恐竜好きで、図書館に行くたびに恐竜の本を借りてくるいおぴー。昨夜も寝るときに借りてきた恐竜の本を読まされた。そんなに恐竜が好きならと「明日、恐竜見に行く?」と聞いたら、「えー、怖いからやだなー」と言っている。
そして今朝、いおぴーが「今日、何時に行くの」と言っているので、「どこへ?」と訊いたら、「恐竜見に行くんでしょ」と言う。怖いからやだと言いながら、実はすっかり行く気になっていたようだ。
そういうわけで「恐竜博2005」を見るために上野の国立科学博物館へ出かけた。昼ごろ着くと、すごい行列。最後尾に40分待ちの立て札が。並ぶのが嫌いなとうちゃんはもういやになって、「やめようか」といおぴーに言うが、いおぴーは「やだ。並んで見る」と言う。
しかたなく並んで40分待つことにする。いおぴーは入り口に近づくにつれて、「どきどきしてきた」とか「ほんとに生きてる恐竜はいないよね?」などと言っている。おもしろいやつだ。
ようやく1時近くに入場。入るとすぐに、大画面のディスプレイにイントロダクションの映像が流れている。その映像というのが、CGのティラノサウルスが実写の上野の街を歩いて、国立科学博物館にやって来るという凝ったもので、いおぴーはまず動いている恐竜の大きさに腰を抜かし(実際に床にへたり込んだ)、さらに今自分が入ってきた建物に恐竜が入ってくるのを見て、とうちゃんの足にしがみつき、悲鳴を上げた。周りのおばさんたちが笑っていた。おびえた声で「ここに来る?」と訊くので、とうちゃんが「今日は混んでるから入って来れないと思うよ」と言うと、いおぴーはようやく安心した様子で「あんなに大きいと思わなかったからびっくりしちゃった。大人よりちょっと大きいくらいと思ってた」と言ってちょっと恥ずかしそうに笑った。確かに、草原を歩いている映像では対比するものがなくて大きさは実感しにくいし、12メートルと数字でいっても子供には分かり難いから、現実の風景に合成して見せるのはうまいやり方だと思った。
展示は複製骨格が主で、いおぴーはこれは怖がることなく興味深げに見ていた。普段、本で親しみ名前を知っている恐竜たちを自分との対比で大きさを実感できるのはいおぴーにとってすごくよかったと思う。目を輝かせながら、これは誰々ちゃんくらい、とか、いおの赤ちゃん椅子ぐらいなどと自分なりの尺度でいちいち大きさを表現していた。
展示のテーマが恐竜から鳥への進化だったのだが、とても分かりやすく、いおぴーにも進化の過程がちゃんと理解できていたようだった。帰り道で鳩を見かけるたびに「あれ、むかしは恐竜だったんだよ」と言っていた。
コメント
いおぴーさん、恐竜が好きなんだ~。
実は、幸一郎も恐竜好きです。
知らない間に、学校から恐竜の本を借りてきて、一人で読んでます。
「恐竜図鑑買ってあげようか?」というと、遠慮して「いい…」と言っていました。
最近のお気に入りは「恐竜トリケラトプスとティラノサウルス」という、絵本。
何回も読み返している…。
幸一郎が、この恐竜博に行ったら喜ぶだろうなぁ…って思いました。
幸一郎君も恐竜好きですか。いおぴーと話が合いそうですね。
この恐竜博は7月16日から名古屋開催ですから、ぜひ浩一郎君を連れて行ってあげてください。