「いおちゃん、トーマスランド行ったんだよ」。なに?トーマスランドて?いおぴーに尋ねるといおぴーは微に入り細を穿ってトーマスランドについて、どんな乗り物があるとか何を食べたとかとうとうと語る。要するに機関車トーマスのテーマパークらしいのだが、とうちゃんもかあちゃんも行った事もなければ、それが何処にあるかも知らない。ていうか、存在すら知らなかった。いつどうやって行ったんだ?いおぴー。なぜそんなに詳しく話せるんだ。謎。
保育園の連絡ノートを見たら「いおちゃんがトーマスランドに行ったお話をしてくれました」と書いてある。shokoはお迎えに行って「お休みにトーマスランドに行かれたんですか?」と聞かれたらしい。ということは保育園の先生が話して聞かせたのでもないようだ。じゃあ、お友達の誰かから行ったという話を聞いて、羨ましさのあまり、自分も行った気になっているのか。詳細の描写は口からでまかせ、想像の産物なのか。もしや前世の記憶?いや前世にトーマスランドはなかろう。
決して嘘をついているという意識はないようで、すっかり自分の妄想が現実となってしまっているようだ。その証拠に「いおちゃん、トーマスランドに行きたいの?」と訊いたら、「うーん、1回行ったからもういいや」という答えが返ってきた。まったくもって、ほら男爵のようである。
shokoは「imasaの遺伝子が」などと嘆いている。失敬な。
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