちょっぴり欲張りないおぴー。

交通公園

今日はリュータロー君と遊ぶ約束をしていて、楽しみにしていたいおぴーだが、昨日があんな状態だったので夜のうちにメールでキャンセルを伝えていた。ところが、朝になったらサンタのプレゼント効果もあいまって、遊ぶといって聞かないので、朝、電話をしてやっぱり遊んでもらうことにした。

午後、交通公園で待ち合わせ、早速一緒に自転車に乗って遊ぶ。前回補助輪なしで乗れるようになったいおぴーは、自分で用紙に記入し、補助輪なしの自転車を借りてくる。shokoはいおぴーが補助輪なしで乗れるというのも話半分に聞いていて、今回初めて、本当に手助けなしで自転車に乗っているいおぴーを見て驚愕していた。

しばらく自転車で遊んだ後、リュータロー君の家におじゃまして遊ぶ。美味しいおイモをご馳走になった。いおぴーはさすがに普段のパワーはないものの、昨日ゲーゲー吐いて苦しんでいたとは思えない回復ぶり。約束どおり遊べてよかった。

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