朝、そろってAクリニックへ行き、Shokoが昨日されたのと同じ説明をもう一度二人で聞く。
逆子での経膣分娩がいかに危険か、時間が長引くと酸欠で脳までやられるとか、万一破水した場合、頭で塞がっていないため羊水が出てしまい、手遅れになる可能性が高いなど、図まで使って説明されると、昨日の勢いは何処へやら、すっかり弱気になり、説得されかけている僕だった。
少し時間をもらい、別室でShokoと話す。Shokoもすっかり説得され、もはや帝王切開は止むを得ないで意見の一致を見た。しかしやはり、うさが自力で戻るという一縷の望みだけは捨てきれず、予定日の10日まで猶予をもらいたい、手術は11日でとお願いした(別に11月11日生まれに拘った訳ではないのだが)。
A先生には、逆子の手術が予定日より後なんて聞いたことがないと呆れられたが、それでも帝王切開の決断をしてくれて嬉しいと言ってもらった。ただし、手術までは安静にし、遠くへ出かけず、何かあったら即刻緊急手術をすると約束させられた。そして1日も早く手術する決心ができたらいつでも来いとも言われた。
さんざん足掻いたあげく、結局帝王切開することになり、どんよりとしている二人のところに、こっそり麻由美さんがやってきて、「明日、いいお産の日っていうイベントがあるんだけど、行かない?」と誘ってくれた。A先生には遠出をするなと釘をさされていたが、イベントには産科医や助産婦が大勢いるから、万一何かあっても大丈夫と明るく言われ、気分転換に行ってみることにした。
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